ラビットタンクハザードフォーム
らびっとたんくはざーどふぉーむ
『ラビット! タンク! スーパー!ベストマッチ!』
『ドンテンカン! ドンテンカン!』
『ガタガタゴットン! ズッタンズタン!』
『Are you ready?』
『アンコントロールスイッチ! ブラックハザード! ヤベーイ!』
概要
仮面ライダービルドの強化形態の一つ。初登場は第20話。
ハザードトリガーを装着したビルドドライバーに、ラビットとタンクのフルボトルを装填して変身する。
使用するボトルによって身体のカラーリングが変化するのがビルドの特徴だったが、ハザードフォームでは目の部分以外が黒一色に変化している。
その他、身体の各部がラビットタンクフォームより少し鋭角化している。
今までのフレームスナップライドビルダーによる変身とは違い、鋳型のような専用のフレームハザードライドビルダーでプレスされるように変身する。黒と黄色の警戒ラインが至る所にあり、変身時からすでに危険を警告している。
ラビットタンクスパークリングフォームよりも強力な力が手に入るが、長時間の使用は変身者の脳に耐えられないほどの刺激を与える危険性があり、それでもなお変身し続けると理性を失い最終的に自我が消滅し、破壊衝動の赴くままに暴走状態に陥ってしまう。
分かりやすく言うと、ネビュラガスを注入されながら戦っているようなもの。
一度暴走してしまうと敵味方の区別もなく目に映る対象全てを破壊し、意識もないため戦兎の意志で変身解除することすらできなくなる。初めての戦闘では、戦兎が自我を保ったまま戦い続けられた時間はほんの僅かだった。
暴走状態といっても理性が消し飛んだ野獣のようなものではなく、余分な思考や感情の一切を廃して、声すら上げずただ目の前のものを破壊する行動しか取らなくなるという別ベクトルで恐ろしいものである。ただし代表戦のときはノーガード戦法だったり後述するように標的を変更したりしているため知性が人間並みかは疑問符が残る
また、基本的には自分の視界に映っている敵から先に倒そうとする傾向が強く、最初に戦っていた相手が他の誰かにハザードフォームを誘導した場合、標的を変更してそのままそちらに向かって行ってしまう(第25話でローグと戦った際、ローグがグリスのいる方まで誘導したことでそのまま標的をグリスに切り替え、ローグの方は放置してしまっている)。
暴走の対処法は(戦兎が用意した強制破壊スイッチを除けば)、変身が解除されるほどのダメージを与えるかビルドドライバーからハザードトリガーを取り外すのみだが、どちらもハザードフォームの猛攻に耐えたり掻い潜りながら行うのは至難を極める。
尚、用意された強制破壊装置だがこれはTVシリーズ内で作られたものではなくスピンオフの話の中で作られたものである。(TVシリーズでは既に完成された形で登場した)
もっともこれを作るにしてもハザードトリガーの実戦データが無ければ出来ないというまさに一歩間違えればデータ取得が仇になりかねない危険性もあったのだが。
この力を完全に制御するために戦兎はフルフルラビットタンクボトルを開発し、真の強化形態であるラビットラビットフォーム/タンクタンクフォームへの変身を果たす。
スペック
パンチ力 | 19.8t(右腕)/34.0t(左腕) |
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キック力 | 47.4t(右脚)/35.6t(左脚) |
ジャンプ力 | 77.0m(ひと跳び) |
走力 | 1.4秒(100m) |
スペックはジャンプ力以外ラビットタンクフォームの2倍。
ハザードトリガーの機能によって戦闘中は徐々にハザードレベルが上昇していく。
「HZデッドリーグローブ」「HZヴァニッシュエンドシューズ」は接触した対象を分解・霧散させる機能を備え、必殺技発動時には攻撃対象の装甲を消滅させて剥き出しの中枢に攻撃を叩き込む。
また、戦闘が長引くほど破壊衝動が高まり、攻撃の威力が上昇する。
腕部・脚部「HZグレイヴラッシュアーム・レッグ」は鉄塊を叩きつけるような重い攻撃を繰り出し、対象を確実に葬りさる。
オーバーフローモード
『マックスハザードオン!』
『オーバーフロー!』
変身中にハザードトリガーのスイッチを再び押してドライバーのレバーを回すことで強化状態「オーバーフローモード」に移行。一時的にハザードレベルを上昇させ、「HZヴァイオレントショルダー」から漆黒の強化剤「プログレスヴェイパー」を噴出。全身に強化剤を常に纏い恐ろしいほどの戦闘力を発揮する。この特性のため唯一仮面ライダーローグに対して有効打を見舞える。
基本的に暴走状態に陥ってからこのモードになるため、第25話時点では戦兎自身の意志で使用されたことはない。
必殺技
- ハザードアタック
通常時の必殺技。劇中未使用。
- ハザードフィニッシュ
オーバーフローモード中の必殺技。第21話で初使用。
第21話ではスタッグハザードスマッシュに上段蹴りに近いキックを見舞い、彼を消滅させた。
第25話では普通のキックとして使用している。
関連タグ
バーニングフォーム・ファングジョーカー・プトティラコンボ・タイプデッドヒート:同じく暴走のリスクが伴う強化フォーム。ファング・プトティラとはガンバライジングにて「チームヤベーイ」を結成。
アメイジングマイティ:同じく黒いボディとなった強化フォーム
アルティメットフォーム:黒いボディで暴走する危険を孕んだフォーム。
仮面ライダーG4:黒主体のボディに同じく科学技術によって作り出された仮面ライダー。装着者に多大な負担をかける点や、最終的に変身者の身体を部品の如く扱う点、開発者ですら危険視した点などが類似している。
フォント・ボー:機動戦士クロスボーン・ガンダムゴーストの主人公。作中で“超高速航行形態を持つ搭乗機のみで核ミサイルを撃墜する”と言う離れ業をやってのけるのだが、そこで脳の限界を超えて思考を続けた事が切っ掛けで、余分な思考や感情の一切を廃した合理的の過ぎる思考状態へ入り掛けてしまう。
様はオーバーフローを生身で起こしてしまった人間と言え、続編ではそれを安全に使う手段を模索している(現状では超思考の後に強い眠気が来ると言う“安全弁”を付けている)。