「無理もあるまい。今日はあいつの師だったウルの命日だ、そっとしておいてやるといい」
概要
蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の魔導士。
グレイ・フルバスターの兄弟子である。
別名「零帝」。19歳⇒26歳(7年後)で、右胸に紺色の紋章がある。好きなものはウル、嫌いなものはグレイ。
右サイドに逆立った水色の髪に切れ長の目が特徴の美青年。幼い頃からのウルの弟子でグレイの兄弟子にあたり、氷の造形魔導士。グレイほどではないが、時々服を脱ぐ癖がある。
活躍
第1部・(自称)霊帝時代
幼い頃に両親をゼレフ書の悪魔デリオラに殺され、敵を討つべく「最強の氷魔導士」と名高いウルに弟子入りした後にグレイと出会う。グレイとは下記の件もあり普段は仲が悪いが、本当はウルの弟子の一人として彼の実力は認めている。師を超える事を目指していたが、デリオラとの戦いでウルが絶対氷結を使ったことにより、ウルを超えることができなくなってしまったとしてその切っ掛けを作ったグレイを恨んでいた。
そのウルでさえ完全に滅ぼせなかったデリオラを倒せれば師を越えた事になると考え、デリオラの封印を解くためにガルナ島で月光を集め、月の雫の発動を試みるも、最強チームによって阻止され失敗に終わる。
その際にデリオラは既に事切れていたことを知り、師匠の無事と彼女からの深い愛に胸打たれて心を突き動かされ、涙する。
第1部・蛇姫時代
ガルナ島の件が決着した後グレイの薦めもあり、ガルナ島で行動を共にしたメンバーが所属していた「蛇姫の鱗」に加入。そこで両手の造形魔法を基礎から学び直し、わずか半年でギルド内指折りの実力者となった(余談だが、「ラクサス編」では三バカと共に妖精の尻尾の収穫祭を訪れ、グレイとジュビアの山車に感心するシーンが1コマだけ入っている)。
後に六魔将軍討伐のために「連合」に参加。グレイと共にレーサーと交戦し、彼の弱点を見切り、グレイとの共闘でレーサーの撃破に成功する。自爆しようとしたレーサー共々生死不明となるが、間一髪の所で生還。ニルヴァーナ起動後は氷魔法を用いてクリスティーナの翼を複製してヒビキらを支え、ニルヴァーナ侵入に成功したナツ達を手助けした。
第2部
ナツ達が天狼島から帰還した7年後は、聖十大魔導である先輩・ジュラと並ぶとまで言われる程の実力を身につける。以前のクールな印象とは打って変わり、ジュビアに一目惚れして積極的にアプローチする。なお、後述する通りエドラスでの彼もジュビアに惚れており(エドグレイ曰く「ナンパ野郎」)、グレイとは三角関係にあるらしい。
大魔闘演武ではグレイに「勝った方がジュビアを手に入れる」という賭けを一方的に持ちかけ1日目の競技パート「隠密」に参加。4日目のタッグバトル戦ではユウカとのペアで「人魚の踵」のカグラ&ミリアーナペア相手に戦うも、引き分けに終わった。
最終日では「四つ首の番犬」のセメスを倒し、その後はシェリアと合流するが意見が噛み合わず、グレイとジュビアの合体魔法によって倒される。大魔闘演武終了後はジュビアのグレイへの想いをようやく悟り、身を引いた。
その後、過去の世界から襲来した七竜との決戦でグレイが戦死したときは涙を流した…が、色々あって死んでなかったので大丈夫だった。
第3部
シェリアやユウカと共に来たるスプリガン12に対して応戦。ナインハルトの作り出した幻影ウルに対しても過去のトラウマを乗り越え、グレイとの協力で撃破を成し遂げた。直後に魔女の罪のメルディが加勢に来た際にはまたも一目惚れしており、もしかしたら単に面食いなだけの可能性もある。
エドラスのリオン
実際には登場していないが、エドラスのグレイがエドジュビアに対して「リオン!?あのナンパ野郎と一緒にすんな!」と発言していたことから、ジュビアをめぐる恋のライバルとなっている。
氷の造形魔法
氷の色は薄緑色。グレイが非生物の造型「静の氷」を得意とするのに比べ、動植物を模した「動の氷」を多用する。
ガルナ島編では片手での造形だったが、その慢心をグレイに指摘されており、蛇姫の鱗に加入した後は基礎から学び両手を使っている。
だが、ただ凍らすだけの場合は片手を使用する場合もある。
関連イラスト
関連タグ
ヒュンケル:中の人繋がりで、作品の序盤において死んだ師匠に固執して弟弟子たちに牙を剥いた兄弟子である。
遊馬崎ウォーカー:こちらも中の人繋がりで、かつ氷の彫刻師繋がり。