キリギリス「あっるぇー!? もー終わりーィ!?」
アリ「やはり子供だな。ムキになり過ぎる」
概要
今まで分裂するイマジンはトータスイマジンやスパイダーイマジンなどがいたが、このアントホッパーイマジンは最初から二人で一人という二重人格の珍しい個体であった。
冷静沈着で責任感の強い蟻型(CV:鳥海浩輔)とおバカでハイテンションなキリギリス型(CV:関智一)がおり、外見は特に変わらない。
アントホッパーイマジン自体は金融会社の社長・藤代裕也の「野上愛理を連れてきて欲しい」という契約を機に実体化したものの、劇中では過去に飛ぶことなく執拗に電王を狙っており、2対1とはいえガンフォームを圧倒して戦闘不能に追い込み、ソードフォームやゼロノスとも互角以上の戦いを繰り広げるなど、今までの単なるテロリストイマジンとは異なる作為が感じられた。
最終的に蟻型の個体はゼロノスのグランドストライクで、キリギリス型はクライマックスフォームのボイスターズスラッシュで撃破された。
また、契約者に直接憑依する(白目の部分が黒くなる)敵イマジンはバットイマジン以来久しぶりの登場となった。
外見
身長197㎝、体重190㎏。右半身がキリギリス、左半身がアリに酷似した姿をしている。
蟻型はシャベルのような矛を、キリギリス型はバイオリンに似た斧を武器に使う。
余談
後にハイパーバトルビデオではウルフイマジン、スパイダーイマジンと共にデンライナーを襲撃している。
イマジンのほとんどは「お前の望みを言え。どんな望みでも叶えてやる。お前が払う代償はただ一つ」と持ち掛け契約を結ぶが、アントホッパーイマジンはそのようなやり取りを一切せずに藤代の性格を考えてすぐに契約内容を独断で決めた。(そのため藤代も当初彼の存在に気づかなかった)目的以外の事は無駄な手間をかけずに手短に済ませるという性格が表れている。
そもそも藤代は借金で縛り付けてまで愛理を自分の物にしようとする男であり、欲望に忠実であるがゆえ、イマジンにとってもどんな事を願っているか非常にわかりやすい人間であるといえる(実際アントホッパーイマジンも「適当に契約するには手頃」と評していた)