「強くなって帰ってきた新人(ルーキー)に、上位の厳しさをもう一度味わってもらおう」
プロフィール
概要
B級ランク戦ROUND6「王子隊vs生駒隊vs三雲隊」戦で初登場する。
人物像・活躍
ルックス・言動ともに「王子」という名前に恥じない爽やかなイケメンであり、常に笑みを浮かべているその姿からは精神的な余裕が感じられる。
頭の回転が速く、チェスが好きなこともあってか盤面を読む力や相手の思考を読むことにも長けた切れ者。ゾエさん曰く「しっかり考えて動くタイプ」。
独特な感性の持ち主で、同い年や年下の隊員に妙なあだ名をつける癖があり(流石に年上の隊員にはつけていない模様)、作戦会議では作戦室のモニターにオペレーターの橘高羽矢にデザインしてもらったアイコンが表示される。
例えば三雲隊の場合は三雲修は眼鏡だけ、空閑遊真はポンデライオン似、雨取千佳は梅雨ちゃんのようなカエル顔。(因みにこれについては作者の葦原大介氏は『僕のヒーローアカデミア』作者の堀越耕平氏の許可を取っていなかったらしく、18巻で「堀越さんも快く許してくれてよかった」と言っている)。
ちなみに自分のアイコンはちゃっかり王子様にしている。自分でリクエストしておいてコレなので作者からは「たぶんアホ」と言われてしまっている。
B級ランク戦ROUND6では三雲隊に狙いを定め、もっとも平均的なステージである「市街地A」を選択する事で自陣へのロスを減らし、修を速攻で落とす事でワイヤー戦術を封じる作戦を立てる。
これは三雲隊側もある程度読んでいたため、序盤から激しい読み合いを展開していくが、マイペースな生駒隊を引き込めなかった事から修をあと一歩の所で捉えきれずに蔵内が遊真に撃破されてしまう。
そこで、樫尾と二手に分かれて狙撃手の隠岐と千佳を狙う作戦に変更。千佳を狙った樫尾は修との連携に敗れたが、それと前後して彼も三雲隊側に狙いを変え、修と千佳に奇襲を仕掛ける。
ハウンドを使って千佳を牽制しつつ弧月で修と戦い、その最中に修が「自分にはスコーピオンを使ってこない」と考えていることを看破すると、修が放ったアステロイドをシールドで防いだ際に生じた煙で彼の視界が塞がった一瞬の隙を突いて右手で修の首を掴み、そのままスコーピオンで刺し貫いて撃破した。
修を撃破した後は引き続き千佳を追撃するが、千佳が鉛弾を使わずにハウンドを撃ってきたことに驚いて思わず足を止め、千佳が視線誘導で地面に撃ったハウンドに行く手を阻まれて取り逃がしてしまう。
その後はバッグワームで身を隠して得点のチャンスを窺い、千佳の鉛弾を食らった水上を奇襲して撃破したものの、直後に飛んできた生駒の旋空を避け切れず左足を失ってしまい、最後は遊真がグラスホッパーで飛ばした瓦礫についていたワイヤーに足を取られ、体勢が崩れたところを撃破された。
ベイルアウトの直前に瓦礫の陰に隠しておいたハウンドの置き弾で遊真を攻撃するが、撃破には至らなかった。
あだ名一覧
戦闘能力
ポジションは攻撃手(アタッカー)で、左手の弧月を中心に右手でハウンドとスコーピオンを使い分けながら戦う変則攻撃手。
「走れる部隊」として名が通っている王子隊の隊長を務めているだけあって彼自身も優れた機動力を持ち、蔵内・樫尾と共にフィールドを縦横無尽に駆け回る。
指揮官としても優秀であり、対戦相手の研究をしっかりと行った上で具体的な作戦や対策を立て、それが崩れても取り乱すことなく即座に対応して自分達の勝ち筋に繋げることができる柔軟な思考を持つ。
トリガーセット
メイントリガー | サブトリガー |
---|---|
弧月 | スコーピオン |
旋空 | ハウンド |
シールド | シールド |
FREE TRIGGER | バッグワーム |