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アンドロメダ(宇宙戦艦ヤマト)の編集履歴

2017-01-25 10:44:55 バージョン

アンドロメダ(宇宙戦艦ヤマト)

あんどろめだ

『さらば宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2』に登場した地球防衛軍の総旗艦。ヤマトを凌ぐとされる能力を有する最新鋭艦である。『復活篇・DC版』には第12番艦『アンドロメダA12』が登場。『2202』でもリメイクされて登場し、今作は同型艦が5隻建造された。

概要

アニメ版

アンドロメダ

 劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト』およびTV版『宇宙戦艦ヤマト2』に登場した、地球防衛軍の最新鋭戦艦。ガミラス帝国との戦争後に建造されたもので、西暦2201年に就役した。主力戦艦をベースとした艦体のスタイルに、艦隊旗艦としての機能を加え込んだ高性能な戦艦であり、艦首の連装拡散波動砲や三連装ショックカノン砲塔4基を主兵装とした重武装艦。

 ただし人員削減の対策と思われるが、乗組員100名にも満たない95名しかいないという、かなり省力化を目指した大型戦艦である。この所以は防衛軍首脳部の科学力または機械力の盲目的な信仰にあったとされている。これを真田志郎が批判しているが、地球総人口の大量激減を考えると、寧ろ省力化という方法を取らざるを得ない状況だったとも考えられる。

 ガトランティス帝国との戦争に投入され、艦隊旗艦として活躍。苦戦する事もあったが、見事にガトランティス艦隊を撃退している。しかし、白色彗星に対する拡散波動砲の攻撃が効かず、そのまま呑み込まれて轟沈すると言う短い生涯であった。TV版では姿を現した彗星都市の大型ミサイル攻撃によって戦闘不能に陥り、そのまま特攻する形で轟沈。

 同型艦がいくつか建造中だったが、戦争に間に合わずに破壊されてしまった模様。


ゲーム版

戦略指揮戦艦アンドロメダ級

 アニメの続編にはしばし登場せず、PS2版では2番艦『ネメシス』が収束波動砲を搭載して登場する。ゲーム化を踏まえてリデザインされているが、外見はほぼ変わらない。所々にディテールアップを施されている他に、分かりにくいかもしれないが、主砲塔の形状や、艦橋周りのデザインが異なっているのが確認できる。

 PS2版『宇宙戦艦ヤマト~二重銀河の崩壊~』では、同系艦『ネメシス』が登場しており、拡散波動砲ではなく敢えて収束波動砲を搭載しているのが特徴である。また同シリーズ3部作では、発展改良型とされる『春藍』が登場。こちらは拡散波動砲3門四連装ショックカノン砲塔5基と、ヤマトとアンドロメダを遥かに上回る性能を有している。


復活篇

スーパーアンドロメダ

 劇場版『宇宙戦艦ヤマト復活編』では、アンドロメダを継承した『スーパーアンドロメダ』が登場。形状はアンドロメダを継承しつつも、艦橋周りはだいぶ変化しているため、艦首の形状や艦底部のタンク上パーツ(格納庫)等でアンドロメダの継承であると判断するしかない。

 拡散波動砲2門、三連装ショックカノン砲塔3基、と主兵装が減っている他、艦橋砲といった固定武装も装備されていない。ただし、ドレッドノート級主力戦艦と同じように、艦載機対策のために増設された対空火器が多く追加されているため、対空防御能力ははるかに向上していると思われる。

 『復活編DC版』では同型艦の第12番艦の『アンドロメダA12』が終盤に登場した。ただし、武装の耐用年数が超えてしまい、艦橋砲を砲塔にしたような武装を備えている。また波動砲射出口は蓋がされていた。


宇宙戦艦ヤマト2202

 そしてリメイクアニメ『宇宙戦艦ヤマト2202』で再登場を果たす。復興後3年間の間に建造されたが、その短期間での建造にしては完成度が高い。そのため、公にはできない様な秘密(不明な点が多いとのこと)を保持している形で建造されたとされる。

 そして2199の国連から地球連邦に態勢を様変わりさせた後、政府が波動砲艦隊構想を提唱し、それを具現化したのかアンドロメダ級戦艦である。つまりアンドロメダ級がヤマト以降で初の波動砲装備艦艇であり、当艦艇が就役する以前の艦艇は波動砲未装備と考えるのが妥当だと思われる(イスカンダルとの条約もネックになっていたことから尚更ではある)。

デザイン

 ディテールアップして登場する。デザインはほぼオリジナルを踏襲し、担当したのは玉盛順一郎氏である。言うなればゲーム版デザインに準拠している。主砲の砲身基部の位置、艦底部のVLSと乏しきハッチ等は、PS版並びにPS2版で掻き起されたデザインに共通していると言えよう。また新装備が追加されたようであるが、詳しい事は続報待ちである。

 因みに全長の設定は、現段階では未知数であるものの、公式HPに掲載されたアンドロメダとヤマトのニアミスする場面を描いたイラストがあるが、それを見る限りアンドロメダはヤマトの1.5倍~2倍の大きさを誇る雰囲気である。恐らく全長400~500mの間と思われる。

同型艦

 また今作はアンドロメダが5隻も建造されている。予告動画のみであるが、戦闘中域にて活動中と思われる1隻、並びに4隻同時の観艦式らしき様子から、合計5隻だと思われる。そればかりか単純な同系艦ではなくバリエーション化されている。

 観艦式らしき場面に並ぶ4隻のアンドロメダ級のうちで中央側の2隻は、オードソックスなタイプ(やや青みがかった塗装をしている)だが、残る外側の2隻はやけに艦橋部が肥大化していることから、違った思想の元に建造された模様(復活篇に登場した、波動実験艦ムサシの艦橋構造に近い)。未確認ながら空母型との情報もあるようだが、正式公開されるまで未確定であることを留意すべきである。


スペック

オリジナル版

アンドロメダ

  • 全長、275m(280m)
  • 全幅、66.2m(66m)
  • 全高、不明
  • 基準排水量、98000t(100000t)
  • 乗員、95名
  • 機関、波動エンジン×1基、補助エンジン×4基
  • 兵装

・艦首拡散波動砲×2門(ゲーム版『ネメシス』は収束波動砲2門)

・50.8㎝三連装衝撃砲×4基(または50㎝)

・五連装(七連装)大型艦橋砲×1基(または艦橋ミサイル砲×5門)

・三連装対空パルスレーザー砲×2基

・二連装対空パルスレーザー砲×2基

・艦首ミサイル発射管×4門

・対空ミサイル砲×8門(または固定式四連装舷側砲×2基)

・連装舷側砲×4基

・対潜宙艦ソナー

  • 艦載機、機数不明

コスモタイガーⅡ

  • 艦名、「アンドロメダ」「ネメシス」「A12」

― 艦長、土方竜(TV版)


性能

 宇宙戦艦ヤマトを凌ぐとされており、地球防衛軍首脳部の多くもアンドロメダを最強の戦艦として認識していた模様。この戦艦の特徴は省力化に伴う全自動化システムにあり、人間はただ計器を眺めているだけであると言われている。ゲーム版では、後に2番艦ネメシスが就役した。

 攻撃性能において、拡散波動砲(または収束波動砲)2門に、ショックカノン12門、その他艦橋砲といった武装もあって、その攻撃力はヤマトを凌ぐと言っても過言ではない。攻撃時は、戦術コンピューターが判断して攻撃する。レーダーで捉えた標的を直ぐにコンピューターが各砲塔へと伝達し、自動的に砲撃するのである(発射命令自体は人間がする。でないとヤマト追撃時の説明がつかない)。

 防御性能において、通常の戦艦と比べれば固いと考えられる。しかし、最新鋭と言われながらも彗星都市のミサイル4発の攻撃で戦闘不能に陥っているため、防御性能には疑問の残るところではある。ただしこれは評価の難しいところであり、アンドロメダは艦橋を中心にミサイルの攻撃を受けている。つまり、艦体そのものではなく頭を潰された為に、戦闘不能に陥ったと考えられるからだ。が、省力化によってダメージコントロールも低下しているとも考えられ、ヤマト程のタフネスさはないものと推測される。

 航行性能において、難点はない。ただし、ヤマト追撃のおり、小惑星帯の中を思うように進むことができずに取り逃がしている経験がある。航行システムなどのコンピューターが安全面を考えてしまい、島大介のアクロバティックな操艦を選ばなかった可能性もある。もっとも、クルー一同がまだ若手であるという可能性も考慮すると、甲乙の判断は付けがたい。それに小惑星帯を先に出て、ヤマトの進路先に先回りするといった加速性能があるので、決して劣るとは言い難いのである。


経歴

さらば宇宙戦艦ヤマト

 式典にて、民衆に見守られながらも就役を果たした。地球市民の関心は高かったようで、アンドロメダの飛行を目の当たりにした子供たちも興奮やまぬ様子だった。式典からそのまま宇宙へ飛び立ち、テスト航海へと出て行った。

 その後、ガトランティス帝国の艦隊を迎撃するために出陣する。各国の艦隊を糾合して連合艦隊とし、その旗艦としてアンドロメダが陣頭に立った。活躍も見事なもので、ガトランティスの艦載機部隊を対空砲火のみで全機迎撃してしまい、潜宙艦による奇襲も体制を整えて反撃して壊滅に追いやってしまった。極めつけは、ガトランティス艦隊への拡散波動砲による先制攻撃で、アンドロメダ1隻で壊滅に追いやってしまったのである。

 しかし白色彗星への攻撃で、両者の態勢は入れ替わった。拡散波動砲が通用せず、回避行動に遅れてしまったが為に飲み込まれてしまったのだ。アンドロメダも例外なく吸い込まれ、バラバラになってしまうなど、極めて短い間に生涯を終えたのである。


宇宙戦艦ヤマト2

 外周任務から戻ってきたヤマトと、地球軌道付近でニアミスするところから登場。艦長は土方竜提督で、教え子の古代進が進路を譲らないことから一触即発の事態になった。ただし、この時は古代の方が、ガトランティスの攻撃を受けてヤマトが損傷したこと等を報告していれば、アンドロメダが素直にコースを変更していたであろうことが伺える。

 その後、ヤマトが脱走したとの報告を受けて、追撃のために急きょ駆け付けた。小惑星帯でカーチェイスならぬシップチェイスを繰り広げるも、練度に勝るヤマトと島の操艦に逃げられてしまった。だが小惑星帯を先に出て先回りし、ヤマトを阻止しようと砲門を向けた。だが意志の固い古代たちを見逃すことを決め、土方は敢えて発見できなかったと嘘の報告を上層部にしている。

 ガトランティスの存在が明らかになった後、土方による独断命令によって艦隊は集結。土星を拠点として迎撃態勢に入った。土方の作戦で、ヤマト率いる空母部隊がガトランティス空母機動部隊を壊滅させ、残るは本隊との決戦となる。

 アンドロメダは総旗艦として陣頭に立って挑んだものの、いざ決戦が始まると地球艦隊は不利に陥った。まず側面攻撃を仕掛けたはずのヒぺリオン艦隊が返り討ちにあって壊滅。そして拡散波動砲の発射よりも先に火炎直撃砲の攻撃に晒されてしまい、大きく後退を余儀なくされてしまったからだ。土方は、土星の輪まで一気に後退して誘い込む様に艦隊を動かした。

 下手をすればアンドロメダも餌食になりかねなかったが、地球艦隊がカッシーニの隙間に出たところで、ガトランティス艦隊は再び火炎直撃砲を発射するも、乱気流の影響で艦列を大きく崩してしまった(PS2版では水蒸気爆発)。その直後に素早い反転行動を行い、整然として反撃を開始。

 バルゼー提督の旗艦『メダルーザ』を残して、ガトランティス艦隊を悉く撃ち減らし撃滅してしまったのである。単艦による突撃を刊行してくるメダルーザに、アンドロメダ率いる艦隊がとどめの砲撃を開始、滅多撃ちにして轟沈させた。

 この後、白色彗星本体との戦いに突入。拡散波動砲でガスを取り払えたのが限度だった模様で、その後は決死の砲撃戦を展開するものの一歩及ばず。都市周辺を纏うガス帯に阻まれてしまった挙句、ミサイル攻撃によって壊滅。アンドロメダも艦体に2発、艦橋基に1発食らい、トドメのダメ押しと言わんばかりに艦橋に直撃。これが致命的な一撃となって戦闘不能になり、土方を乗せたまま彗星都市に衝突、轟沈してしまった。


ネメシス

 PS2版3部作の最終作『宇宙戦艦ヤマト~二重銀河の崩壊~』で援軍ユニットとして最初から参戦している。これはガトランティス帝国の後の話、つまり暗黒星団帝国との戦争時に建造された戦艦である模様。

 スペックは概ね同等であるが、唯一違うのは波動砲が収束型になっている点である。これは推測であるが、今後も白色彗星のような物体を相手にしたとき、あえて貫通力を持たせる為に収束型を搭載したのではと考えられる。

 二重銀河でヤマト率いる艦隊に参加し、幾多の戦闘を潜り抜けて無事に地球に帰還したと思われる。


PS2版

指揮戦略戦艦アンドロメダ改級「春藍」

改アンドロメダ級戦艦 春藍

春藍を参照


宇宙戦艦ヤマト復活篇

スーパーアンドロメダ級戦艦

SUS要塞沖海戦

  • 全長、不明
  • 全幅、不明
  • 全高、不明
  • 機関、波動エンジン×1基
  • 武装
    • 拡散波動砲×2門
    • 三連装ショックカノン砲塔×3基
    • 八連装対空ミサイルポッド×1基
    • 二連装副砲×2基(艦橋左右)
    • 格納式対空連装パルスレーザー機銃×24機
  • 搭載機

性能

 アンドロメダの流れを組んだ後継型の戦艦。艦橋は塔状となっている他、オリジナルよりも武装は減っているが、対空武装等の強化でバランスを図っている模様。なお建造数がかなり多い。

 攻撃性能において、オリジナルよりも主砲数が3門少ないが、波動砲2門は健在。また艦載機も多く積んでいるために軽空母としての機能も有している(劇中で発進してはいないが)。威力は昔ながらのもので、エトス星戦艦を一撃で撃破している。

 防御性能において、脆くは無いと思われるが詳しい事は不明。エトス艦隊との戦闘で爆沈こそしないものの煙に巻かれて離脱する艦もいた。

航行性能において、明確な描写は無い。


経歴

 本級は地球連邦が投入した9個艦隊全てに配備されてるようで、各移民船団護衛の為に同行していた。しかし第1次移民船団に同行した艦隊200数隻は、SUSの待ち伏せ攻撃にあって壊滅。多数の撃沈艦を出してしまった。

 中には森雪が乗ったスーパーアンドロメダもあったが、多大な損害を追って止む無く離脱。その後、何故か無人でアマールまで航行していったと言う。第2次移民船団でも、連合国で構成された艦隊の待ち伏せにあって、大半が撃沈されてしまった模様。

 第3次移民船団では、第7〜9艦隊を構成していた。こちらは古代進が敵奇襲の可能性を考慮していた故に、多数で襲い掛かる連合艦隊を相手に奮闘した。さらに旗艦ヤマトの存在があってか、その戦意は高く、エトス星艦隊司令長官ゴルイ提督もその士気の高さに気づいていた。アマールに到着した頃には、艦隊は160数隻と数を減らしてはいたが、倍近いと推定される連合艦隊に半包囲されかけながらも、奮戦し見事に戦線を支えきったことは、賞賛されるべきであろう。

 最終決戦であるウエスト星系では、SUS要塞に肉薄せんとして突撃戦を仕掛ける。しかしSUS司令官バルスマンとメッツラーの冷酷な判断によって、連合国艦隊と地球・アマール艦隊諸共、要塞主砲ハイパーニュートロンビーム砲の乱射によって大打撃を被るに至った。回避に遅れた大多数の戦艦が巻き込まれてしまった模様(何故回避行動を取れなかったという突っ込みもあるが)。


余談

 アンドロメダは戦闘艦としては短命な戦艦として知られるが、デザイン的にも非常に印象的なものから視聴者やファンの間では人気の高い戦艦である。しかし、そんなアンドロメダにもちょっとした欠陥構造が存在する。

 艦尾の4つ補助エンジンに付いている各フィン状のパーツが、第3砲塔の射角に入ってしまうというものである(これは、ヤマトにも言える事であるが)。この影響で、平航戦時の4基12門の一斉射撃が不可能となってしまうのである。ヤマト追撃戦の時に、見事にそれが露呈している。


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト復活篇 宇宙戦艦 春藍 スーパーアンドロメダ級戦艦

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