「俺もいつか…人を信じることができるかな」
「時間の完全なる支配のため人間は排除する!」
概要
時間警察の捜査官「黒崎レイジ」が、Gデンオウベルトにライダーパスをセタッチする事で、人工イマジン「イブ」の力を纏って変身する仮面ライダー。
デンガッシャーを武器として使用する点を除けば、ライダーパスで変身する中でも独特なシステムを持つ。
まず、G電王は固有のフォーム名を持たない。変身後のセタッチする際はフルチャージではなく「パーフェクト・ウェポン」を発動。強力なバリアを手をかざす形で展開が可能となる。
更に、人工イマジン・イブ(後述)の解析による敵の動きの先読みもあり、高い戦闘能力を持つ。
必殺技
フルチャージが無いため、デンガッシャーを用いた必殺技で構成される。
ワールドバニッシュ
デンガッシャーガンモードから無数の赤と青のエネルギー弾を発射する。
ワールドエンド
劇中未使用。デンガッシャー十手モードを使用する必殺技。
ツール
ライダーパス
Gデンオウベルト
G電王への変身に使用する。
デンガッシャー
電王の物と同じ。
ガンモード、十手モードを使用した。
人工イマジン・イブ
声:高橋広樹
時の運行を管理する時間警察が作り上げた人工のイマジン第1号のドーベルマン型イマジン。普段はレイジの持つ“ライダーパス”内部に存在している。
G電王に変身した後は顔が胸の装甲の一部となるが、ゼロノスベガフォームのように飾りなのかどうかは不明。ちなみに会話する際は目が赤く光る為、ゼロノスとは違ってガチで本人の顔である可能性もある。
人工的に生まれた存在である為か融通が利かない堅物=機械的な性格の上、他のイマジンと同じく傲慢かつ独善的な一面を持っており、内心では人間を感情に左右されて完璧な行動が出来ない生物として見下している。
しかし、自身と同じようなタイプであるレイジに対しては絶対的な信頼を寄せており、レイジに対して様々なアドバイスを行う。
この世の全ての歴史が刻まれたアカシックレコードに忠実に行動した結果…
余談
名前に電王と入っているくせにモチーフはパトカー。モチーフの通り、電仮面はパトカーの形状から仮面へと変形する。
もちろん体のところどころに、線路のようなものがあるので、ちゃんと電車要素はある。
あの仮面ライダーに先駆け自動車がデザインモチーフに選ばれた初(?)のライダーだった。
関連タグ
以下人工イマジン・イブのネタバレに付き閲覧注意‼
物語の終盤、海東大樹の行動により、自身を捨てたと思っていた母の本当の気持ちや、大樹の行動の真意を悟った事で彼への憎しみが薄れ母と大樹を許そうとしたレイジが、自分のアドバイスを全く利かなくなると突然「これだから人間は信じられない‼」と本心を露わにすると同時にレイジを見限り暴走。
感情に全く左右される事無く完璧な行動ができる自身が世界を管理しようと目論み、単独でG電王へと変身(というより、他のイマジンが契約後に実体化するのと同じ方式だった為、変身ベルトを使ってG電王の姿で実体化したという方が正しい)。
上記にある通り、未来人の精神体たるオリジナルのイマジンとは異なり、人工的に生みだされたとはいえ本質自体がイマジンたちと同じである故に、“人間を全て消し去れば歴史を改変しようと目論む者もいなくなる”=“時間を完全に管理することに繋がる”=“万事めでたく全てが丸く収まる”というイマジン特有の勝手な解釈による判断から全ての人間を消し去ろうと活動を始めてしまった(要は本三部作のトリを飾るラスボスである)。
自身が持つ完璧な判断力を用いてタロスズ及び電王を圧倒するが、最後はディエンドとの連携で正面突破して来たクライマックスフォームの必殺技を受けた所へ"コンプリートフォーム"へとフォームチェンジしたディエンドが発動した召喚ライダーたちの必殺技+『強化ディメンションシュート』の同時攻撃を受け大爆発と共に消滅した。