概要
CV:間島淳司
『六魔将軍』の一人「レーサー」。002を思わせる高い鼻と鋭い目を持つ。不愛想な性格で、常に顎当てと一体化したサングラスを着用している。髪は金髪で、本来はモヒカンだが、新生六魔将軍時代は冠のような奇妙な髪形に変わっていた。
レーサーのコードネームが示す通りスピード狂であり、使用する魔法や服装もカーレーサーを意識したものが多い。
活躍
旧六魔将軍時代
元は楽園の塔の奴隷だったが、ブレインに引き取られ六魔将軍の一員となる。配下に専属闇ギルド「尾白鷲(ハルピュイアイ)」が存在する。
ニルヴァーナ復活作戦ではジェラールの輸送を担当し、ブレインの元に運ぶとギルド同盟の襲撃に向かう。圧倒的スピードでグレイ・リオン・シェリアの三人を圧倒するものの、魔法のネタをリオンに見抜かれ、遥か遠方からグレイの氷の矢で射抜かれ大ダメージを受ける。
もはやこれまでと覚ったレーサーは爆弾魔水晶で一人一殺の特攻をかけ、リオンと共に爆炎の中に散った…かに思えたが起爆の瞬間にリオンにより魔水晶を外され、何の成果も得ずに気絶(ブレインからは死んだと思われていた)。
彼の祈りは、誰よりも速くなることだった。
星空の鍵編
ニルヴァーナ戦役から7年が経過したX791年、アニメオリジナル長篇「星空の鍵」編で再登場。髪型を変え、衣服も全身タイツ型に変更された。
遅速魔法の代わりに加速魔法が使えるようになったが、その代償として感情に乏しくなっている。身体能力もかなり上昇し、グレイとエルザの二人を同時にフッ飛ばしている。
無限時計を破壊しようとしたクリスティーナ改を襲い、ミラジェーンと交戦。ハルファスのサタンソウルをさらに上回る程のスピードで圧倒するものの、結局は過去から逃げようとする弱さの生み出した魔法であることを見抜かれ、戦いの果てに負けを認めた。
その後の登場
竜王祭の貢献をタネにコブラが交渉したことで六魔全員が釈放され、出所直後にコブラによりブレインが討たれると自由気ままに旅をしようとする。しかしジェラールに野放図に悪事を続けることを咎められ、邪魔だとばかりに襲いかかるも返り討ちに遭った。結局ジェラールに説き伏せられ、六魔メンバーは魔女の罪に帰順することとなる。
X792年でも移動要塞オリンピアでアルバレス帝国軍迎撃に向かうも、アイリーンの「ユニバース・ゼロ」でシャッフルされてしまい、エンジェルとはぐれてしまう。
魔法
デッドGP
周囲から大量の魔導二輪(オートバイ)を召喚し、相手を跳ね飛ばす。タイヤだけ召喚することも可能。レーサー専用機はミサイル発射機能を有している。
遅速魔法
打矢の如く俊敏に動き、相手を打ち据える魔法。
実は相手の体感速度を遅くする魔法であり、器物には効かない。この設定が明かされた時には言動や描写との矛盾を指摘するファンレターが山ほど届いたとか…。
加速魔法
『星空の鍵』編で登場。相手を遅くするのではなく自らを早くする。知性や感情を抑制することでよりスピードが上がる。