鈴谷(艦隊これくしょん)
すずや
最上型重巡概要いっくよー
8月の特別任務でE-3の報酬として、同型の熊野と共に先行配信された。ちなみに熊野はドロップ限定である。(本来は或る潜水艦娘が報酬として用意されていたが、とんでもない忘れ物(声帯の妖精さん)をしてしまったため急遽配信されたという逸話がある。)
そして2013年10月4日のアップデートで建造により入手が可能となった。
ただし出現率は非常に低く、追い求める提督が後を絶たないレア艦娘の一人。戦艦レシピ(400,30,600,30/400,100,600,30)や、大型建造の最低値レシピで稀に出てくることがある。
2014年2月26日のアップデートで、熊野と共に5-4のボスにS勝利でドロップすることが可能となった。
艦娘として登場する艦船の中では実装時は間宮(間宮海峡から)と並んで、現在日本の領土ではない地名から取られている艦船である。(2018年現在千島列島等から名を取った海防艦娘の占守・国後・択捉・松輪等も現時点では日本の領土外である)
改にすると航空巡洋艦に変わる。
おおぅ、これで容姿にゃ負けないねぇ
薄緑色のセミロングの髪に黄緑がかった瞳が特徴。
髪は左耳上あたりで鉄色のヘアピンで一部纏められており、そこから延びた一房が耳の後ろを通って肩前に流されている。
形式上は最上型だが、「改最上型」「鈴谷型」と呼ばれるほどに改良が加えられているため、最上・三隈のような赤いセーラー服ではなく、茶色のブレザーを着用。
構造的には白のカッターシャツの上から前留式の長袖上着を着用し、襟元にはオレンジ色のスカーフが巻かれている。また上着の両肩部分には金属プレートのようなものがはられており、そこからフックハンガーが伸びている。胸部にも両サイドに一枚づつ、金属プレートのようなものが貼り付けれている。
スカートは白フリルの裏地が入った薄茶色のものを着用。足には甲板を模したと思わしき横縞らしきラインの入った茶色いニーソックスを履き、黒いローファーのようなものを履いている。
以前は台詞で「甲板ニーソに触らないで」か「甲板艤装に触らないで」か、どちらを言っているのかという議論もあったが、公式でニーソと表記された。
ブラなどの着用は確認できないが、下は青っぽいパンツを履いているらしき姿を見ることができる。
艤装も最上に比べて全体的に軽装となっており、背中にリュックのような基部とそこから上に伸びる三叉マスト(?)のようなものを背負っている。他にも二の腕あたりの両袖には10センチ高角砲が2基づつベルトで固定されており、両太腿外側面には20センチ副砲が1基づつ装備されている。
また20センチ主砲は肩紐で肩掛けバッグのように掛けられており、その上部にはフックハンガーのような取っ手が付いている。
性格は大切じゃん?
語尾によく「じゃん」とついたり生活が夜型だったり性格が軽かったりするあたり、いかにも今どきの渋谷あたりの女子高生といった明るく軽い性格をしている。
一人称は殆どの場合自身の名前(鈴谷)を使うが、たまに「私」が用いられる。
提督のお触りでは逆に誘うようなセリフがあり、一時はビッチ疑惑もあったが、いざ被弾して肌が露出すると非常に恥ずかしがったりするあたり実は・・・と妄想する提督は多い。
自称「褒めて伸びるタイプ」。好物はカレーらしい。
深海棲艦のことはキモイといって露骨に嫌っている。なんかヌメヌメするらしい。
ちなみにだが、このボイスは戦闘ボイスという仕様上、演習でも平気で相手の艦娘にキモいと言ってしまう欠陥(?)がある。
仮にも仲間に対して(あるいは自分自身にすらも)罵声を浴びせるという目を疑う光景だが、これは恐らく演習用の戦闘台詞が用意されていないが為に起きた仕様の不備。
流石に平気で人を馬鹿にするような人格ではないと思われる。もっとも、演習ではこういう艦娘が他にもいる(相手の指揮官は無能と言い放つ軽巡、惨めとか○ねばいいのにとか吐き捨てる駆逐艦etc)ので別に珍しい事ではない。
提督との関係はかなり気安く、一見友人関係にも見えるが、上記のようにお触りすると逆に誘ってきたり、時報で積極的にお茶に誘ったり昼寝(?!)に誘ったり甘えてきたりMVPを取ると褒めてほしそうに要求してきたりなど友人関係としては行き過ぎな場面も多い。しかも適度なお触りなら大歓迎なご様子で、全体的にかなり好意的。これらから提督LOVEの一人だと一部で考えられている。
そのためか上述の容姿のこともあり、数ある薄い本の世界ではヒロインかつ「エロ担当艦」として非常に人気が高いようであり、各鎮守府の提督とイチャイチャしまくっている姿が散見されている。(余談ではあるが、上記の妄想ネタが広く認知されたためか、初々しい彼女の姿が拝める作品が多い)
憲兵さん、こっちです。
ちなみに公式四コマでは史実で見捨てられた最上や三隈を独断で助けに行った逸話からか、最上や熊野を気遣ったり世話焼いたりするなど、面倒見のいい面もあるようだ。
主役を務める漫画「止まり木の鎮守府」でも、ある理由で野分と距離を置いていた舞風を励ますなど、そういった場面は多くみられる。
特に熊野とは大の仲良しであり、各メディアミックスでもよく行動を共にしている他、公式4コマや「止まり木の鎮守府」では迷子になった熊野を探しに行くなど世話を焼いている。→「鈴熊」
逆に艦これRPGリプレイ「願いは海を越えて」では熊野がPC(プレイヤー:声帯の妖精さん)で鈴谷はNPCであるため、終盤は紆余曲折あって思いつめた結果、見当違いの方向へと突き進んでいく鈴谷と、鈴谷の迷走に心を痛め、彼女を止めるために追う熊野という構図になった。
一方で原作ゲーム中では熊野に関しては一言しか言及しておらず、しかも「これで熊野には負けない」とどこかライバル視するような台詞であった。
さらには当の熊野からは(季節限定ボイス以外では)一言も言及されていなかったりする。
季節限定ボイスでは度々熊野を気遣ったり誘ったりする台詞もあるため、仲良しなのは公式設定らしい。
熊野の限定ボイスも加味すると、鈴谷が熊野に合わせている・世話を焼いているといった姿が想像できる。
上記の事柄から百合ネタでは主に熊野と絡んでいる。しかし、出撃・編成時の台詞を考えると、彼女のシスコンは熊野ではなく、長姉の最上に向かっているのかもしれない。前述の改二・航改二実装に併せ、鈴谷改の出撃ボイスが変わっても「『最上型』航空巡洋艦」と強調することも見逃せない。
性能にお任せー
ゲームでは初期値で他の重巡より一回り劣っており、改造すると航空巡洋艦になり、火力以外は他の重巡改と並ぶ。
火力を犠牲にして手に入れた水上機(瑞雲・試製晴嵐)搭載能力は、開幕爆撃や索敵・制空権確保の補助、重巡ではできなかった対潜攻撃の参加など幅広い効果を有しており、ある程度電探のかわりにもなるなど汎用性がかなり高い。
だがそのどれも鈴谷単体では効果を発揮しきれない部分が大きく、水上機装備で運用する場合は正規空母とセット運用が望ましい。また水上機を搭載すると、相手に潜水艦がいる場合、目標が潜水艦で固定されてしまう(加えて潜水艦を一撃で撃沈するには力不足である)ため、他の艦を狙ってほしい場合は水上機を搭載しないのも一手である。
とはいえ、水上機を搭載しなかった場合、通常の重巡よりも明らかに見劣りしてしまうのが泣き所だが・・・
2013年12月末のアップデートでカ号観測機(対潜特化)や試製晴嵐(開幕爆撃特化)などの追加によって戦術の幅が広がった。ただしどちらも現状では特定のレア艦を改造しないと手に入らないため、実現は困難である。
2014年2月末のアップデートで実装された、5-4で搭載するとボスに到達しやすくなるドラム缶(輸送用)を重巡クラスで搭載することが可能。
「ドラム缶×2」をもう一隻の航空巡洋艦と共に装備することで、正規空母二隻と合わせると確実に最短ルートでボスに到達できる。
もしくは「ドラム缶×4」を装備させて完全なドラム缶輸送船にしてしまうという手もある。
史実
史実の鈴谷については → 鈴谷(重巡洋艦) へ