デーボ・ウイルスン
でーぼういるすん
「短い……恋だった」
CV:竹本英史
データ
身長:202cm(巨大化復元時身長/50.5m)
体重:164kg(巨大化復元時体重/410.0t)
考え:不明
集める感情:喜び(キャンデリラと結託)
成分:ウイルス、ガスマスクなど
配合:ネムネム病、ウイルスピア
特記事項:外出後の手洗いうがいは欠かさない
概要
遥か恐竜時代から存在していたデーボモンスターでデーボ・ヒョーガッキ、デーボ・ナガレボーシと並んで恐竜を絶滅に追い遣った仲良しトリオ・ゼツメイツの1体。
その中でも彼は「病気」担当で、あらゆる病を操って生物を苦しめる事が出来、嘗てはこの強烈な病の力で恐竜絶滅の一因を作った実力の持ち主だった。
その外見はまるで悪魔その物と言っても良い外見である。
中世時代にも復活及び活動しており、その時はラミレス/キョウリュウシアンと獣電竜アンキドンによって粉砕されたが、砕け散った破片は実はアンキドンの体内に取り付いており、500年以上の時をかけて増殖。現代に蘇った。
そうして復活した後、病的なまでの執念で獣電池の中からアンキドンを苦しめ、喜びの戦騎キャンデリラの喜びの歌によって自身の能力を活性化させる為、人間を幸せなまま永遠に眠らせ続ける「ネムネム病」を操り、喜びの感情の収集に協力する。
デーボ・バティシエを凶暴な姿に変貌させたのも自身の病の力とされ、彼を倒したキョウリュウジャーの前に獣電竜アンキドンと共に姿を現す。
活躍
500年前に復活した時、シアンとアンキドンとの戦いに敗れて倒されたかと思われていたが、その残骸は執念深くアンキドン獣電池に憑依し、現在まで時間をかけて回復していた。
「喜びの歌」を熱唱し、喜びの感情を強制的に集める作戦を思い付いたキャンデリラと結託する。
キャンデリラの「喜びの歌」によって活性化され、再生スピードが大幅に上昇し、更にウイルス能力を扱える実体のない分身を外界に出現させる事ができるようになる。
相手を幸福の気分のまま永眠させる「ネムネム病」を散布し、喜びの感情を集めると同時に自分を完璧に復活させ、宿主のアンキドンを葬ろうと目論む。
獣電池に侵入したピンクを迎え撃つが、彼女が放ったスティメロ獣電池によりアミィに好意を持ってしまい、彼女の術中にはまって外へと飛び出す。
味方のゾーリ魔もピンクを守る為に蹴散らして求愛するも、ドリケランスを利用し放った獣電ブレイブフィニッシュを受け敗北。
その直後、デーボスの復活水を浴びて巨大化すると、三叉の槍の先からのエネルギー弾で攻撃し、今度はガブティラに憑依しようとする。だが、力が戻ったシアンの能力で退けられ、そのまま3体の獣電竜(ガブティラ、ドリケラ、アンキドン)がカミツキ合体したキョウリュウジンマッチョと交戦。最期はキョウリュウジンマッチョ・ブレイブフィニッシュを受け爆散した。
余談
モチーフには髑髏や悪魔も含まれている。悪魔は良く細菌やウイルス等の病原体の擬人化に使われ、髑髏もその危険性を分かり易く伝える記号としては一般的である為、妥当なチョイスと言える。
名前の由来もそのままウイルスから。
成分にはガスマスクとあるが、恐竜時代にそんな物は当然存在しない。
声を演じた竹本氏は2001年の『百獣戦隊ガオレンジャー』の狼鬼以来、実に12年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。あちらも巨大戦力を洗脳していた古の戦士である上、それも最終的にはヒーロー側に就いている。