「外れる弾なんか撃てるかよ」
プロフィール
概要
3巻で遠征から帰ったトップチームの一員として初登場。船酔いでダウンしたらしい冬島隊長に代わって隊を代表していた。
A級2位という全体でも最上位と言うに相応しい部隊で、実質的に1人で戦闘員を務めている。
人物像・活躍
個人ランク狙撃手1位にして、総合ランク4位の成績を持つ、感覚派狙撃手筆頭。
元々はソロの狙撃手としてブラブラしていたのだが、当時中学生だった真木に「働け」と怒られ、愉快になってチームを組んだのが始まり。
今時珍しいリーゼントの髪型が特徴的。リーゼントだが別段不良というわけでもなく、ゆるく気さくな性格。ただし学業成績の方はかなり微妙。毎朝のセットに掛かる時間は「トリガーオン」の戦闘体換装で2秒くらいらしい。
また、最近たまに頭の上にネコが乗っているが、その乗り心地は「わるくない」とのこと。
戦闘訓練ではしばしばサボっていて、参加しても弾痕で絵を描いていたり、隠密射撃で顔見知りだけを長距離から一方的に狙撃したり(この訓練では被弾数よりも命中数が重要)と成績無視の行動を取っている。しかし、圧倒的な実戦戦績により、狙撃手1位の座に君臨している。
無駄弾は撃たない主義を掲げていて、No.2狙撃手奈良坂の「当てなくても行動を制限できれば十分」という発言には「だからお前は2位なんだ」とかなり辛辣に返していた。もっとも、奈良坂の狙撃の腕前は認めているようなので、ライバル視の裏返しとも取れる。
絵馬ユズルに対しては第二の師匠を名乗っているが、本人には認められていない。
ネコが懐いてきた縁で出穂に対して指導する事になったが、なかなか狙撃の腕が上がらない彼女に対し、適当すぎる指示で的のど真ん中に当てるように補正しているように、感覚派ではあるが、指導面でも腕前は良い様子。なお、現状は正式に弟子にするのかは明言されていない。
国近と今は高校のクラスメートで、学業成績がだいぶ残念な国近と当真は幾度も今に救われているらしい。また失踪した鳩原も、高校在籍時はこの3人と同じクラスであった。
ボーダー隊員はその大半が頭脳派か、肉体派か、両方を兼ね備えた傑物かであるが、当真は成績も微妙な上に体力もないという狙撃の才以外は相当に残念なタイプである。太刀川以下の学力に生身の体力は修以下と言えばそのヤバさが伝わるだろうか。
類似した隊員に前述の国近、影浦隊の仁礼などがいる。ボーダーがあって本当に良かった。
黒トリガー奪取作戦では、最初は迅を担当していたが、当てられそうにない事から嵐山隊へ狙いを変更。合流後は空中で隙だらけになった時枝を仕留め、続く第二射で木虎も狙ったが時枝がズラした事で片足のみに留まった。
その後、嵐山が「テレポーター」を使用した隙を撃ち抜こうとしたが、逆に狙撃体勢に入った隙を木虎に突かれベイルアウトした。
大規模侵攻編では本部に待機していたが、終盤に奈良坂・古寺と共に本部屋上に現れ、一斉にハイレインを狙撃して出水を援護した。しかし、ミラがラービットを転送させてきた事により、冬島隊長のショートワープでの退避を余儀なくされた。その後しばらく睨み合いになったが、風間隊・諏訪隊と合流してラービットを撃破している。
ガロプラ襲撃時には、本部屋上から狙撃手チームの半分を率い、人型トリオン兵「アイドラ」を迎え撃った。
B級ランク戦ROUND6「三雲隊vs生駒隊vs王子隊」では解説を担当。
実況の国近からはもう1人の解説ゾエさんも含め「3人合わせてアホの子18歳トリオ」と紹介された上に「反比例」の意味が分からない疑惑も出たが、修や千佳の機転を褒めたり、三雲隊にもう一人のエースが必要な事を指摘したりと、わりとちゃんとした解説を行っている。。
戦闘能力
No.1狙撃手の名に恥じない腕を持っており、650m離れた距離から動いている相手をヘッドショット、ハイレインが生み出したサカナの隙間を縫って本体に命中させる、ネコを頭に乗せたまま的に絵を描くなどなど、数多くの離れ業を見せている。
また狙撃手の合同訓練では、上位陣の顔見知りのみを的確に撃ち抜き(奈良坂以外は全員ヘッドショット)、自らの被弾はゼロに抑えるなど狙撃手としての立ち回りもトップクラス。
変態揃いのボーダー狙撃手陣のトップに君臨するに相応しいド変態スナイパーである。
狙撃手は通常、主力に関わらず3種類の狙撃銃を全て装備しているのだが、彼は百発百中精神のためか「イーグレット」のみの非常にシンプルなトリガーカスタマイズになっている。
パラメーター
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 9 | 7 | 4 | 13 | 10 | 2 | 2 | 53 |
トリガーセット
メイントリガー | サブトリガー |
---|---|
イーグレット | バッグワーム |
シールド | シールド |
FREE TRIGGER | FREE TRIGGER |
FREE TRIGGER | FREE TRIGGER |
作者のキャラ評
もともとが特別なナンバーワン 【当真】
自慢のリーゼントの揺れ具合で気流を読むという感覚派スナイパーの筆頭。命中して当たり前の的には興味がなくしょっちゅう訓練をサボっているが、圧倒的な実戦での戦績で不動の狙撃手トップの座に君臨している。なお、トリガーの射撃に気流は特に関係ない。
(JC4巻 カバー裏)