概要
組織が「帝都高速度交通営団(営団地下鉄)」から「東京地下鉄(東京メトロ)」へ移行してからはじめての新形式車。副都心線の開業に伴う運用増加分、有楽町線の7000系の「副都心線対応工事」の対象外となった編成の置き換え用、07系の東西線転属による車両補充用として、2006年~09年度までに10両編成36本が製造された。製造当初から副都心線のワンマン運転・ATOに対応。
「ホワイト」・副都心線のラインカラー「ブラウン」・有楽町線のラインカラー「ゴールド」の3色を纏う。1次車4編成については前面に細く「ゴールド」の帯を入れていたが、第5編成以降は「ゴールド」の帯を省略。車内は従来にはない斬新なデザインとするため、アルミ合金の金属地肌を活かしたものかつ暖色系のものを使用している。
アルミ合金ダブルスキン構造車体を採用し、その未来的なデザインは2007年にグッドデザイン賞を受賞している。
また、副都心線には8両編成による運用もあり、基本的に7000系(他社の車両に関しては、東急5050系、横浜高速鉄道Y500系も使われる)を使用することになっているが、8両編成が不足した場合は第1~5編成から中間車2両をとって8両編成で運用することにしている。東急東横線方面への相互直通運転開始前の習熟運転のため、第4編成が8両を組んで貸し出されたこともある。
運用区間
有楽町線・副都心線の10両編成運用は一体となっているうえ、相互直通運転の区間もあるため、運用区間はかなり広くなっている。以下の区間は定期列車の場合。
なお副都心線開業前は東京メトロ有楽町線・東武東上線・西武線で運用されていた。