解説
女性アイドルの黄金時代であるといわれ、当時を知る人にはつい最近のようにも思えるが、もう30年以上前のことである。
1980年代前半は、松田聖子、中森明菜、小泉今日子ら多数の女性アイドルが生まれ、アイドル黄金時代と呼ばれる。また、その中でもアイドルの当たり年(デビュー年)は一般に、1980年・1982年・1984年・1985年と言われている。
しかし、1980年代終盤に入るとバンドブームの煽りを受けてロックバンドが台頭。またゴールデンタイムにおける歌番組の相次ぐ終了により、“プロのアイドル”の時代は終わりを迎え、「アイドル冬の時代(または「アイドル氷河期」)」に突入した(一部では、1986年に起きた岡田有希子の自殺が芸能界の暗部を露呈させ、アイドル衰退のきっかけになったとの見方もある)。
当時のアイドル達は引退した者もいるが、芸能界に残った者は本格派の歌手に脱皮したり女優にシフトしたり、バラエティ系のタレントに転身している。結婚出産した者の中には、既に子が二世タレントとして活動している者もいる。