「これが……スパルタだぁぁああ!!」
プロフィール
概要
『Fate/GrandOrder』に登場するランサーのサーヴァント。
侵攻する十万人のペルシャ軍を食い止めるため、わずか三百人で立ち向かった『テルモピュライの戦い』やそれを元にした映画・アメコミ「300」で有名。
レオニダスはスパルタの王として君臨したが、何しろスパルタという国家自体が基本的に「脳筋」を産み出す土壌と化しているため、治政には非常に苦労したとか。
彼自身、自分が王になったのは、唯一計算が出来たからだと自負している。
人物
脳筋ばかりで知られるスパルタ人にしては知的好奇心が旺盛で、聖杯への願いも"諸国漫遊"というものである。
特に数学に対して一種の崇拝を向けており、立派な趣味と化している。
前世は王であったが、王であることへのこだわりは特になく、レオニダスは喜んでマスターに付き従う優秀な護衛兵となる。
本人は認めたがらないが、それなりに筋肉大好きな脳筋なのできちんと操縦するべきである。
サーヴァント内でも見た目とギャップが激しい性格的なネタ枠担当。
とにかくよくしゃべり、何故かやたら畏まった態度で接してくる。
映画の方の渋いタフガイとしての彼を念頭にある人からすると、凄まじいキャラ崩壊と思うこともあるかもしれない…。
「脳筋」というスパルタ人ならではの評判をやたらと気にしており、筋肉大好きな自分が少しでも露見すると即座に言い訳を考えて捲し立ててくる。中の人の熱演もあって、その姿がやたらコミカルに見えるので、ギャップの落差に拍車をかけている。
だが、そこさえ除けば、気遣いの行き届いた紳士であり、マスターをしっかりと立ててくれる。
その精神性は、槍の如く実直かつ品行方正。決して曲がらず、挫けず、阿らない。
マシュも、自身が盾のサーヴァントということもあり、防衛にまつわる伝説を持ち、かつサーヴァントとして忠義に燃える彼を大いに尊敬している。
レオニダスも主人公とマシュに“殿”と敬意を以て呼び、両者の関係は至極良好である。
ただし、Gの付くアレだけは勘弁なッ!!
また、カルデアに来てからは一般職員に対してブートキャンプ的なトレーニングを施している模様。
第三霊基解放で素顔を見せてくれるのだが、これがなかなかの渋メン。
余談だが、彼は前述した苦手なものが登場するイベントに、過去二度登場させられている。
しかしどちらのイベントにおいても、彼は「仲間を助けるため」に行動を起こし、その上登場するのはいずれもかなり後半。
つまるところ、死ぬほど苦手なものが蔓延る戦場でも、仲間のためと覚悟を決めたら、ビビりながらでも物凄い奥地まで、必死になって助けに来てくれるということでは?……といった具合に、逆説的に株価が上がる要因にもなっている、と考えられなくもない。
Gが苦手な理由は物理攻撃が通用せず、自分より計算高く行動する為。(理系故に科学で解明できないGを全く理解できないという点や、壁=守りをすり抜けてしまう事も一因か?)なんとも彼らしい理由である。ただし、FGOではちゃんと物理攻撃は通るのでご安心を。
能力
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|
B | A | D | C | C | B |
肉体面は納得のステータスだが、守勢で真価を発揮するタイプの英霊であるせいか、本来は機動力に優れるランサーらしからぬ「敏捷:D」のステータスがネックとなっている。
もっともレオニダス一世の場合、統率された集団による防衛力こそ真価であるので、敏捷性の低さは問題になっていない。
その耐久性は文句なしのAランク。物理的に受けることが出来るなら、竜種さえ「ワンちゃんに見える」と豪語するほど。
また神代クラスの魔眼による「死の邪視」さえ、盾一枚で弾き飛ばす驚異の防御性を誇る。
統率力と指導力にも優れており、1部7章では彼の教えがウルクの兵士たちを強靭な戦士へと育てている。
保有スキル
殿の矜持(A) | テルモピュライの戦いにおいて発揮された力が技能化したもの。防衛戦、撤退戦など不利な状況であればあるほどに力を発揮するユニークスキル。宝具との組み合わせで対軍宝具すら防ぎきる。 |
---|---|
戦闘続行(A) | 名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。 |
戦士の雄叫び(B) | 士気向上スキル。空手でいうところの呼吸法のようなもので、雄叫びにより精神的な調整を行っている。 |
対魔力(C) | 魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 |
宝具
炎門の守護者(デルモピュライ・エノモタイア)
- ランク:B
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜5
- 最大捕捉:不明
レオニダスの名を世界に知らしめたテルモピュライの戦いを再現するため、まず伝説の三百人が召喚される。歴史的事実の再現のため相手の攻撃後でも発動可能。
かの征服王等を彷彿とさせる人海戦術系宝具であり、レオニダス自身だけでなくマスター達をも護り抜く。
宝具で召喚された三百人はC〜Eランクの耐久ステータスを持ち、レオニダスと共に敵の攻撃を耐え抜いて、その分だけ強烈な反撃を加える。耐えきった人数が多ければ多いほど威力が向上するカウンター宝具。
ゲーム上での性能
ランクは☆2(UC)であり、ゲオルギウス・武蔵坊弁慶と並ぶ低級サーヴァントの盾役の一角。
コマンドのバランス自体は《Quick:2/Arts:1/Buster:2》と、ランサーらしいかたちに収まっている。
初期スキルから「殿の矜持(A)」で自身をターゲット集中にし、ほかの味方への攻撃を自分に集めることが可能。ついでにNP獲得量も増えるため、被ダメージ時のNP増加を逆手にとってArtsが乏しくやりくりの難しい宝具解放にこっそり一助出来る。
そして第一霊基再臨で「戦闘続行(A)」を習得し、土壇場で粘ることが出来る。
弁慶がHP9000以上という☆3級の耐久性を持つものの、レオニダスはBuster2枚と攻撃力で弁慶を上回るので、攻めながら味方をサポートできるなかなかにニクイ立ち回りをしてくれる。
ただNPチャージをダメージで稼ぐことになる関係上、8000にギリギリ届かないこのHPはもどかしいものがある。
メイン盾に据えるなら、遠慮なくフォウくんカードでHPを底上げしてあげたい。
宝具は【自身に3ターンの間ターゲット集中&防御力UP大+スター獲得】の効果。
オーバーチャージ分だけ防御力が上がるので、耐久メインで宝具連続解放を組むなら敢えて後発で出した方が効果は上がる。
Buster属性なので、自前でBusterチェインを組んで攻勢に出ることも可能。これぞスパルタ魂である。
アンデルセン・システムと噛み合い出すと、凄まじい耐久性で並大抵の攻撃など全く寄せ付けなくなる。
“攻めの盾”という運用さえ念頭におけば、アーチャー相手ならランクの下剋上も可能。
とあるプレイ動画の投稿者のメイン盾としても有名であり、数々の伝説を打ち立て続けている。
2016年3月23日の更新で実装された「サーヴァント強化クエスト第一弾」にて、七騎のピックアップサーヴァントの一騎に抜擢され、クエストをクリアすることでスキル「戦士の雄叫び」を習得する。
効果は【3ターン味方全体のBusterカードの性能UP】という破格の性能を誇っており、先行して妨害スキルを新たに習得した弁慶とは、よりはっきりと棲み分けが可能になった。
加えて「戦士の雄叫び」のBuster UPと、レオニダス自身の盾能力から、バーサーカーの補助要員の有力株としてのし上がり、ここに回復役サーヴァントが加われば盤石の態勢で戦うことも出来るようになる。
関連人物
守りに長けるうえ、同じ盾持ちサーヴァントとしてリスペクトされている。
レオニダスが彼女に語る数々の言葉は必見である。
主人公への刺客という「守るものなき戦い」を嫌がらせとして強いられるが、当然真価を発揮できず、無念の即時退去となった。
第1部第七章で自身を召還した人物。
ウルクの力となるべくウルクの兵を率い、主に北壁の最前線で戦う。
彼の指導は、彼亡き後にも生き続け、ウルクの兵士たちを勇敢な戦士へと育て上げていた。
カルデアのスタッフ一同
普段から彼らの運動不足の解消も兼ね、ブートキャンプを開催して鍛え上げている。
そのおかげか、二度目のハロウィンの際には、嫌がる主人公とマシュに対してスクラムを組んでレイシフト用のコフィンに押し込めている。
ウルクの兵士たち
第七章でギルガメッシュに命じられ、彼らの指導と鍛錬を担当する
アニメ『Fate/EXTRA Last Encore』にて、他のマスターから回収したレオニダスを、バーサーカー化した手駒として運用していた。
あくまで使い捨ての雑兵として用いたがための措置なのだろうが、真っ当にサーヴァントとして使役した場合、レオニダスの持つあらゆる優位を殺す、最悪の運用法となる。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder ランサー(Fate) サーヴァント
スリーハンドレッド:宝具の由来となったテルモピュライの戦いを描いた2007年製作の映画。因みに役者の筋肉は全て自前だった