青葉(艦隊これくしょん)
あおば
姉妹艦の衣笠や準同型艦の古鷹・加古と共に第六戦隊を構成する1人であり、第一次ソロモン海戦では『三川艦隊』の一員としてガタルカナル泊地に殴り込んだ武闘派でもある。
最終的には呉軍港空襲で大破着底するが、何度大破しても戦場に戻ってくる姿は米軍側から「ソロモンの狼」の二つ名をつけられた。
モチーフ元に関しては青葉(重巡洋艦)の記事を参照。
襟と袖が青いセーラー服を身に着け、胸には黄色のスカーフを締めている。
意外と忘れられがちではあるが、左腕にはアームカバーを着用している。
瞳の色は青で、頭髪はゲーム中のイラストだとグレイッシュピンクのように見えるが、pixivに投稿されるイラストではピンクもしくはそれに準ずる髪色と解釈されている場合が多い。
艤装は同じ青葉型の衣笠とはまるで異なっている。
背中にはH型煙突の付いた艦尾を模した装備を背負い、ストラップの付いた2基の主砲を肩から提げている。
劇場版では船体前部(+主砲)を模した形状に変更されており、砲撃時には格納しているフォアグリップを展開しロケットランチャーよろしく肩に担いで懸架する。
劇中ではカメラを握る場面もあり、広報向きな彼女らしくビデオカメラを担ぐようなイメージで持たせているようである。
TVアニメ「いつかあの海で」においては背中の艤装は実際の艦橋をモチーフにしたものに変更されており、劇場版と違ってアンテナ及び水上機用のクレーンはオミットされ、武器は通常の手持ち式に変更されている。
前述の通り武勲艦であるのだが、当の本人はすごくアクティブかつ陽気。
従軍作家の海野十三氏が乗り込んでいたという史実を反映してか、何かにつけて取材やインタビューを行うパパラッチになっている(小説『一航戦、出ます!』でもパパラッチ青葉と本文で書かれてしまっている)。
おまけに、かの芸能リポーター梨本勝氏の決め台詞たる「恐縮です!」を受け継いでいる。
また、バレンタインの期間限定ボイスによると「艦隊新聞」なるものを執筆して鎮守府内で発行しているらしい。
その一方で、戦闘時には思いっきり敵の砲雷撃を喰らっても「敵はまだこちらに気付いてないよ!」だの「索敵も砲撃も雷撃も青葉にお任せ!」だのと言いだす。
また、2014年12月1日のアップデートにて古鷹改二が実装されると、普段から古鷹にちょっかいを出して困らせていることが判明した。
……青葉、あとで工廠裏に来い。
2016年6月1日の梅雨ボイスでは、衣笠の事を「ガサ」というあだ名で呼んでおり、彼女に対しては普段の敬語口調ではなくタメ口で話している事も判明した。
この時、衣笠にカメラを取られて自身が撮られる事に困惑するという意外な一面も見せ、一部の提督を燃え上がらせている。
古鷹型と同じく旧型艦であるため、後発の重巡洋艦娘達と比較すると低ステータスなのが気になるところ。
しかし同時に低燃費でもあるため、燃料・弾薬を節約しつつ艦隊の火力を補強するには持ってこいである。
そして青葉最大の特徴なのが、史実での不死身ぶりを反映した運の高さ。
改造前で「20」、改造すると「30」まで上がり、全重巡中トップクラスの強運を誇る。
まるゆで近代化改修すると最大「79」とやはり国産の重巡では最高の数値となる(2014年11月14日時点でプリンツ改の「40/89」に抜かれてしまっている)。
これは命中率や夜戦でのカットイン発動率に関わる数値のため、重巡の夜戦補正と合わせてボス殺しの素養がある。
度重なるアップデートによって火力最終値も妹艦の衣笠改二より2だけ低い「72」と充分なパワーを持っている。
ただし艦娘全体で見れば「運30」は大した数字ではなく、初期値でのカットイン発動率はあまりアテにできるものではない。あくまでまるゆ改修を前提にしたものと考えるべきである。
サボ島沖海戦における経緯のためか、同艦隊に所属していた古鷹や加古と共に描かれることが多い。
2013年7月24日に衣笠が実装されてからは2人で青葉型や4人合わせて第六戦隊として描かれているイラストも見かけられるようになった。
また、ジャーナリズム精神旺盛な艦娘が他にいないせいか、漫画や小説では何か事件がある度に首を突っ込んできたり、イベントなどで司会をしていたりする。この辺りは騒動だらけの桃源郷の記者とどことなく扱いが似ていたりもする(司会役が頻繁にある艦娘はもう1隻いるのだが…はっきりいってあっちは怒らせたくない)。
史実でやらかしてしまったエピソードに事欠かないためお調子者なトラブルメーカーとして描かれることが多いものの「実はトラウマになっていて、それを隠すためにわざと明るく振る舞っているのでは」という解釈もある。また、そんな史実からの罪悪感に苛まれる姿を描いたイラストも存在する。
二次創作では提督や艦娘達について捏造・盗聴・盗撮した挙句に制裁され因果応報な末路を遂げるという性根の腐ったパパラッチ的な汚れ役や悪人役を押し付けられる事もしばしば。この要素はキャラdisと捉えられる事もあるので、青葉終了のお知らせ共々用法用量には気を付けよう。
どういうわけか艤装にHトップの煙突が付いている彼女だが、これは前側煙突に這わせる形で付いていた烹炊所(軍艦内の厨房)の煙突が元になっているという。中に妖精さん用の厨房でもあるのだろうか…
なお、青葉のビジュアルを担当したhatsuko氏は本作において青葉1艦のみを担当しており、艤装配置が姉妹艦の衣笠(担当:藤川氏)とは大きく異なっている。
『艦これ』のサービス開始時実装艦の中で「ケッコンカッコカリ」関連以外のボイスやグラフィックの追加(期間限定を含む)が最も遅かった。
同じ声優が担当している第六駆逐隊や鳳翔、最上も期間限定ボイスには恵まれていないのだが、こちらは青葉とは違い補給・放置ボイスはあり、さらに暁・ヴェールヌイ・最上には時報も実装されている(ついでに言えば暁と響には改二もある)。
2015年12月8日、同じく追加の無かった高雄・愛宕にクリスマス限定ボイスのみならず補給・放置等の新規ボイスも実装された。
しかし翌2016年2月6日、遂に青葉のバレンタイン期間限定ボイス実装が告知され、2月10日のアップデートで実装され、以降少しずつではあるが追加ボイスが増え始めている。
ゲーム内では何かと不運が多いが(第六戦隊主要メンバーで唯一改止まりな点など)、意外にも2015年までに描き下ろしピンナップが3つ存在するため、外部への露出という点ではむしろ運に恵まれているといえる。
2015年に放送されたアニメでも少しだけ姿を見せたが、台詞の一切ないその他大勢的なモブ扱いだった。
2016年11月26日に公開された劇場版では遂に本格参戦を果たし、冒頭の夜戦シーンでは鳥海を旗艦とした艦隊の一員として古鷹、加古、天龍と共に激戦を繰り広げた。
また、長門が壇上で演説している時には手にしたカメラで撮影を行うなどゲーム版と同様のパパラッチぶりを見せている。
ちなみにパンフレットでは手を消し忘れた不手際があったことが確認されている。
なお、艦これ劇場版を公開された同月には偶然にも劇場アニメ版「この世界の片隅に」が公開されている。戦争末期の呉を舞台にしており、当時呉にいた青葉も登場。劇中の主要登場人物の一人が乗艦していたこともあり、登場した艦船の中ではメイン級の扱い(パンフでも青葉を大きく描いたモノがある)だった。
ただ戦争末期ということもあって、戦場での華々しい活躍とはいかず、空襲での着底状態の痛々しい姿も見せるが・・・(この後は本編を見てください)。
pixivではもちろんこの両作品をネタにした絵も多く投稿されており、その中でも青葉メインが多めなのは言うまでもない。
「青葉、青葉を見ちゃいました」
TVアニメ「いつかあの海で」第7話と8話においてセリフ付きで登場。自らおとりとなって、榛名を佐世保まで逃している。
狼mode
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