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編集者:立歌scata
編集内容:トド松がおそ松にぶつけたのは10話のチラシではなく同じデザインの雑誌

概要

『手紙』とは、アニメ『おそ松さん』第24話Bパートのサブタイトルである。

最終話『おそまつさんでした』の一つ手前のストーリーで、内容は最終話に繋がっている。

今回は六つ子それぞれがメインの話になっており、普段のギャグ的内容とは対照的に、非常にシリアスな内容となっている。

ストーリー(ネタバレ注意)

その日、チョロ松は一通の手紙を書いていた。

チョロ松は就職を決めた。

家族はそれぞれ祝いの品を持ち寄った。

十四松からは自身の名前を書いたバットトド松からはスキンケア用品セット、一松からはボロボロの猫のぬいぐるみ、からはAVからはローション。はたから見ればガラクタ同然だが、チョロ松には思い出の詰まった品々だ。

カラ松からは橋本にゃーのアイドルグッズ(と自分の顔がプリントされたブリーフ)を貰った。だが、彼女のファンを辞めたことは言い出せなかった。

松野家の面々は、チョロ松の就職祝いで盛り上がっていた。

ただ1人、機嫌の悪いおそ松は場の空気に一切乗らず、自分の発言をスルーしたトド松に声を荒げたり、ぶつかってきた十四松を怒鳴りつけて暴力を振るったりと、家族を凍り付かせる。見かねたカラ松はおそ松を殴り、外へ連れ出す。残りの兄弟はその光景を見守るだけで精一杯だった。

チョロ松は家を出た。

チョロ松は、見送りに来た家族1人1人に声をかけた。

最後に2階を名残惜しそうに見やり、チョロ松は車に乗り家を後にした。

その後トド松は、ただ1人部屋に籠って見送りに来なかったおそ松の元に向かい、手に持った雑誌を振りかざした。

トド松は家を出た。

働き口は決まっていないが、ボロアパート一人暮らしを始めることにした。

「僕たちはたぶん、一緒にいないほうがいいんだよ」

その顔には、大きなあざがついていた。

カラ松は家を出た。

就職先を見つける当分の間、チビ太に頼み込んで彼の部屋に居候することにした。

「このままじゃ俺たち六つ子は、いや、俺は駄目になる!変わりたいんだ!抜け出したいんだ!」

十四松は家を出た。

工場でのアルバイトが決まり、一人暮らしの部屋はデカパンが貸してくれるという。

かつては4個を6人でどうやって分けるか争っていた今川焼も、今は2個で余る。

一松は、いつも半分に分けて食べていた今川焼を半分だけ食べて半分残した。

「俺ももう家を出るから。これでいいんだよ、たぶん」

一松は家を出た。

屋根の上で1人、おそ松は空を眺めていた。

前の話であれだけ将来を焦っていたトト子が結局何もかもうまくいかず帰ってきて、今まで相手にもしなかったおそ松に、デートを申し込む。

しかし、おそ松の耳には何も届かない。

その日の夜は満月だった。それぞれの場所で月を望む6人。

見ている月は同じでも、みんなは違う道を歩き出す。ただ1人残して。

チョロ松はずっと出せずにいた手紙をポストに入れた。

おそ松の元に、手紙が届いた。

(最終話『おそまつさんでした』へつづく)

最終回予告

おそ松「ずっとこの生活が続くわけないってのは、どこかでわかってた。」

カラ松「己自身のために。」

チョロ松「前に進まないと。」

一松「向き合わなきゃ。」

十四松「一生懸命に。」

トド松「強くなるため。」

おそ松*「次回、最終回。おそまつさんでした

備考

  • この話(24話)は、シェーWAVE(公式ラジオ)にて「最終回への布石」といわれていた。
  • この回のおそ松は、醤油を取ってもらう場面とカラ松に殴られた場面と最後の手紙が届いた場面以外終始表情が映されておらず、冒頭のチョロ松の就職祝いのシーン以降は一言も喋っていない。また、兄弟たちは、家を出て以降誰一人パーカー松パーカー)を着ていない。
  • トド松がおそ松に向けて振りかざした雑誌は、第10話「イヤミチビ太のレンタル彼女」でおそ松がチョロ松を旅行に誘った時に見せた熱海のチラシが表紙になっている旅行雑誌。
  • 行き倒れそうになった一松を助ける通行人として、第11話「クリスマスおそ松さん」の「ブラックサンタ」で一松が執拗に絡んだカップルが再登場している(台詞はなし)。
  • 次回予告もシリアスな感じになっており、六つ子全員が次回予告を読んでいる。

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編集者:立歌scata
編集内容:トド松がおそ松にぶつけたのは10話のチラシではなく同じデザインの雑誌