あらすじ
いつものごとく家出を言い出したのび太は、今度は本気だと強気で出て行くが、どこの土地も所有者おり、住める土地が見つからなかった。悩んでるところにしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、さらにドラえもんも家出に加わる。そこでドラえもん達は人類が住むより遥か昔の日本へタイムスリップし、そこを僕らの土地にしようとを思いつく。
5人が辿り着いた先は7万年前、まだ中国大陸と繋がっていた氷河期時代の日本列島。誰もいない日本で自由に開拓して家出を満喫。のび太はドラえもんのひみつ道具を使って空想動物も生み出した。しかしやはり5人はとりあえず家に戻ることに。ところが現代に戻ると、そこに原始人の格好をした少年が現れる。持っていた石器が本物だったことから、彼が本物の石器人だとわかる。
彼は大陸に暮らしていたヒカリ族のククルで、時空乱流に飲み込まれて現代にタイムスリップしていたが、それより前にヒカリ族は凶暴なクラヤミ族と彼らを率いる「精霊王ギガゾンビ」に襲われどこかに連れて行かれていた。
事情を知ったドラえもんたちはヒカリ族を助け出すためにククルに協力する。
主なゲストキャラクター
原始人の少年。ドラえもん達の力を借り、クラヤミ族から仲間を救うべく闘う。
ドラえもんのひみつ道具を使い、のび太が作ったペットたち。
ギガゾンビ クラヤミ族を率いる謎のまじない師。不死身の精霊王と噂され、雷や嵐を操る。
家出の理由
- ドラえもん:のび助が旅行に行った上司のペット(ハムスター)を家に連れてきた
- のび太:家でも学校でも叱られてばかりだから
- 静香ちゃん:ピアノのお稽古が辛い
- スネ夫:全教科に家庭教師を付けられそうになった(リメイク版では、強制的に3か国後を習わされたから)。
- ジャイアン:家の手伝いをさせられ過ぎてうんざりした。
このシーンでのかあちゃんの「そう言う台詞は奴隷みたいに働いてから言うことよ」はよくネタにされる。詳細は以下の通り。
ジャイアン「子供にも人権があるっつーの!オレはかーちゃんの奴隷じゃないっつーの!!」
(涙目の訴えもむなしく剛田ママによる張り手炸裂)
ママ「そう言うセリフは、奴隷みたいに働いてから言うことよ!!」
原作との主な違い
- ギガゾンビの下部・ツチダマの個体数が異なる(旧作は遮光器土偶1体のみ、リメイク版は5種類1体ずつ)。
- 親と子、飼い主とペットとの「自立」を強調している(リメイク版)。
- ヒカリ族の復興シーンで、宴会を主としたのが旧作、文明の発展の説明を主としたのがリメイク版。原作では、ウタベと言う男性が見事な歌声を発揮したのを見たジャイアンが感激して「ボエ~」と歌おうとしたため、騒ぎになる一幕も。
- ドラゴン誕生には、トカゲのアンプルを使用せず、飛行可能のコウモリのアンプルを使用した(旧作とリメイク共通)。
- 時空乱流の説明にて、原作の6つの具体例を旧作は1つ挙げられたが、リメイク版ではカットされた。
- のび太が遭難した時に助けたマンモスが登場しない。(リメイク版)
- リメイク版の終盤は完全オリジナル要素となっており、原作・旧作にはなかった、主人公であるドラえもんとギガゾンビのラストバトルが描かれている。また、ドラミや女性タイムパトロール隊員が登場している。