フリーズ・ロイミュード
ふりーずろいみゅーど
「無駄ですよ。聴いたところですぐに忘れるんですから…」
「私の名はフリーズ、全てを凍らせる!」
概要
コブラ型ロイミュード001の進化態。モチーフは恐らく雪の結晶。
変身する際は雪の結晶のエフェクトが発生する。
本編の12年前に自身の正体に気づいた警察官 泊英介が001の記憶操作能力に屈することなく彼を追い詰めた際、彼の姿を目の当たりにした001が感じた「強い屈辱の感情」により進化した。
第26話にて真影が初登場してしばらくの間は、理由こそ不明ながらも下級ロイミュードの姿を取り続けていたが、第31話にて遂にその姿を進ノ介と視聴者の前に曝け出した。
その目的は、かつて自身に屈辱という感情を与えた英介の1人息子である進ノ介を利用して更なる進化を遂げて超進化態へと至り、第2のグローバルフリーズを引き起こすことである。
能力
下級ロイミュード時と変わらず、氷の針を用いて人間の記憶を改竄する能力を持つ。ただし、一部の特異体質の人間にはその能力が通用しないという弱点などは進化態に至っても克服されていない。※記憶改竄能力の詳細は001の個別記事を参照。
戦闘時は主に冷凍エネルギー弾と強力な冷気等、「フリーズ」の名にちなんだ能力を用いる。この冷気の威力はエネルギーを操るシフトカー「マンターンF01」や第32話時点でのドライブの最強形態であるタイプフォーミュラさえも凍結させる程であり、また吹雪を引き起こすことで冷気を拡散し広範囲を攻撃する事も可能。
ただし、この攻撃にはチェイスの様な機械生命体やベルトさんのような人工知能には効果が充分に及ばない(第33話で対峙したチェイス曰く「ロイミュードである俺の心は凍らせることが出来ない」かららしい)と言う弱点があり、最終的にこれが後述のドライブの新形態に対抗出来ず敗北する遠因となった。
「その屈辱が、私を超進化させた。もはや私は無敵だ!全ての人間の記憶を止めてやる!!」
第32話で一度タイプフォーミュラに撃破され、「屈辱」の感情が極限まで高まったことにより覚醒した姿。通常状態と異なり全身が金色になっているのが特徴。
フリーズという名前で金色に進化ということで「ゴールデンフリーズロイミュード」と称されることも(東映公式サイト第34話特集ページでの公式表記は「フリーズロイミュードゴールド」で、テレビ朝日公式サイトのキャラ紹介文での表記は「フリーズロイミュード超進化態」)。
元から備わっている前述の能力に加えて、高エネルギーの破壊光線を放つことが可能となった(この際彼自身は空中に浮遊し、背中には氷の結晶のエフェクトが発生する)。
その威力は絶大であり、たった一撃でタイプフォーミュラに変身していた進ノ介を死に至らしめ、ベルトさんを機能停止に追い込んだ。
続く第33話でも超進化態としてその猛威を振るったが、復活した進ノ介とベルトさんが変身したタイプトライドロンに圧倒され敗北、コアも爆散し完全に消滅した。だが死ぬ間際、英介殉職の原因が自身では無い事を示唆している。
「父親の仇を討てたと信じて喜ぶお前は滑稽だ…これから知る事になる真実の闇にもだえ苦しむが良い…!」
再登場
本編第47話で特防ビルから落下した進ノ介が迷い込んだ森で、シーフ・ロイミュード、ソード・ロイミュードと共に超進化態が再登場した(声は無し)。しかし、進ノ介を逃がした仮面ライダーゴーストの通常フォームにあっさり3体とも敗れ、爆散した。
進ノ介には一瞬見られているが気付かれていないのか、死んだはずの彼がいることを疑問に思われる事は無かった。
恐らく、この森は死の危機にあった進ノ介が迷い込んだ夢のようなものなので、本当に復活した訳ではなく亡霊のような存在とも考えられるが…仮面ライダーゴースト本編で何か分かるかもしれない。