概要
主人公はどうぶつの森に住み、村の中を散策したり、自分の家を家具で住みやすくしたり、他の住人と交流したりと村でのほのぼのとした生活を楽しむことができる。
2001年4月14日にNINTENDO64用のソフトとして発売され、ネット上の口コミなどにより主に10~20代の女性層に人気を博した。
本シリーズは時計機能無しには成り立たない作品であり、64は本体に内蔵時計を持たないことから特殊ROMにてソフト側に時計機能を付けていた。
折しも当時ゲームキューブの発売を控えており、64版はそういった特殊性故に追加出荷は事実上不可能であった。
そのため、ゲームキューブに移植作の『どうぶつの森+』が64版からわずか8ヶ月後の2001年12月14日に発売された。
後にカードeリーダー+に対応させたGC版『どうぶつの森e+』も発売された。
その後もゲーム雑誌に連載記事が組まれるなど、徐々にだが確実に知名度を伸ばしていった。
そして2005年11月23日には、ニンテンドーDS用に『おいでよ どうぶつの森』が発売され、携帯ゲームという手軽さとの相性から、人気が一気に爆発。2011年末までに520万本以上という本数を売り上げるという大ヒットタイトルとなった。
2006年12月16日には、『劇場版 どうぶつの森』が公開。
最新作はニンテンドー3DSで2015年7月30日発売の『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』。
本作では、主人公が住人の家のコーディネイトを行うというコンセプトから
それまでと比べ一風変わった遊び方となっている。
世界観
住民は動物の擬人化(むしろ獣人?)であり二足歩行。服を着る習慣があり、着ていないと裸だという認識がある様子。概ね文化は人間のものと変わらないようだ。
村にとどまらず都市も存在し、交通手段も様々(鉄道・バス・船)。
おそらく住民は本来の動物とは異なるタイプの生物らしく、種族がタコなのに海産物としてタコがいる・カエルの種族がいる一方で本来の生物としてカエルがいる等。
シリーズ作品
タイトル | 対応ハード | 発売日 | 略称 |
---|---|---|---|
どうぶつの森 | NINTENDO64 | 2001年4月14日 | どう森/ぶつ森 |
どうぶつの森+ | ゲームキューブ | 2001年12月14日 | |
どうぶつの森e+ | ゲームキューブ | 2003年6月27日 | |
おいでよ どうぶつの森 | ニンテンドーDS | 2005年11月23日 | おい森 |
街へいこうよ どうぶつの森 | Wii | 2008年11月20日 | 街森 |
とびだせ どうぶつの森 | ニンテンドー3DS | 2012年11月8日 | とび森 |
いっしょにフォト どうぶつの森 | 3DS | 2013年 | |
どうぶつの森 こもれび広場 | WIIU | 2013年(配信は既に終了) | |
どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー | ニンテンドー3DS | 2015年7月30日 | ハッピーホームデザイナー/ハピ森 |
どうぶつの森 AMIIBOフェスティバル | AMIIBOフェスティバル2015年11月21日 | ||
とびだせ どうぶつの森 amiibo+ | ニンテンドー3DS | 2016年11月23日 | とび森 |
どうぶつの森 ポケットキャンプ | スマホ・タブレット | 2011年 |
幻の64DD版
本来は64DD向けのディスクシステムの大容量を利用したロールプレイングゲーム(MMO)として製作されていた。
四季をモチーフとした4つの島を舞台に、様々なプレイヤーが一つの世界観を共有し
「"どうぶつ(ケモノ)"を操って冒険を進める」といったシナリオ等が予定されていたが、
64DDのあまりのマーケティングの悪さから頓挫してしまう。
カセット作品へ移行するにあたりどうしても小さな村一つ程度のエリアしか確保できず、
泣く泣く現在のような「一つの村でのんびり暮らす」ゲームに路線変更する形となった。
時計機能も、元々は64DD内蔵のものを利用する筈であり、
コンセプト変更後もそれが揺らぐ事なく特殊なROMを用いてまで採用された。
(*64DDには時計機能が内蔵されており、かのサテラビューのように現実の時刻をゲーム内に反映できた)
また、「e+」以前までのシリーズにおける文字入力システムは、
この64DDにおける「ランドネットディスク」にて評価の高かった文字入力システムが
どうぶつの森へ採用するにあたり改良された上で搭載された物であり、
これは64DDユーザーからも、どうぶつの森ユーザーからも非常に評価の高い物であった。
RPGの名残なのか戦闘こそないものの、システム的には非常に近い。
64DDはカートリッジソフトのディスクによるゲーム拡張を視野にいれていたが、とびだせどうぶつの森の更新データという形でさらなる機能や遊びの拡張という形で実現している。
漫画・映画
小学館の雑誌にて『ホヒンダ村だより』など、シリーズを題材とした漫画が連載されている。
また『おいでよ どうぶつの森』のヒットを受けて、2006年12月16日には映画『劇場版 どうぶつの森』が公開された。
その他のゲーム
スマブラの最新作である「大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS / Wii U」にて、主人公の「むらびと」が参戦することが決定している。
プレイスタイル
本作にはゲームクリアという概念がなく、村での1日をどう過ごすかはプレイヤー次第。
(一応、自宅建築の際に組まれたローンを返済するという当面の目的がある。)
ちなみにスタッフロールはとたけけのライブ中に見ることが可能
以下に基本的なプレイスタイルを挙げる。
・村の住人「どうぶつ」たちとの交流
色んな性格の「どうぶつ」の悩みを解決したり
話し相手になったりして彼らと仲良くなる。
・部屋づくり
店で買ったり、「どうぶつ」たちから貰った家具を
自宅に飾って自由なコーディネイト。
・村の美化
雑草を抜いたり、花や木を植えたりして
村の環境を整備。
・お金(ベル)稼ぎ
捕まえた虫や魚、不要なアイテムなどを売ったり
カブに投資したりしてお金を稼ぐ。
・博物館の充実
最初は殺風景な博物館に虫や魚、化石などを寄贈して
展示を賑やかにする。
・おしゃれ
・ほかのプレイヤーとの交流
メインキャラクター
本シリーズのキャラクター達は会話時に、どうぶつ語という架空の言葉を使う。
『街森』まではオプションでキャラクターの声をどうぶつ語の他にピピピピや無声にも切り替える事が出来たが、『とび森』以降はどうぶつ語に統一されている。
固有のキャラクター ⇒ どうぶつの森の登場人物
村に住む「どうぶつ」達 ⇒ どうぶつの森の住民
関連イラスト
関連タグ等
シルバニアファミリー - 世界観が非常によく似た動物人形玩具シリーズ。
メイプルタウン物語 - キャラクター性としてはこちらも世界観が似たアニメ作品。
とんがりボウシシリーズ - コナミのゲーム作品群。似たようなゲーム性。
アイルー村 - カプコンのモンスターハンターシリーズのスピンオフ作品。互いにコラボした事がある。
福福の島 - ソニーのスローライフゲーム。