概要
CV:悠木碧
秘密結社『ズーラーノーン』の十二高弟の一人にして、元スレイン法国特殊部隊『漆黒聖典』第九席次。
漆黒聖典時代は『疾風走破』の異名を取った英雄級の力を持つ実力者で、自らを「人殺しが大好きで、恋して愛している」と語って憚らない性格破綻者。
戦士として非常に高い実力を持っており、彼女と同等の戦士は王国ではたった4人、ズーラーノーン内で彼女に勝てる高弟は3人しかいないとのこと。
同じズーラーノーンの高弟である同僚のカジットから「クインティアの片割れ」と呼ばれたことがあるが詳細は不明。
性格
上述の通り、人を殺すのが大好きだと公言するほどの殺人狂。
また、「拷問も大好きだよ」の言葉通り可能な限り嬲って殺すのを楽しんでいる。
こんな具合に性格が破綻しているが、その性格はどこか演じている節があり、本人の思考をなぞる文では冷静そのもの。web版でもズーラーノーンからの脱退を決めた際は冷徹かつ淡々と行動していた。
それにそんな性格になったのも理由があるみたいだが、本人が語らないので詳細不明。
ただ両親と兄になにかしら原因があるらしい。
強さ
現在登場した英雄級と評される戦士の中でも、トップクラスの実力者。
本人が「まともに戦える王国内の戦士」と明言したのは王国騎士団長ガゼフ・ストロノーフ、ガゼフと互角に戦った剣士ブレイン・アングラウス、「蒼の薔薇」のガガーラン、「朱の雫」のルイセンベルグ・アルベリオンなど、トップクラスの名だたる猛者たちしかいない。
オリハルコンコーティングが施されたスティレットを主な得物とする。
素早い身のこなしで相手を翻弄しつつ、一気に接近して懐に飛び込み、スティレットの刺突を急所に叩き込む戦法・通称「スッといってドス」(本人談)を得意とする。
また、身体能力を強化する武技をいくつも修得しており、本気になるとこれらを重ね掛けして更に超人的な身体能力を発揮出来るようになる。
切り札はスティレットに込めた各種攻撃魔法で、刺突後に発動させることで、相手を防御の内側から破壊する必殺の一撃を見舞うことが可能。
なお、スケルトン系アンデッドなどの刺突が通じにくい相手への対策にモーニングスターをサブウェポンとして所持しているが、スティレット以外の扱いは余り得意ではない模様。
アサシン染みた戦闘スタイルながらその一撃は強烈で、並みの鎧程度は苦もなく貫通・または粉砕し、モモンの鎧ですら凹ませてしまったほど。
アニメ及び書籍版での活躍
ンフィーレアを攫う際に冒険者チーム「漆黒の剣」を皆殺しにしている。
特にニニャは周りの連中が逃がそうとしたことで嗜虐心を掻き立てられ、徹底的に痛めつけて殺している。
そのことが彼らを利用しようとしていたアインズの怒りを盛大に買ってしまい、舐めプされた上に抱きしめられて圧殺されるという悲惨な目にあった。
死体はギルドが収容したが、いつのまにか無くなっていたらしいので蘇生による再登場の可能性も残されている。
余談だが11巻特装版についてくる「ぷれぷれぷれあです ナザリック最大の危機」ではナザリックの一員でないのになぜかチャプターコールを務めており、アイキャッチにも毎回登場してプレアデスの誰かに殺されるという優遇なんだか苛めなんだかよくわからない扱いを受けている
そして「ぷれぷれぷれあです クレマンティーヌ逃亡編」ではまさかの主人公に抜擢された。
しかし作中での扱いはといえば、魔法でズルする奴に酒飲み勝負を挑まれ我を失い、ボクっ娘の照れ隠しで重傷を負ったり、明らかに只者じゃない目の奴と目どころか顔全体がおかしい奴にひどいめにあわされたり、死んだ原因の相方とニアミスしてトラウマに震えたり、比較的善良そうな奴に助けを求めたら噴出空中移動させられたりと、ひたすら酷い目にあってるだけ。
最終的に死の原因が純粋腕力で巨石を思いっきり崖に投げつけているところを遠目から目撃して、常識とか自信とかいろいろ蒸発して精神崩壊した。
web版での活躍
アインズの実力がどれほどのものかと実力を図ろうとしていたが、その意図を察し不快に思ったアインズが置いてあった石造りの椅子(推定2トン)を片手で壁に投げつけて粉砕したことで戦士としての自尊心が崩れ去ってしまう。
直後に魔法《上位道具作成/グレーター・クリエイト・アイテム》で豪奢な玉座を創り出したことでアインズが「人外の肉体能力を持った魔法使い」であると認識したために完全に反抗心が崩壊。
「あんなのに勝てるわけ無いでしょうが」と書籍版と正反対の発言をするレベルまで落ち込み、同時にズーラーノーンに居ては自分の身が危ないと同僚の一人と一緒にズーラーノーンを裏切って脱走した。