概要
漫画「ドラゴンボール」のエピソードの一つ。時代設定はエイジ753の5月7日からエイジ756の5月7日までの丸3年間。敵対勢力はピッコロ大魔王ら魔族。
ギャグテイストの強い牧歌的な冒険バトルものだったのを、シリアスバトルものに一気に路線転換した最初のシリーズ。
主人公の親友の突然の死に始まり、次々と主人公の関係者そして不可侵的存在だったはずの神龍までもが殺されていくという絶望的な展開、異形のボスキャラクターとその衝撃の正体、そしてその生まれ変わりの登場、主人公の急激な成長と電撃結婚などいろいろとイベントが目白押しの一編となっている。
アニメではこの「ピッコロ大魔王編」を一つの区切りとしており、次の「サイヤ人編」からは『ドラゴンボールZ』のタイトルで放送した。
あらすじ
レッドリボン軍との因縁に決着をつけ、2度目の天下一武闘会で惜しくも優勝を逃すも準優勝という好成績を残した悟空。
次の大会での優勝を誓いつつ、仲間たちと語らうひと時を楽しんでいた。
だが、事件は起きた。
悟空の忘れた如意棒を取りに選手控室に向かったクリリンが一向に帰ってこないのだ。
不安に駆られた悟空たちが控室に向かうと、そこには何者かの滅多打ちに遭い死亡したクリリンの姿があった。
近くで気絶していた実況アナウンサーから、謎の男がクリリンを斃しドラゴンボールを奪って逃げたことが語られる。
親友を殺された怒りと悲しみから、悟空はブルマからドラゴンレーダーを借り、亀仙人からの忠告を振り切って殺害犯の追跡を開始する。
一方、控室の片隅でウーロンが「魔」の文字の入った紋章の描かれた一枚のビラを拾う。
それを見た亀仙人は、若き日の忌々しき記憶を思い出し戦慄する。
そして亀仙人はおもむろに紋章の持ち主のことを語り始めた。
その者の名は「ピッコロ大魔王」。
かつて世界を震撼させ、恐怖のどん底に陥れた恐るべき魔族の王だという。
亀仙人が若き日に地上に襲来し、激戦の末に亀仙人と鶴仙人の師である武泰斗が、秘術「魔封波」を以て命がけで封印したはすだった。
封印されたはずの魔王の復活。
世界中で殺され続ける腕利きの武術家たち。
魔王によって集められるドラゴンボール。
全ての謎が結び付くとき、世界の命運を賭けた最大の決戦の火蓋が切られる。
果たして悟空たちは、魔王を倒して世界を救うことができるか――!?
新たな登場人物(順不同)
孫悟空の関係者
第23回天下一武道会
その他