もしかして→パイレーツマン?
概要
オメガ・ケンタウリの六鎗客の一員である超人。一人称は俺又は俺様…ではなく吾輩で、口癖は「ムマムマ」。超人強度は8000万パワー。
掠奪を生業とする海賊の血を引いており、これまでの試合で相手の「最も大事な宝」を奪ってきた。
『完璧超人始祖編』に続く新シリーズで初登場。
人物
六鎗客のリーダーオメガマン・アリステラの右腕的存在であり、性格も冷静沈着ながらも豪胆、戦いにおいては海賊らしく苛烈に攻め立てる好戦的な気質の持ち主。
一方で力や覚悟を見せた相手には素直に認める度量もある。
容姿
THE・海賊の紺色のコスチュームが特徴の巨漢超人。所々機械的になっているが比較的人間に近いデザインをしている。初登場時は瞳孔が描かれてない目に黒一色だったためある超人に似ている噂がたった(現在はトーンが張られているタイプになった)。
帽子は意外と硬い素材でできており、また帽子の上の金髪は飾りではないようだ。
戦闘スタイル
見た目通りのパワーファイターだが意外にも身のこなしは軽く、技巧にも長けている。着ているジャケットを閉じて相手の手足を挟む「ジャケットシャッター」、投げ技「トレジャーハントスープレックス」と、攻防いずれも隙がない。
劇中での活躍
カナディアンマン戦
魔王サタンの指示で、前シリーズにて登場した“完璧超人始祖”の一人サイコマンの遺産を奪取すべく、自身を含む6人の超人(オメガ・ケンタウリの六鎗客)と共に、彼の研究室があるとされるスペインのサグラダ・ファミリアに襲来。新たな危機に備えかの地を守衛していた正義超人たちと対峙し、特設Eリングでカナディアンマンと対戦する。
カナディアンマンには彼のパワーを認めつつも、それに頼り過ぎていると指摘しつつ技量の差を見せつける。
その彼から「超人としての誇り」を奪おうと、ナックルパートの連打で彼のシンボルとも言える額の楓マークを歪ませた。それでも誇りを捨てようとせず、むしろ掴まれた部分を自ら手刀で切り捨てたカナディアンマンの新技「リビルト・カナディアンバックブリーカー」で身体を締め上げられるが、カナディアンマンに疲労が出始めたことで力が緩んだ隙を突いて脱出、投げ技「カリビアンストーム」を決めて優位に立つ。
そして海賊帽のΩマークを海賊旗マーク(ジョリー・ロジャー)へと変化させ、降伏勧告の儀式を行い、彼に誇りを差し出して自分たちの軍門に下れば命だけは助けると促すが、カナディアンマンはそれを一蹴。
其処で彼の身体を背面逆向きに持ち上げ、首を四の字固めで締めることで背骨を真っ二つにへし折る必殺技「セントエルモスファイヤー」で処刑。しかしカナディアンマンの今際の際に述べた謝罪が降伏勧告の拒否を後悔したからのものではなく、この場にいないスペシャルマンに向けてのものと知り、「誇りの在処を間違えていたようだ」と認識の間違いを自覚した。
キン肉マン戦
サグラダ・ファミリアでの5試合が終了後、突如現れた4人の「元・キン肉星王位継承者候補」と対峙し、第四戦・ソ連(劇中当時)のスワローズ・ネストにてキン肉マン(キン肉スグル)と対戦。
本来はキン肉マンとアリステラの対決を所望していたようであり(火事場のクソ力をアリステラに習得させるため)、その代役を務めるつもりなのか、開始からキン肉マン打倒よりもクソ力を引き出すために追い詰めることを主眼に置いて戦う。
例によってビビりまくるスグルを持ち前のパワーを活かして崖側のロープ際へ追い詰め、序盤からクソ力を発動させることに成功。
だがまだ完全な発動ではなかったらしく、依然としてペースを握りながら責め立てるが、超人絞殺刑をかけられてしまう。
しかしそれすらもパワーで脱出せんと試み、外せば自身が絶壁から落ちてしまうにも関わらず強引に脱出。頭から真っ逆さまとなるパイレートマンだったが、なんと両腕からマグネットパワーを発動させ、斥力によってリングへと帰還。
驚くスグル達に対し「自分の力はあくまで真似事であり、マグネットパワーと呼べるほどの代物ではない」と告げ、未完成であると明かす。オメガ一族の祖先が地球から追放された経歴、そして現在の目的を告げ、スグルの協力を「裏切ることになる」からと断る等、誠実な人柄を見せクソ力の真価を見定めるため地力でスグルに猛攻を見せる。
スグルのキン肉バスターにジャケットをパラシュートにして落下の勢いを落とす「パラシュートアンカー」から体をひっくり返し、「バイキングバスター」を決めるが、先の戦いで散った正義超人たちの友情パワーで立ち上がったスグルからカナディアンマンのリビルト・カナディアンバックブリーカーで身体を締め上げられ、新たな「52の関節技」を受けたことでクソ力への期待を寄せた。
しかしスグルのフライングパンチを受け止めたことでクソ力がオメガの星を救うには足らないものだと判断して失望を露わにし、スグルに熾烈な攻撃と罵詈雑言を浴びせ、ジョリー・ロジャーで死の二択を強要する。だが心の奥底が哀しみに包まれやり場のない怒りに向けているとスグルから察知され謝罪をかけられるも、納得行かないままリング外の絶壁に投げ飛ばす。それでもなお岸壁にしがみつきクソ力を発動させようとするスグルに業を煮やしセントエルモスファイヤーでリング上に持ち上げトドメを差すが、これまでのとは遥かに違うクソ力を発揮したスグルからマッスル・スパークをかけられ敗れる。
試合後、スグルにクソ力は三段階の強さがあると語り、「慈悲の心」がオメガの星を救う力と確信して彼と和解した。そして一族の仇敵であるザ・マンとの対話を考え、同胞に恨みを捨てる説得を試みたいと伝える。
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バイキングマン 初代海賊?超人。