概要
この作品の黎明期であり、冒険ファンタジーとしての色を最も前面に出した時代でもある。まだ路線変更前で作品の方向性が固まっていなかったこともあり、序盤は前作を思わせる下ネタやハチャメチャなギャグシーンがかなり多かった。
ピラフ一味登場までは、リスペクト元である『西遊記』との関連要素も多い。
その後は天下一武道会を挟みながら、ドラゴンボールをめぐる冒険・バトルがある、というパターンが形成された。
都から1000キロ離れたパオズ山に住む少年悟空がドラゴンボールを探しにきた少女ブルマとの出会いが全ての話がはじまる。
悟空とブルマは旅の中、ウーロン、ヤムチャ、プーアルなどと出会い、チチ(後の妻)とも出会う。
旅を終えた悟空は亀仙人のところへ修業しに行く、ほぼ同じ時期に入ったクリリンや2人して助けたランチともであう。悟空とクリリンは天下一武道会に向けて修業に励んだ。
あらすじ
ドラゴンボール探し編(悟空とブルマ編)
西の都から1000kmも離れた辺境のパオズ山。
ここに一人の少年が、武術の修業に明け暮れながら呑気に暮らしていた。
少年の名は「孫悟空」。
小さな体で岩をも砕くパワフルさを持っている。
そんな彼の前に謎の美少女のブルマが現れ、悟空の祖父(正確には育ての親。養父)である孫悟飯の形見の品を譲ってほしいと頼んできた。
悟空の養父が遺したそれは、七つすべてを揃えればどんな願いも叶う伝説の秘宝「ドラゴンボール」の一つ“四星球”だということが明かされる。
紆余曲折あって、ブルマに四星球を「貸す」ことにした悟空は、彼女の頼みで用心棒としてドラゴンボール集めの冒険へと出発することになった。
同じくドラゴンボールを探しているヤムチャやピラフ一味による妨害をかわしつつ、ブルマの作ったドラゴンボールを探す機械「ドラゴンレーダー」を片手に、ドキドキとワクワクとハラハラが詰まった摩訶不思議な冒険アドベンチャーの幕が上がる!!
亀仙流修業編
ピラフ一味の世界征服計画を辛くも食い止め、悟空は飛び去った四星球を探そうとする。
しかしドラゴンボールは一年の月日が経たないと元に戻らないことを知り、途方に暮れてしまう。
そこでふと、亀仙人との約束を思い出し、彼の下で修行して一年を過ごすことを思い立つ。
カメハウスに辿り着いた悟空は亀仙人にさっそく弟子入りを頼むが、時を同じくして一人の少年が亀仙人を訪ねてくる。
少年の名は「クリリン」。
クリリンとともに弟子となった悟空は、亀仙人の別荘で超重量の亀の甲羅を背負っての牛乳配達など、少しばかり奇抜な修行に耐えながら切磋琢磨し、ときに競い合い、ときに助け合いながら強さを磨いていった。
途中、くしゃみで人格の変わるデンジャラスビューティーのランチをお手伝いとして仲間に加えつつ、修行の日々は過ぎていく。
第21回 天下一武道会編
修業が開始しておよそ一年経ったある日、修行の最終段階として、亀仙人は悟空とクリリンを世界中の猛者たちが集まる武術大会「天下一武道会」へと出場させ、腕試しを命じる。
そこには個性的な選手が多く集まっており、クリリンの知り合いなども参加していた。
一方その頃亀仙人自身も密かにジャッキー・チュンという名前で出場し、ヤムチャなどの懐かしい仲間も試合に参加していた。
果たして二人は、どこまで勝ち進めるか――!?
レッドリボン軍編
大会後、四星球探しを再開した悟空はドラゴンレーダーの反応で荒野へ到着した。
そこに手下を連れてサルの群れが棲む森に火を放つシルバー大佐という男が登場し、悟空とドラゴンボールをめぐる争いに発展する。
彼はレッドリボン軍(RR軍)と呼ばれる組織の幹部で、それは悪の軍隊として知られる存在だった。
世界征服のためにドラゴンボールを欲するRR軍との戦いで、悟空の冒険は新たな局面を迎える。
迫るRR軍、殺し屋桃白白、謎の聖地カリン――
悟空はどこまで突き進めるか!?
のちに大きな脅威となったRR軍との因縁はここから始まった!!
占いババ編
ブラック補佐を倒しレッドリボン軍を壊滅させた悟空は、最後のドラゴンボール(一星球)のありかを探すために謎の占い師占いババのところに向かう。
占いババが言うには、占ってもらうためには大金を払うか占いババの仕向ける5人の刺客に勝つ必要があるとのこと。
クリリン、ヤムチャらと共に迫りくる刺客を次々と倒していき、遂に最後の刺客と対峙する。
最後の刺客を倒した後に正体が判明する。その正体はなんと悟空の育ての親、孫悟飯だった。
育ての親との感動の再会で泣く孫悟空。そして最後のドラゴンボールの場所が判明し大至急その場所へ向かった。
最後のドラゴンボールはなんとピラフ一味が所持していた。
果たして孫悟空はピラフ一味からボールを奪えるか!?
新しい登場人物
それぞれの編のリンク先を参照。
第21回天下一武道会の出場選手については、亀仙流修業編を参照。
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物語の流れ
※各編のタイトルは「ドラゴンボール集英社公式サイト」の表記に従う。