概要
鉄道におけるレール幅の事であり、この広さが車両限界や乗り心地にも影響する。
また、通常の車両はレール幅が異なる路線には入れない。
1435㎜を標準軌と言い、それより広い軌間を広軌、逆に狭い軌間を狭軌と言う。
日本では、新幹線や一部私鉄が標準軌を採用しており、在来線や私鉄の多くでは狭軌(1067㎜)が採用されている。
主な軌間の一覧と主な採用地域
レール幅 | 名称 | 主な採用地 |
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1676㎜ | インディアンゲージ | インドの多くの路線、バングラデシュ |
1668㎜ | イベリアンゲージ | ポルトガル、スペイン |
1600㎜ | アイリッシュゲージ | アイルランド全土、オーストラリアとブラジルの一部路線など |
1520㎜ | ルシアンゲージ | ロシア、その周辺諸国など旧ソ連構成国及び衛星国 |
1435㎜ | 標準軌 | アメリカ合衆国、フランス、中国など多くの国々。新幹線もこれ |
1372㎜ | スコッチゲージ、馬車軌間、東京ゲージとも | 関東地方の一部私鉄、昔のスコットランド |
1067㎜ | ケープ軌間 | 日本の大半の鉄道、台湾の在来線、インドネシア、南アフリカなど多数 |
1000㎜ | メーターゲージ | 東南アジア諸国の路線の多くなど |
762㎜ | ナローゲージ | 軽便鉄道に多用された。日本で軽便鉄道由来の路線の多くはこの軌間だった時代を持っている |
関連タグ
タルゴ(後付けだが軌間可変機能を持つ)