ウヴァ「俺の方は、こいつを使って時間稼ぎだ。」
アンク「こいつら、ヤミーよりさらに下の屑ヤミーだ」
映司「確かに弱そうだな」
概要
セルメダルを2つに割る事でその欠片から生成され、必ず1枚のセルメダルから2人誕生する。生成法からグリードなら誰でも作れると思われるが、劇中ではウヴァ及び仮面ライダーポセイドンしか作っていない。また、ダミーグリードを作り出した財団Xも屑ヤミーを無数に生成している。
いわゆる戦闘員的ポジションで、生成法からセルメダルに余裕があればいくらでも出す事が出来る。更に、斃されてもライダーには使用不可能のセルメダルの破片が残るだけなので、セルメダルを奪われる事もない利点がある。将棋で言うとと金みたいな連中である。
最終回ではメダルの器から無数に出現して街を覆い尽くしていた。
つまり、平成一期のダークローチなどと同じ立ち位置である。
容姿
白ヤミーに似た風貌だが、包帯状の模様の面積が狭く、顔に大きな黒穴があるのが特徴。
しかし中にはどう見ても白ヤミーのスーツ改造にしか見えない個体もある(頭部を屑ヤミーに変えただけ)。
ミイラ男に似ている。
能力
これといった能力は持たず、動きもゾンビのようにノロノロと鈍く、アンクでも戦えるほど戦闘力も低い。だがそのしぶとさはかなりのもので、肉弾戦ではいくら倒れても起き上がってくる。ただし、オーズの特殊能力(クワガタヘッドの放電など)には弱い。また肉弾戦でも、ある程度ダメージを与えれば消滅する。作中では鴻上ファウンデーションのショットガンで普通に倒されている。
人間に憑依させる事が出来、それによってヤミーの本来の目的であるセルメダルを生成する事が出来る。但しその枚数は1日につき1人1枚と効率は悪いため、セルメダル稼ぎをしたいのならば大量に憑依させまくる必要がある。
また、ヤミーに敏感なアンクでも存在を察知する事が出来ない。
仮面ライダージオウでは
第9話「ゲンムマスター2016」で登場。アナザーオーズの力を手に入れた檀黎斗王がセルメダルから誕生させ、自分の家来として従わせている。
姿はオリジナルとそのまま(終盤に登場した個体同様、くすんだ亜麻色の包帯を巻いている)だが、ウヴァの生み出す個体とは異なる存在らしく、テレビ朝日の公式サイトでも「屑ヤミーに似た怪人」と表記されている。召喚法も異なっており、セルメダルを割らずとも召喚でき、倒された際も複数のセルメダルが散らばっている。
召喚方法については黎斗王にセルメダルを投入されて変化させられたパターン、何もない場所にセルメダルをばら撒いて誕生させるパターンが存在する。前者の場合、変化させられた人間はドーパントやアナザーライダー同様倒される事で元の姿に戻れる模様。
黎斗王は逆らわない手駒として頻繁に使用しており、彼が本来の歴史であればゾンビの仮面ライダーに変身していたことを考えると皮肉が聞いている。