概要
マギアレコードの第四章。全7話。
メインキャラからは傭兵を勤める魔法少女『深月フェリシア』が初登場。これ以降の新メインキャラは多くが環いろは及び七海やちよにとっても初対面の未知なる相手となっていく。
また物語の鍵を握る謎の魔法少女組織『マギウスの翼』が本章にて出現。神浜市を巡る様々な展開は佳境へと縺れ込んでいく。
物語
環いろは達は口寄せ神社の噂を蔓延させていたウワサに苦戦を強いられるも、突如いろはが謎めいた力『ドッペル』を目覚めさせる事で標的を消し去る事が出来た。
しかし、これにて目的であったいろはの妹探しは振り出しに戻り、ウワサに続くドッペルという新たな謎、そして偶然ドッペルを目の当たりにした魔法少女『巴マミ』から向けられた「環いろはの正体は魔女」という嫌疑といった更なる懸念事項も抱え込んでしまう。
……そんな苦難にもめげる事なく、数日後には由比鶴乃の実家である中華飯店に足しげく通ういろはの姿が有った。
今回のいろはの目標は、妹である環ういが入院中に交流していた友人の一人『柊ねむ』を見つけ出す事。
中華飯店の常連に同姓の人物が居たという鶴乃からの情報を唯一の希望とし、店でのメニュー巡りと街中での妹巡りを繰り返すいろは。
「なんだか喉かわいちゃった…」
疲労と㌍が満たされつつある彼女の前に、おあつらえ向きの出店が姿を現した。
「疲れた体と乾いた喉を潤す、無料の水だよ。一杯いかがかな？」
飲めば絶品、疲労も回復という有り難い水を、いろはは居合わせた他の少女らと共に飲み干す。
……その瞬間、彼女達は新たなウワサに巻き込まれ、より厄介な者達の領域に足を踏み入れていく事になったのだった。
