邪機竜グランド
じゃきりゅうぐらんど
リュウオーン「邪機竜グランド、起動!」
概要
赤いティラノサウルスが戦艦を思わせるパーツで重武装した様な姿を持つ。
無数の強力なキャノン砲に加えて、体内で大量の大邪竜ゾラドを生成する能力を持ち、攻守共に隙の無い強敵。ただし、その高過ぎるポテンシャル故に起動には膨大な量のエネルギーが必要であり、ゴードムエンジンだけではそれもままならず、プレシャスである「レムリアの太陽」が動力源として必要となっている。
活躍
上記の通り、動力源として必要な「レムリアの太陽」を入手するべくリュウオーンはクエスターと結託。計画の一環として、手始めにクエスターがボウケンジャーを誘き寄せようと街中で破壊活動を始める。
そして駆け付けたボウケンジャーと大剣人ズバーンの7名と交戦に入るや、主導者であるリュウオーンとの合体技「アナザースペイシス」で苦戦させ、ブラックとイエローを拉致した。
斯くして、菜月が眠っていたレムリア遺跡にあったレムリアの太陽をリュウオーン達は入手に成功、菜月もレイの術によって洗脳されてしまう。
正体が古代レムリア人だった彼女にレムリアの太陽をセットさせた事でグランドは遂に起動し、レムリアの太陽に交合したズバーンも参戦する。
その驚異的なパワーと無数のゾラドで駆け付けたボウケンジャー達のアルティメットダイボウケンを合体解除に追い込むが、出動したゴーゴーボイジャーの砲撃でゾラドを一掃される。
負けじとゴーゴーボイジャーを返り討ちにしようとするグランドだったが、レムリアの太陽に秘められたエネルギーが切れた為にその場は撤退。
その後、菜月の生命力をレムリアの太陽に吸収させるも、真墨の必死の説得によって菜月は正気に戻り、レムリアの太陽もエネルギー吸収が不完全に終わってしまった。
それでも十分にエネルギーの貯えられたレムリアの太陽によってグランドは再起動するが、ゴーゴーボイジャーの一斉砲撃を受けて怯み、更に超絶轟轟合体したダイボイジャーの自身を遥かに上回る戦闘力とパワーに為す術も無く圧倒された末、止めのアドベンチャーダブルスクリューを喰らい爆散した。
余談
- モチーフはティラノサウルスと戦艦、そして『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックス。レイに洗脳された状態の時、菜月は「我は、未来を侵略する」と言う台詞を口にしていた辺り、「人類の未来を守るブイレックスが逆に未来を侵略する兵器になっている」と言う皮肉が感じられる。
- グランドが登場したTask.33、34にて、『五星戦隊ダイレンジャー』のキリンレンジャー/天時星・知役の土屋圭輔氏がリリーナ(菜月の本名)の父親役、そして『電磁戦隊メガレンジャー』のメガイエロー/城ヶ崎千里役のたなかえり女史が母親役としてゲスト出演しており、両者とも戦隊メンバーのイエローを演じた共通点がある。