概要
主人公(笑)とほぼ同義語だが、視点を提供する役、作品の顔ではなく、男性としての役割を敢えて強調したもの。こちらは、超人、女性にモテる男性としての性質が強くなってくる。
※注意 特定のキャラクター、作品は例に出さないで下さい。
ヒーロー(笑)に陥りやすい男性キャラの例
- BL作品でいう「攻め」の要素が足りない(同人誌で受けにされるキャラ=攻めの要素がないキャラではない)。
- あるいは「攻め」の要素を強調し過ぎてサイコパスのようなキャラ付けになってしまう。
- 黒や茶色の短髪、凛々しくもロリショタ風でもない顔立ち、中肉中背などのありきたりな容姿で見た目に特徴がない。
- 「ヒーローは必ず短髪」「ヒーローと言えば正義の味方、勇者」「ヒーローは必ずイメージカラーが赤」などの、製作者の安易なヒーロー観のせいで見た目がコレジャナイ。※意図があってそのデザインにしてるのはいい。
女性向け
- どの作品でも同じような性格、容姿をしていて、「女はこのような男だけを選ぶべき」という製作者の意図を感じる。
- 女主人公の好みを聞く前に、一方的に話を進めてしまう。彼のファンクラブが女主人公を巻き込んでくることもある。※ギャグとして描かれてるのはいい。
- 女主人公が自分よりイケメンの男性キャラと仲良くしていた時に、相手の男性(稀に女主人公)に嫉妬して辛く当たる。イケメンが冴えない男に対してやってもあまりいい印象を受けないが、上記のような容姿のヒーローがやっていたら、女性読者は…。ラブコメ作品でやるのはほぼ死亡フラグなので止めたほうがいいと思う。中には好きな女性もいるが、少数派である。
- 同性との接点がほぼない。訳があって友人や敵と距離を置いているのではなく、「自分一人が女達に王様扱いされたいから」という自己中な理由であることが多い。
- 少年漫画の影が薄いヒロインを男女逆にした「彼と恋愛してもいいし、しなくてもいい」「〃恋愛したい時だけすればいい」「出してもいいし、出さなくてもいい」という描き方がされてない(いわば「押し売り」的な描き方)の為、読者が逃げてしまう。
女性向け以外
イケメンなケース
- イケメンな容姿と、女主人公以外の女に辛く当たること以外、エロゲ主人公との違いがなく、女主人公以外の女は騙してヤリ捨てたたという設定が多く、読者に「ただイケ…なはずあるか!」と思われる。
- 背の高さ、手足の長さなどを強調し過ぎた為に、AV男優か援○交際のおじさんのようなキャラデザになってしまう(おまわりさんこっちです)。
- 白馬の王子様的な優しさを強調し過ぎた為に、常にうがいをしているような猫撫で声で話す不自然なキャラデザになってしまう。
- クールさ(隙のなさ)を強調し過ぎた為に、表情が豊かなサブヒーローのほうが格好良くなってしまう。
残念なイケメンは頑張っている姿が共感を呼ぶ為、あまりヒーロー(笑)扱いはされない。
女性向け作品では、「人の好みは千差万別(人気でキャラの価値は決まらない)」「俺様、鬼畜、ドSなどのチートキャラが一人勝ちしてしまう」という事態が起きる為、「メインヒーロー(笑)」という現象はあまり起きない。
余談で、悪いヒーローを叱らない女主人公もヒロイン(笑)扱いされ、嫌われやすいようである。