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東京メトロ10000系の編集履歴

2023-11-23 05:44:17 バージョン

東京メトロ10000系

とうきょうめとろいちまんけい

東京メトロが保有する通勤形電車。

車両データ

運用会社東京地下鉄(東京メトロ)
運用開始2006年9月1日
製造数10両編成36本計360両
導入先有楽町線副都心線(2008年6月14日〜)

概要

組織が「帝都高速度交通営団(営団地下鉄)」から「東京地下鉄(東京メトロ)」へ移行してからはじめての新形式車。副都心線の開業に伴う運用増加分、有楽町線7000系の「副都心線対応工事」の対象外となった編成の置き換え用、07系東西線転属による車両補充用として、2006年〜09年度までに10両編成36本が製造された。製造当初から副都心線のワンマン運転ATOに対応。


構造

東西線向けの05系13次車をベースに、アルミ合金製ダブルスキン構体を採用し、「ホワイト」・副都心線のラインカラー「ブラウン」・有楽町線のラインカラー「ゴールド」の3色を纏う。1次車4編成については前面に細く「ゴールド」の帯を入れていたが、第5編成以降は「ゴールド」の帯を省略。車内は従来にはない斬新なデザインとするため、アルミ合金の金属地肌を活かし、天井や枕木方向に配置された冷房ダクトにはシルバーやホワイト系のカラーを配置し、床敷物や座席モケットには暖色系のオレンジ、妻面に木目調の化粧板を用いることで金属の質感が与える冷たい印象を緩和している。その未来的なデザインは2007年にグッドデザイン賞を受賞している。


従来の旅客案内装置として使用されてきたLED式文字案内装置に代わり、東京メトロでは初(他社乗り入れ車、営団地下鉄時代を含め)の液晶式案内装置(LCD)を初めて採用した。各乗降ドア上部に2台ずつ搭載し、右側の画面では次駅案内の他に乗り換え案内、所要時間、運行情報などを案内する。左側の画面は「Tokyo Metro Vision」と称し、一般企業の広告用の動画が放映されている。


走行機器には制御装置にIGBT素子を使用した三菱製2レベルVVVFインバータと、165kW出力の主電動機を採用し、1C4M1群/2群制御方式としている。

日比谷線脱線事故の教訓を踏まえ、本系列よりボルスタアンカー付台車へと回帰しており、住友金属製FS777が採用されている。


有楽町線・副都心線で使用するATO装置のほか、ワンマン運転に必要なITVモニタ装置などの設備を備え、CS-ATC装置や乗り入れ先の東武T-DATC装置、西武ATS装置、東急・横浜高速ATC-P装置などの各種保安装置を備える。


また、1次車である第1編成から2次車の第5編成までは、中間車2両(10400形(Tc1)、10500形(Mc1))を抜くことで、8両での組成を可能としている。副都心線は8両編成の運用も組まれているため、東京メトロ車で車両が不足した際は、8両編成で運用している姿が稀に見られる。東急東横線方面への相互直通運転開始前の習熟運転のため、第4編成が8両を組んで貸し出されたこともあった。


東武・西武・メトロ・東急・横浜高速の5社直通系統では車両数は最大を誇り、5直の主力車両として活躍している。


運用区間

17000系(0番台)と共通運用。

有楽町線・副都心線の10両編成運用は一体となっているうえ、相互直通運転の区間もあるため、運用区間はかなり広くなっている。以下の区間は定期列車の場合。

なお副都心線開業前は東京メトロ有楽町線/有楽町新線・東武東上線・西武池袋線で運用されていた。


副都心線が2023年より直通を開始した相鉄線には対応しておらず、メトロ車の新横浜行きも設定されていないため、日吉駅から先東急新横浜線と相鉄線へは入線しない。

東急新横浜線開業から一貫して本系列による営業運転の実績は無いものの、新横浜までの区間は代走による入線が想定されているため、路線開業前に試運転が実施されていた。


関連項目

東京メトロ東京地下鉄

東京メトロ有楽町線 副都心線 Fライナー

東京メトロ7000系 07系 17000系

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