神蔵蓮太郎
かぐられんたろう
「影になりて力なき者を守る。誤った力の使い方をする者からな!」
演:多和田任益
概要
『仮面ライダージオウ』の登場人物で、仮面ライダーシノビの変身者。
2022年の「オーマジオウが存在しない未来」の仮面ライダーらしい。
項目トップの台詞でもわかるように、力なき者を力の使い方を間違った者から守るためなら自らが傷付くことも厭わない、高潔で正義感の強い好漢。まだ仮面ライダーになっていない2019年でも、チンピラ達に因縁を付けられていた友人を助けるために果敢に立ち向かっていた。
チンピラ達に叩きのめされた後、自らの非力さを嘆いているところにウールが現れ、アナザーウォッチを埋め込まれたことでアナザーシノビになってしまい、その力に呑まれて暴走、先程のチンピラ達を次々と襲い始める。
これにより、皮肉にも自らが「誤った力の使い方をする者」になってしまう。その後一度はアナザーシノビの力を使い続けることへの迷いを見せるが、スウォルツに唆されたことでタイムジャッカーの都合のいい王になる道を選んでしまった。
しかしソウゴの説得を受け、未来の自分を信じて借り物の力ではなく自らの力で未来を切り開くことを決意。未だ不安定だった「仮面ライダーシノビになる未来」を確定してみせた。
結局はスウォルツに強制的にまたアナザーシノビにされてしまうが、自らが選び掴み取った未来によって生まれた仮面ライダーウォズフューチャーリングシノビに倒され、元に戻った際には満足そうな表情を浮かべていた。
スピンオフ作品「RIDER TIME SHINOBI」では主人公を務める。神蔵紅芭という妹がおり、今生カンパニーの御曹司である今生勇道(仮面ライダーハッタリ)とは幼馴染。
忍術の取得が義務付けられているこの世界では、普段はサラリーマンとして働いているが、安月給のため貧乏暮らしであり、紅芭からも「ポンコツ」呼ばわりされあまり期待されていない。忍法も紅芭に比べると非常にショボく、今生カンパニー主催の忍術大会では予選で呆気なく敗退するほど。
しかし「ポンコツな兄」としての彼はあくまで仮の姿であり、その真の顔は仮面ライダーシノビとして闇の忍者軍団・虹蛇と戦う伝説の忍者。忍法がショボいのも全て演技であり、実際は敵の忍法で凍らされる前に炎の鎧を纏って完全に凍るのを防ぐ、曲げられた手裏剣を敵目掛けて正確に投げ当てる(曲げられた手裏剣はコントロールが狂ってしまうため的に当てるのが非常に難しい)など一流の腕前を誇る。
彼がポンコツな兄を演じているのは、虹蛇の姫君である紅芭を守る際、敵に自分がシノビである事を悟られないようにするというガマノ師匠の言いつけを守っているためであり、それ故に紅芭も自分の兄がシノビである事を知らない。