愛称は「エステル」で、pixivでもそちらでのタグ登録が多い。
概要
CV:中原麻衣
本作のヒロイン。年齢18歳。身長165cm。武醒魔導器は左手首の腕輪。
ユーリが帝都ザーフィアスの城内で出会う謎の少女。「フレンに身の危険が迫っている」と言い、彼の友人であるユーリに依頼し、共に帝都を飛び出してフレンを追う旅に出る。
ユーリに「エステル」と呼ばれた事から、そのまま愛称として仲間たちにも定着する。
なお、「シデス」は女性名詞で「鉄」、「ヒュラッセイン」は「監視者」を意味する(帝国の紋章にも「監視」を象徴する目が入っている)。この意味は物語を進めれば理解できる。
語尾に「~です?」と付ける変わった質問の仕方をする。
人生のほとんどを城の中で生活していたため世間の事に疎いが、読書が趣味であったために歴史や伝承などの知識は豊富。
騎士団のドレイク・ドロップワートを剣の師匠とし、剣術を心得ているほか、並の治癒術師よりも強力な治癒術を使うことができる。
おっとりした優しい性格で非常に献身的。一方で何事にも一生懸命でもあり、その上頑固で意志が強い。仲間に対しての思いやりが強く、誰にでも平等に礼儀正しく接する。世間知らずであるがゆえに旅の当初はあれこれと手をつけては仲間を振り回してしまうことが多かったが、様々なトラブルに巻き込まれるなかで本には書かれていない世界の情勢を目の当たりにし、世界のことをもっと知るために旅を続けたいと願う。そして次第に「今なすべきこと」は何なのか、そのために自分にできることは何なのかを考えるようになっていき、皇帝家の秘密と自身の宿命を知ることになる。
旅の道中では困っている民の立場に常に寄り添い、悪さをする人間や、各地の街で圧政を敷き私利私欲に塗れた帝国直属の執政官には物怖じせず厳しい言葉を投げかけている。その際、相手にまっすぐ指をさすポーズをとることが多い。
物語途中まで、ユーリ達一行には自分の素性については一切明かさず、彼女の地位を薄々感じ取っていたユーリとリタ、そして帝国騎士であるフレン以外のメンバーには「貴族のお嬢様」と認識されていた。自分に関わる質問をされると、ユーリに助け舟を出されてうまくその場を誤魔化していた。
道中何度も騎士団に連れ帰られそうになり、ついに仲間達がエステル誘拐の罪で捕まってしまったことで隠し通せなくなり、とうとう自身が帝国の皇帝家の人間であること、そして「次期皇帝候補者」の一人であることを明かす。
エステルは評議会からの擁立が大きく、もう一人の候補者で騎士団の後ろ盾があるヨーデルとは対立関係にあるが、本人たちは良好な仲を築いている。
城内にはヨーデルのほかに親交の深い人物はいなかったらしく、リタの歳が自分と近いことを知ると「初めて同年代の友達ができた」と大喜びした。フレンは城で唯一頼れる存在で、ストーリーが始まる2~3年前に知り合ってから交流も多い。ユーリの事もフレンから聞かされたので、初対面でもすぐに気付いた。
両親は死別しており、父親は人魔戦争に出征して戦死、母親はその数年後に病死。
本来魔術を発動するために必要な魔導器(ブラスティア)を所持しなくても使えるという珍しい人物だが、これは彼女の出自に大きく関わっている。
戦闘スタイル
多くの治癒術・補助術を習得する。また近接技・攻撃術もそこそこの数を覚えるため、どんな立ち位置でも自在に戦えるオールラウンダー。攻撃魔術は全て光属性。
さらに回復担当キャラとしては珍しく、ステータス上の物理・魔法防御力の伸びがパーティの中でもトップで打たれ強い。しかしレベルの低いうちはHPも素早さも低いため、前線には出さないほうが得策。
また、AIの影響で中々回復魔法を使わないor大したダメージを受けた訳じゃないのに上級魔法で回復するといった行動をとってしまう。
PS3版ではAIが修正され、後方から魔術で援護といった後衛らしい働きをしてくれるようになった。
ちなみに公式の立ち絵イラストで手にしているのは「ロッド」と「クイーンオブハート」。
その他作品出演
2017年の年末年始イベントでカロルと共に参戦予定。
ユーリとペアを組んで参戦。
本作ではソロユニットで参戦。
関連イラスト
関連タグ
テイルズオブシリーズ テイルズオブヴェスペリア ヴェスペリア TOV
エステル エステリーゼ セクシータイフーン お花畑 ピンク髪
ユーリ・ローウェル フレン・シーフォ ラピード カロル・カペル リタ・モルディオ レイヴン ジュディス パティ・フルール
アレクセイ・ディノイア ヨーデル・アルギロス・ヒュラッセイン
CPタグ
ネタバレ
※中盤以降のネタバレを含むため、注意。
彼女の正体は、皇帝家の血筋の中でも隔世遺伝的に特に強い力が発現した「満月の子」であり、世界で唯一魔導器無しで治癒術を扱える特異体質を持つ。
それを誤魔化すために武醒魔導器を身につけてはいるが、ユーリやリタには早い段階で見破られてしまう。
この能力のお陰で強力な治癒術により人々を救うことができるが、「始祖の隷長」の種族に対しては効果がなく、むしろその命を蝕む作用がある。そのため古代よりエアルを調整し世界を支えてきた「始祖の隷長」にとってはエアルの乱れを来す害と見なされている。世界にとっては滅亡を招く毒でしかないその能力を持っていることで「始祖の隷長」に憎まれ、その力を利用しようとする者たちの野望に翻弄されながらも、仲間たちの言葉と信頼に救われ、精一杯生き抜くことを決意する。