- ハト目・ハト科に属する鳥を皆ひっくるめた名前。
- 泰野P作の初音ミクオリジナル曲。
1の概要
鳥綱ハト目ハト科に属する鳥類の総称。すべて植物食である。体に比べて頭が小さく、胸骨、胸筋が発達してずんぐりとしている。また、頭を下にしたまま水を吸い上げて飲む事ができるのが特徴。
ハトは素嚢の内壁から分泌される素嚢乳によって雛を育てる。素嚢乳は雄雌ともに分泌し、蛋白質と脂肪分の含有率が非常に高く、動物性の餌を与える必要がないため通年繁殖できる。ハトの事例が身近なため、素嚢乳はピジョン・ミルクとも呼ばれるが、同様のものはフラミンゴにも見られる。
ハトという名前は飛び立つときの羽音に由来する。
6,000年以上前から家禽として飼育され、各地の神話にも登場している。
特筆すべき帰巣本能の持ち主として知られ、カワラバトを品種改良した伝書鳩は、その性質を利用して遠距離通信に用いられる。通信機器が未発達だった時代には情報の伝達手段として伝書鳩は重要な存在だった。
都市部の公園などで見かけられるカワラバト(ドバト)は縄張り意識が強く警戒心が強い。気性が荒く、同種同士での殺し合いもある。
糞で建物などを汚し、病原菌やダニなどを拡散させるなど、ムクドリやスズメなどとともに糞害の原因となっている(「空飛ぶドブネズミ」とも揶揄される)。公園に群がるハトは不衛生な環境に生活しているため、食用としてはお勧め出来ない。
皆さん外でハトを見かけても絶対に餌を与えてはいけません。
ハトは食用としても知られ、アグネス・チャンが公園に群がるハトを見て「どうして誰もあれを捕まえて食べないのか」と発言した逸話は有名。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカなど、ハトを食用として飼育している地域は多い。
日本では入手が非常に難しいが、狩猟鳥(28種)にはハト科のキジバトも含まれている。
寛永年間に書かれた料理書『料理物語』には「鳩 ゆで鳥、丸焼き、せんば、こくしょう、酒」と料理法が記されている。
なお、ハトは常に地面をつついているが、これは地面の小石や砂を取り込んで、消化器官の一つである砂嚢に貯め込み、餌をすりつぶす為である。
小ネタ
- 平和の象徴とされるのは旧約聖書に由来する。ノアの箱舟(方舟)の話において、一羽のハトが箱舟にオリーブの枝を持って降り立ち、洪水の終焉を告げたという。聖書においてハトは神の使いとして登場することが多い。
- シュメール人による『ギルガメシュ叙事詩』にも、洪水後に探索のためハトを放したというエピソードが出てくる。
- 日本では、戦いの神を祀る八幡宮の使いがハトである。
- マジックで使われるのは小鳩(コバト)と呼ばれる改良品種で、一般的なハトより一回りほど小さい。一般的に想起される白いハトもこの小鳩であることが多い。
別名・表記ゆれ
関連イラスト
2の概要
驚異的な中毒性を生み出したハトポッポ音楽(笑)。
歌詞も曲も可愛らしいものだが、元ネタは聖書の『ノアの方舟』に登場するちゃんとしたハトだったりする。
ニコ動では本家が消えてしまった為、PVが大半をほこる。
本家動画
関連タグ
伝書鳩 キジバト アオバト カワラバト ドバト ポウター ドードー鳥