データ
別名 | 光ノ魔王獣 |
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身長 | 60m |
体重 | 3万トン |
出現地 | 北欧ルサールカの森林地帯 |
概要
『ウルトラマンオーブ』に登場するゼットンの亜種にして、光の巨人によって北欧の森林地帯に封印された、光を司る魔王獣。封印には初代ウルトラマンの力が使われていた。
頭部の黄色い発光体が魔王獣共通の封印したウルトラ戦士たちの力を宿した赤色結晶:マガクリスタルになっており、胸部の発光体が青みがかった色になっている。
第1話「夕日の風来坊」の冒頭でクレナイ・ガイの回想らしきシーンで初登場し、108年前(1908年)、北欧のツンドラ地帯の森:ルサールカでオーブオリジンと対峙する。
怪力や強力な火球でオーブを苦しめるが、最後はオーブスプリームカリバーで体を貫かれて爆散し、消滅した。回想シーン故か戦闘シーンは短め。
しかし、その時の戦いで、近くで戦いを見守っていた少女:ナターシャ・ロマノワが巻き込まれて行方不明になってしまったこと、理由は不明だが力の制御に失敗し爆発の衝撃で周囲に甚大な被害が出てしまったことなどがガイのその後の人生に暗い影を落とすこととなった上、この時の戦いのトラウマが原因でオーブは本来の姿で戦うことができなくなり、2枚のウルトラフュージョンカードを使わなければ変身すらままならない体になってしまうなど、後の物語の展開に大きな影響を与えることとなった。
また、後に書籍にて一度オーブは破れており(この時負傷したガイを介抱した事がナターシャとの馴れ初めだった)、回想シーンで描かれたのは再戦時であった事が判明した・・・と思われたが後に発売された完全超全集に収録された「エピソード10構想」の第5章「ルサールカより愛を込めて」編では初戦が無かったことにされた(代わりに戦ったのはこいつ)。
なお、この出来事は世間では原因不明のミステリー:「ルサールカ大爆発」として記録されており、第16話ではSSPの面々が爆発の瞬間をとらえた記録映像を視聴している(現実世界でも108年前(1908年)に、ロシアで謎の爆発事件「ツングースカ大爆発」が起こっており、恐らくこれが元ネタになっているものと思われる)。
また、シンはこの爆発の様子から、「ルサールカにもオーブのようなウルトラマンがいて、怪獣や宇宙人と戦っていたのではないか」という核心に迫った推測を立てている。
余談
- 着ぐるみは、前作『ウルトラマンX』まで使用されていたゼットンのものをそのまま利用しており、変色した体や発光体の色はCGや合成などによって処理されているとのこと。
- 漫画『ウルトラマンSTORY0』でも、ゾフィーがM87光線でゼットンの群れを殲滅した際、威力を制御できずに大爆発が起きて周囲に甚大な被害を与えてしまう…というこれと似たような展開がある(描かれたのはこちらの方が先)。また、少女を救うことができずに心に大きなトラウマを抱えることになるという設定は、『ウルトラマンネクサス』の姫矢准と共通する。
- フィギュアおよび付属するウルトラフュージョンカードに関しては、他の魔王獣とは異なり、今のところ「ウルトラマンフェスティバル2016」会場でのみ販売された限定品になる。ただ、フォルムは普通のゼットンと変わらないので、一部では、わざわざフィギュアを買うよりも既に市販されている普通のゼットンのフィギュアをリペイントした方が手っ取り早いのでは…なんて声も。ちなみに大きさはギンガ以前の840円代の時のサイズでクリア仕様である。