解説
1981年10月から1982年12月にかけて日本テレビ系列局(ただし一部系列局除く)他で放送された。なお、放送局によって放送時期にはやや遅れがあるほか、北日本放送では日本テレビでの放送が終わった直後にようやく放送を実施、福岡放送に至っては一度は放送を終わらせたためにアニメファンを怒らせてしまい、結果冬休み集中放送という形で放送を再開、どうにか完走した、と言う事もあった。
巨匠横山光輝の漫画『マーズ』のアニメ化作品。原作のエッセンスを受け継いではいるが、中身は(良くも悪くも)完全なオリジナル作品となっている。
またマーズがバッドエンドのトラウマ作品だったのに対し、本作はヒーローロボットアニメの王道を行く展開になっている。
ゴッドマーズの脚色は生前の横山光輝からゴーサインが出た事と、「破滅モノでは子供達に悪影響を及ぼす」事を憂慮した当時日本テレビ映画部に在籍していた堀越徹氏の意向もあり、堀越氏は番組PDも務めた。
本作に登場する美少年キャラは、放映時に多数の女性ファンの人気を博した。特に登場人物「マーグ」は主人公明神タケル以上に人気を獲得した。
その人気は凄まじく、マーグが死亡すると分かったときは制作会社に助命嘆願書やカミソリが送られ、死亡した後には葬式イベントも開かれた。
なお、前番組『太陽の使者鉄人28号』とは同じトムス・エンタテインメントの製作であり、正式な続編にあたる。
………地球は狙われ過ぎだ。
スーパーロボット大戦では
『スーパーロボット大戦64』『スーパーロボット大戦D』『第2次スーパーロボット大戦Z』及び『第3次スーパーロボット大戦Z』に登場。悪名高き「ズール皇帝こそが正義だ!」は『64』での台詞。
いずれもゴッドマーズのHPが0になると地球が吹っ飛んでゲームオーバーになる。
関連項目
ロボットアニメ 巨大ロボット スーパーロボット SF 日本テレビ系平日夕方アニメ・特撮枠
- 塀内夏子…漫画家。アニメ制作会社在籍時に背景画を担当した。
- ベストメカコレクション…バンダイから発売されたプラモデルのレーベル。ゴッドマーズは当然ラインナップされたが、敵メカいくつかもキット化された。模型店にとってはどうしてこうなった…という代物だったみたいだが。
- ドラゴンボール 突如現れた同郷の出身者より「赤ん坊の頃地球を滅ぼすため送り込まれた存在」と衝撃の事実を明かされた主人公がその使命に逆らい地球を守る戦士として戦う作品繋がり。
この一言、あまりにもパンチが効いていたため……ツイッタートレンドに「#ゴッドマーズ」が登場するなど大いに話題をさらった。詳しくは「この世界の片隅に」の記事参照。