「時は来た!それだけだ!」
概要
宇宙幕府ジャークマター独立部隊に属する宇宙人で、その隊長ゲース・インダベー直属の部下。大柄で白い毛皮の猿人が鎧を着た様な外見で、額の角や首へ巻いた装飾品等に氷の意匠がある。
その外見に違わず肉弾戦で戦う重量級パワーファイター。特にプロレス戦法を得意としている。強烈な冷気を放つ事も可能で、地面を叩く事で衝撃波に加え氷の刃を生み出す、冷気を収束させてビームにする等の攻撃も出来る。
厳つい外見に似合わず結構目立ちたがりで、「キレてないですよ」と言ったり何処かで見た様なプロレスのアピールポーズを取ったりする。戦闘時の掛け声は「ブ“フォー!”」「セイ」が特徴的(※いずれも中の人の持ちネタ)。
キョダインロウは左腰前に下げている。
以降は公開中の映画の内容を含む為、ネタバレ注意
活躍
ゲース・インダベーがショウ・ロンポーを始末したのを見届けた後、破壊神ケルベロスを復活させるのに必要なケルベロスストーンの一つを求めケルベロス座星系・惑星ブルへ赴く。
しかし少し遅れる形でスティンガー・チャンプ・ハミィもブルへ来訪した為、星の地下に設けていたジャークマター主催の違法宇宙プロレス会場を浮上。その勢いで3人を会場内部のリングへと放り込み、会場のオブジェと化した遺跡に置かれたケルベロスストーンを勝利報酬としてオーモから直々に金網デスマッチを仕掛ける。
これに対し元ロボレスチャンピオンのチャンプ/オウシブラックが対峙。激しい攻防戦の末にブラックがダウンを奪うのだが、レフェリー役のインダベーがブラックへ襲い掛かって妨害する形でオーモが反則行為を行う。しかしこの展開に怒ったカメレオングリーンがカニキュータマを使って金網を破りサソリオレンジと共に乱入。ブラックからレフェリーを引き剥がしたついでにそれを止めようとした他のインダベー達と大立ち回りを演じる。
そしてその隙に体勢を立て直したブラックへオーモは圧倒され、決めの必殺技『チャンプスペシャル』(※敵の真上へ飛び上がってからの片足ドロップキック)を受けてリングの床へ押さえ込まれ、その状態で3カウントを取られて敗北。だがブラック達3人がギャラリーからの歓声に酔いしれている隙にオブジェの遺跡からケルベロスストーンを奪取、そのまま撤退する。
その後、互いのケルベロスストーンを奪い取るべくゲースやカール・インダベーと共にチキュウへ降り立ち、キュウレンジャー9人と決戦。途中コグマスカイブルーが参戦、オオグマキュータマで巨大化した相手のマフラーで絡め取られ振り回されたが、自身も怯まず地面を叩いての衝撃波と氷の刃でキュウレンジャーを圧倒。更にゲース・スターからの援護でキュウレンジャーへ電撃を浴びせ変身解除する。
だがゲースが放った止めの一撃を密かに助かっていたショウが乱入して防ぎ、彼が生きていた事で士気を取り戻したキュウレンジャーが11人でスターチェンジ、戦闘は仕切り直しに。
オーモはブラックとグリーンにカジキイエローを加えた3人と戦闘、押されつつもブラックへ向かって行って組み付くがその体勢からブラックはアルデバランインパクトを発動。それをモロに喰らい怯んだ所へグリーンとイエローのキューザウェポンでの同時攻撃が直撃、敗北。
だが程無くして、キュウレンジャーに追い詰められたゲースがケルベロスストーンを組み合わせ破壊神ケルベロス=ケルベロスボイジャーを復活させた直後にヒカエオローを果たし巨大化。しかし素早い動きの出来ないオーモが他のキュウボイジャーとケルベロスボイジャーの攻防戦に割り込む事は出来ず、結局何も出来ないままラッキー/シシレッドがケルベロスボイジャーを制御、その流れからの宇宙最凶のスペースロボ・ケルべリオス完成を許してしまう。
それでも後僅かでチキュウにゲース・スターが激突する寸前だった為交戦、ゲース・スター破壊に気を向けているケルべリオスに冷気ビームを浴びせる等して牽制し時間を稼ぐ。
しかし直後、このタイミングを待っていたとばかりに鳳ツルギ/ホウオウソルジャーがギガントホウオーを駆って参戦、そちらにオーモは押さえ込まれてしまう。しかも直後、その隙にヒカリキュータマでチェンジしたシシレッドムーンの力を受け、ケルべリオスがゲース・スターに匹敵する超ド級サイズまで巨大化すると言う目を疑いたくなる光景を間近で目撃する。
そして、超絶巨大化したケルべリオスの足元でギガントホウオーと交戦するも、目の前で起こった有り得なさ過ぎる光景に勢いは削がれてしまい、逆に士気の上がった相手より圧倒されてしまう。
最後はその流れのままギガントホウオーブレイジングを喰らい、「盛大(セイだい)な最期ォ~!!」と断末魔を残しアッサリ爆散。ゲースより一足早く戦死した。
余談
モチーフは恐らくイエティ、もしくはビッグフット。またスーツはツヨインダベーのを改造・リペイントした物(下半身に到ってはまんまツヨインダベーの色違い)。
演じるHGはプロレスラーの経験もある為、役には入り易かったとの事。またアフレコでは相方以上に持ちネタを台詞へ混ぜている。