概要
足が逆関節になった巨人型(膝までの高さだけで人間の身長を上回る程)をしており、頭部には巨大な二本の角が生えている巨大な悪魔。不死身と呼ばれるほど生命力が高く、口からは強力なブレスを吐き街を一瞬で焼き尽くす。その強さは災厄と称され、まるで自然災害が来るかのように人々を震え上がらせた。
かつてイスバン地方を徹底的に破壊し、グレイの両親を始め、多くの人々の命を奪い去った(ガルナ島で暗躍していた零帝一味もデリオラ災害で家族を失った孤児である)。
聖十大魔導級の実力を有するウルをもってすら手も足も出ず、片脚を失った末に絶対氷結により氷漬けにされることでようやく動きを止めた。
氷漬けにされたデリオラは「ウルを超える」という妄執に憑りつかれたリオンにより盗み出され、ガルナ島で「あらゆる魔法を解除する」月の雫により蘇生されそうになるも、10年の長きにより氷と化したウルに生命を奪われ続けたデリオラは既に事切れており、リオンとグレイの眼前で粉々に砕け散って死滅した。
その後、まさかの再登場を果たした…かと思いきや別にそんなことは無かった。
「上記のフリ」からもわかる通り、聖十クラスの魔導士を簡単に破る事から考えて、実力は九鬼門に並ぶかそれ以上と思われる。