スペイン語
すぺいんご
概要
スペインやアメリカ大陸の大半の国などの公用語であり、英語、フランス語、中国語、ロシア語、アラビア語と並び、国際連合の6つの公用語の1つ。
別名は「カスティーリャ語」。スペイン本国ではカタルーニャ語やガリシア語などの地方言語の話者からこう呼ばれる事が多く、南米では「正統スペイン語」というニュアンスでこの名を用いる事がある。
同じくインド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属するポルトガル語とよく似ている。
元はラテン語の方言で、時代による変化と別個の中央政府を持つ事で分立したのは、ポルトガル語やフランス語やイタリア語などと同じ。
イベリア半島の大半をアラブ人やベルベル人が支配していた事があり、その時期にアラビア語の影響も受けている。
イベリア半島にはほかのラテン語系言語やバスク語もあるが、アメリカ大陸に勢力を広げたカスティーリャ王国の公用語であるスペイン語が植民地でも使われ、植民地の独立後も公用語になっている。イギリスから独立したアメリカ合衆国でも、元メキシコ領だった南西部を中心に話者が多く、英語の次によく使われている。
ラテン文字(アルファベット)にÑを加えた27文字のアルファベットを使う。
Vは「ヴァ行」でなく、Bと同じく「バ行」に相当する。(牛を指す「Vaca」が「バカ」になるのね)
Argentina(アルゼンチン)が「アルヘンティーナ」、Ajo(ニンニク)は「アホ」、Ajilloは「アヒージョ」と発音する。なおペルーで日系のアルベルト・フジモリ氏が大統領となった際彼はスペイン語圏の人から「フヒモリ」と発音されていた。
名詞は男性名詞と女性名詞に分かれており、分詞や形容詞・副詞などの品詞が名詞の性によって活用が変わることもあり、性によって異なる冠詞も存在するなど、日本語と違う特徴もあるが、母音は日本語に似ているので発音は比較的やりやすい。
ただし、他のロマンス言語を含めた他言語と同じく、動詞の活用形が沢山存在する。過去形は、点過去(完了過去)と線過去(未完了過去)の二種類が存在しており、この二つの使い分けはしばしば曖昧になる。未来形という活用形は、場合によっては推量の意味にもなる。また、接続法(英語で言う仮定法)は、英語よりも使い方が数多く、非常に複雑である。動詞の活用は非常にややこしいが、まず慣れることが第一とも言える。
但し、スペイン語が上手いと、商社などでは南米に飛ばされることが多いので要注意。(だってスペインは××がないからである。)
余談ではあるが、メジャーリーグは中南米の選手が多くスペイン語使用率が高い事で有名でありイチロー選手もスペイン語を巧みに使う。
アメリカではスペイン語話者が絶賛増加中で数年後に英語に代わって最大話者になる予定である。
その為、中国語と同様に英語に代わる国際言語として注目されている。
pixivのタグとしては主にスペイン語が書かれた作品に使用される。
スペイン語圏のユーザーが「キャプションにスペイン語使用」の意味で用いることも。