概要
クイズ(競技クイズ)をテーマにした漫画。2010年からヤングエースにて連載中。2017年3月現在、既刊は13巻。
伊豆平成によるノベライズ版も存在しており、角川つばさ文庫から2013年と2014年にリリースされている。こちらは全2巻。
なお、書籍の版元はいずれもKADOKAWA(角川書店からの引き継ぎ)。
埼玉県さいたま市が舞台であるそうな。実際、さいたま市にはクイズ研究会を抱える高校が複数存在している。
あらすじ
高校に入学したばかりの越山識は、新入生歓迎会で「クイズ研究会」に出会う。
そこで即席のクイズ大会に参加することになるが、同じクラスの参加者・深見真理の素人離れした回答力に刺激され、思わず難問を当ててしまう。真理の見境なき勧誘に押し負ける形で文蔵高校クイズ研究会に入った識は、知識と戦術で鎬を削る競技クイズの世界に魅了されていき――。
登場人物
文蔵高校
本作の主人公。文蔵高校1年生。縁無し眼鏡をかけている。内気な性格。小さな頃から図書館で本を読むのが好きで、文学作品などの知識が豊富。
本作のヒロイン。文蔵高校1年生。越山識のクラスメート。自分のしたい事をはっきりと示す性格。兄の影響でクイズが好きになり、クイズに集中すると耳元の髪をかき上げる癖がある。
- 笹島学人
文蔵高校2年生。長身。黒ぶちの眼鏡をかけている。クイズ研究会の会長でクイズに関する相当な知識を持っており、冷静な洞察と熱い語りで識たちを導いていく。マイクを持つと人が変わるタイプ。
- 井上大将
文蔵高校1年生。識や真理のクラスメート。小太りの活発なヲタ。図書委員仲間でもある真理につられる形でクイズ研究会に入る。アイドルやアニメに詳しく、識が苦手とする芸能関係のクイズで力を発揮する。能力的には見劣りするが、クイ研に対する情熱は本物。
文蔵高校1年生。笹島学人の妹。電子工作が得意で、自作の早押し機を製作するほど。「非生産的」と言ってクイズはやらない。
宮浦高校
宮浦高校1年生。クイズの知識や技術に長けており、理系の問題が得意。クイズを通して、越山識をライバルとして意識し始める。
- 芦屋洋介
3年生。宮浦クイ研部長。
赤河田(中高一貫)
中学校3年生。ゲームセンターで出会った越山達に興味を持ち、クイズの例会に参加する。ゲームや駆け引きが得意で、挑発的な言動で周囲の人間を困らせる。趣味は女装。
- 新名匠
高校3年生。赤河田クイ研を率いるドジっ子部長。面倒見が良く慕われる反面、部員をハラハラさせることも多々ある。マイクを持つと以下略。
麻ヶ丘女子高校
- 苑原千明
小柄な3年生。麻ヶ丘クイ研部長。
- 上月由貴
1年生。真理とは小中と一緒の親友。腐臭の漂う麻ヶ丘クイ研のノリについていけない陰の苦労人。
TVアニメ
企画自体は2014年頃から進められていたが、第13巻が発売された2016年12月にテレビアニメ化決定の報が正式発表された。
アニメ化決定から暫く経過した2017年3月2日に、情報が解禁され、時期が2017年7月開始予定であることが判明した。
放送局は『高校生クイズ』や『アメリカ横断ウルトラクイズ』等のクイズ番組を放送していることでお馴染みの日本テレビとなった。
なお、日本テレビは、本作放送にあたり、AnichUなる深夜アニメ枠を新設することになった。また、日本テレビの深夜アニメ枠は、2016年12月の「うどんの国の金色毛鞠」放送終了に伴う枠廃止以来の復活となる。
また、1ヶ月遅れではあるが、ファミリー劇場でも垂れ流すそうである。アソコやあそこの面目丸つぶれ。もっとも、ファミリー劇場は、『アメリカ横断ウルトラクイズ』を放送した実績がありはする。その流れで放送局の関連CSテレビ局のアソコを差し置いての放送となってしまった様だ。
なお、日テレオンデマンド、Hulu、ニコニコ生放送などを通じてのネット配信も内定しているばかりか、日本テレビのお友達約2局でも放送されるそうな。
制作スタッフ
原作 | 杉基イクラ |
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監督 | 大宙征基 |
シリーズ構成 | 柿原優子 |
キャラクターデザイン | 高鉾誠 |
アニメーション制作 | トムス・エンタテインメント |