概要
彼の描き残したゼレフ書と呼ばれる魔導書より作り上げられた悪魔を総称し、「ゼレフ書の悪魔」と呼ぶ。魔法を形成する「エーテル」をもじり、エーテリアスと呼ばれることもある。
彼らは魔導書(メイン画像に出ている本)より生じるため、魔導書が破壊されるとそれに相応するダメージを受け、完全に焼き尽くされると消滅してしまう。また、造物主であるゼレフが死ぬと同時に死滅してしまうらしい。
ゼレフ書の悪魔たちは不老不死であるゼレフを滅するという「本能」が組み込まれているのだが、マルド・ギールを除きそのことに気付いている悪魔はおらず、ただ何となく「ゼレフの元に還る」ことをぼんやりと意識しているに過ぎない。
余談だが、ゼレフ書を読んだマスターハデスは土塊からゼレフ書の悪魔(もどき)を作り出す魔法「天罰」を使用している。
呪法
ゼレフ書の悪魔の使用する魔法の上位に位置する法術。精神力を糧とする魔法と比べ、憎しみ、恐れ、怒りなど負の感情を媒体とするのが特徴。魔力(RPGで言う所のMP)に当たる呪力は人間には感知できないため、例え魔導士であってもゼレフ書の悪魔の持つ呪力の強弱を見ただけで判断することは難しい。
もともと首を刎ねても何も喰わなくても死ぬことの無いゼレフを自殺させるための力のため、魔法に比べると大勢の人間を同時に殺す、町を焼き払う、防御力を貫通するなど殺傷力に比重が置かれている。
エーテリアスフォーム
ゼレフ書の悪魔の戦闘形態。完全に力を解放するため、人間に近い外見の連中であっても、よりバケモノじみた姿となる。
著名なゼレフ書の悪魔
冥府の門
END
ゼレフが最後に作り出したとされる最強のエーテリアス。どうやら火の力を保有しているらしい。
冥府の門のギルドマスターだが実質はお飾り。
「冥王」マルド・ギール
CV:森川智之
メイン画像の男性。冥府の門のNo.2で、ENDの魔導書を保有している。茨を作り出す呪法で闘う。
九鬼門
一人一人が一国の軍隊に匹敵する力を有する九人(正確には八人)の悪魔。冥府の門の最高幹部である。詳しくは該当項目参照。
冥王獣
冥府の門のアジト「冥界島」の真の姿。マルド・ギールの呪法「喜び<アレグリア>」によって足と口が生え、暴れ回る。
ラミー
CV:麻倉もも
兎耳の生えた少女のような姿をした下級悪魔。冥界島で九鬼門を蘇らせる「ヘルズ・コア」を任されている。呪法は回転して滑りまくるという微妙なもの。
量産型の様で、16体もの同型の個体がいる。
フィオーレ
ララバイ
CV:小野涼子
呪殺魔法をゼレフが更に強化した「集団呪殺魔法」を宿した魔笛。本来は髑髏の飾りのついた木製の笛だが、鉄の森のカゲヤマにより盗み出され、解放された。カゲヤマの手を離れて笛の中から吹き出した煙が結集することで木の巨人の姿を取り戻した。
本来は音色を聴かせることで聞いたものを即死させるというものなのだが、巨人の姿の時は口から火球やビームを吐いて暴れ回る(アニメでは山を一個吹き飛ばしていた)。
妖精の尻尾により巨人が討伐されると、笛(本体)は評議院に封印された。
デリオラ
CV:不明
巨人型の悪魔。過去にリオンとグレイの家族を皆殺しにした張本人で、口から強力なブレスを吐き街を一瞬で消し飛ばす。聖十大魔導クラスのウルですら手も足も出ず、命と引き換えに解けぬ氷と成る永遠氷牢で封印された。
アルバレス帝国
ブラッドマン
「スプリガン12」の一人で死神のような姿をしたエーテリアス。九鬼門のすべての呪法を使うことができる。
???(ネタバレ注意)
「スプリガン12」の一人。