“魂斗羅(コントラ)”とは、
熱い斗魂とゲリラ戦術の素質を
先天的に合わせ持つ、
最強の闘士の呼称である。
概要
コナミが発売したSFアクションシューティングゲーム。
海兵隊に所属する二人の”魂斗羅”、ビル・ライザー上等兵とランス・ビーン上等兵が、エイリアンに操られ人類絶滅を企む悪の軍隊「レッドファルコン」に立ち向かうというもの。
八方向に撃ち分けられるショットを駆使し、四方八方から現れる敵を迎撃・殲滅するという爽快なプレイスタイル、ステージを横から見たサイドビューステージと、上から見たトップビューステージが存在することが大きな特徴。
シリーズ初期は露骨な洋画パロディが目立っていたものの、作品を重ねるごとに「ミサイルに掴まって空を飛ぶほどの身体能力を持つ一方、ザコの体当たり一発で即死する魂斗羅」「グロテスクかつありえない攻撃を仕掛けてくるエイリアン」など独自要素が強調されていき、硬派な作風ながらバカゲーと評されることもある。
第一作はアーケードゲームだがファミコンで初の移植がなされたほか、スーパーファミコン、プレイステーション2など、さまざまな機種でシリーズ作品が発売された。
魂斗羅
全てはここから始まった「魂斗羅」
スーパー魂斗羅
そしてその戦いはさらに発展し「SUPER魂斗羅」
魂斗羅スピリッツ
やがて戦いは16ビットの世界へ「魂斗羅スピリッツ」
魂斗羅ザ・ハードコア
外伝的作品である「魂斗羅ザ・ハードコア」
真魂斗羅
PS2へ舞台を移した「真魂斗羅」
ネオコントラ
トップビューのみで構成された「ネオコントラ」
魂斗羅デュアルスピリッツ
ついには2画面ぶち抜きでの争いとなった「魂斗羅DS」
魂斗羅Rebirth
ハードパワーを活かした新たな演出で生まれ変わった「魂斗羅ReBirth」
Hard Corps: Uprising
ザ・ハードコアの流れを汲み、HDへ移行した「Hard Corps: Uprising」
登場キャラクター
ビル・ライザー
多くの作品で1Pを務める魂斗羅の代表であり、「コマンドーの破壊力」を持つ漢。
初期作品では元ネタまんまに描かれていたが、近年は金髪が強調されている事が多い。
最強の戦士とも評されるが、『ネオコントラ』ではある衝撃的な事実が明かされる。
「奴ら…ゆるさん」
ランス・ビーン
やはり多くの作品で2Pを務めるが、『真魂斗羅』では一転悪役となり、悪の組織ブラッドファルコンを率いて人類に反旗を翻した。果たしてその目的は……?
TSUGU-MIN
『魂斗羅ReBirth』で登場した、シリーズでは異例の萌え単眼ロボット。
詳細は個別記事を参照。
天王創魔心ゴメラモスキング
『魂斗羅』のラスボスであり、レッドファルコン基地の中枢に存在するエイリアンの中枢。
見た目は脈打つ人間の心臓そのもので、四つの妖卵エグロンに護られている。
本体は攻撃能力を持たないが、エグロンからは把妖虫バッカーが無限に湧き出る。
以降のシリーズにも中ボスとして登場するが、その特性上あまり手ごわくないことが多い。
天王鬼ギャバ
アーケード版『スーパー魂斗羅』のラスボス。
画面内に身体が収まらないほどの巨体を持つエイリアンの親玉。
眼球や額から弾を発射し、口からザコを吐き出し、更に蛇のような二本の触手を伸ばす。
弱点は額だが、一度撃破されても脳だけになって襲い掛かってくる事すらある。
以降のシリーズでもラスボスに近い存在として登場することが多い。
もっとも優遇されているボスキャラクターと言える。
陰獣キムコウ
ファミコン版『スーパー魂斗羅』のラスボス。
昆虫にも似た不気味な肉体と、口の中に人のような顔面を持つ怪物。
武器は足の穴から撃ち上げられたのち降り注ぐ拡散弾と、眼球から連続発射される光弾。
案外機動力も高く、素早く走り回ったり大ジャンプすることもある。
ギャバに比べて中ボス扱いされており、ザコ扱いで量産されるなど若干不遇。
大覚ロボビッグファズ
ギャバほどではないが巨大な体躯を誇る骸骨型ロボット。
鋼鉄製シャッターの奥から胴体を覗かせ、様々な攻撃を仕掛けてくる。
代表的な武器は目からの追尾弾や口から吐き出す火炎放射、部屋の広範囲を吹き飛ばす爆弾。
撃破時はシャッターが仇となって首が落ちるのがお約束。