概要
日本の大手ビールメーカー。社名スローガンは「乾杯をもっとおいしく。」(2010年~)だが、スポーツ中継などのスポンサー(箱根駅伝)となっている時は「スポーツマンシップに乾杯!!」となる。
2003年以降持ち株会社制に移行、飲料事業を手掛けるポッカサッポロフード&ビバレッジなどとともに「サッポロホールディングス」の傘下にあり、グループ内では不動産事業が最大の利益を稼ぎ出しているため「本業は不動産業」、「サッポロビールならぬサッポロビル」などと揶揄されることがある。
来歴
1876年(明治9年)に当時の政府から北海道に派遣された開拓使が札幌市に開拓麦酒醸造所を設立し、そこで生産された「冷製札幌ビール」が現在の社名の由来とされている。
その後1887年に渋沢栄一らによって札幌麦酒株式会社が設立。1906年にはアサヒビールの大阪麦酒、ヱビスビールの日本麦酒と合併し大日本麦酒が誕生。市場シェア6割のマンモス企業となった。
しかし戦時中の1943年に一度はブランド廃止に追い込まれ、戦後はGHQの指示で東の(新生)日本麦酒、西の朝日麦酒に分社化されてしまう。
「ニッポンビール(現サッポロラガー)」が苦戦し、愛飲家からサッポロビールの復活を望む声が聞かれ、1956年に北海道限定ブランドとして復活。
だがこれが功を奏し、北海道で好評を博したことから、1957年には北海道以外でもサッポロビールブランドを復活。1959年には日本初の缶ビールを販売開始した。
1964年には会社名も日本麦酒からサッポロビールと改めている。
なお、ニッポンビールは、サッポロビールが使っていた「赤い星」マークも引き継いでいたため、現在の「ラガー瓶」は「赤星」の愛称で親しまれ公式化した。
代表商品
サッポロ黒ラベル
「サッポロと言えば黒ラベル、黒ラベルと言えばサッポロ」と言っても過言ではない、サッポロビールを代表する商品。1977年に「びん生」として登場、1989年に愛称だった「黒ラベル」が正式名称となった。
「男は黙って黒ラベル」とは、この商品を指す。
現在、「大人エレベーター」シリーズCMを展開中。毎度毎度ゲストが豪華。
ヱビスビール
東京・恵比寿の由来となった商品。恵比寿という地名が由来になったのではなく、恵比寿と言う地名の由来となった商品。
プレムアム(高級)ビール市場では2007年まで首位だったが、2008年以降は2位に後退。代わりに首位となったのはあの商品。
Pixivユーザー的には葛城ミサトが愛飲しているビールとして有名。
サッポロクラシック
北海道限定生産・販売。土産に買って行くと喜ばれるかも。サッポロクラシックの缶製品及び瓶製品1本あたり1円の割合で、販売数量に応じてサッポロビールからコンサドーレ札幌に対して支援金が寄贈される。業務用樽生の売上もこの対象に含まれているが、樽容量に応じた額になるか、1本あたり1円は変わらないのかは公表されていない。
なお、サッポロビールはコンサドーレ札幌以外にも複数のJクラブにスポンサーとして加わっている。
関連動画
あまりにも豪華過ぎて、「まさかこの人が」と言う人すら出てくる。
あと、ビールと一緒に食べてるモノがウマそう。ビールの飲み方が実にウマそう。
大人エレベーターシリーズ前に展開されていた「LoveBeer?」シリーズ。
大物俳優二人も使って、何させとんねん。