概要
中学生編より登場する、東邦学園のFW。Jr.ユース代表にも選出され、以降各世代の代表に名を連ねている。
背番号はかなり流動的で、中学時代と日向不在の代表戦(ワールドユースアジア一次予選、GOLDEN-23)では9、Jr.ユース編では19、高校時代とワールドユース編、ライジングサンでは13。ヴィッセル神戸では51。
中学生編
監督の意向によりレギュラーを外された日向の代わりにCFWに抜擢され、数多くのゴールを挙げてタケシと共に東邦を決勝戦まで導いた。
何気に翼に次ぐ、大会準得点王でもある。
Jr.ユース編
全日本Jr.に選出される。
日向との東邦FWコンビと名を馳せる一方で、新田にスタメンを奪われがちであまり得点には絡めていない。
しかしのちにディフェンシブFWと称される動きの片鱗は見せており、岬とピエールの一対一の競り合いで生じたこぼれ球をいち早く拾い、3点リードされる中で1点差に詰め寄る日向のゴールに貢献した。
「サッカーは一対一の競技じゃない! みんなでたすけあってやるもんだ! それ!!」
大会終了後は日向や若島津と共に高等部に進学、入学と同時にレギュラーとなる。
ワールドユース編
高校選手権決勝の南葛戦では森崎から同点ゴールを奪い、東邦のV3に貢献。
「やったぜ 反町」
「やったぞ 日向さんが不調のときはおれが得点しなきゃ勝てるわけないと思ってたんだ 同点ゴールはおれがとったぞ」
オランダユースとの親善試合においては、クライフォート不在かつディックとドールマンが負傷退場し完全に流れが日本に傾いた第3戦にてゴールを決めている。
主力が離脱していたアジア一次予選の間はスタメン起用されるが、ベストメンバーの揃った二次予選以降はあまり出番に恵まれず。
唯一出番のあったメキシコユース戦では、シュートラッシュのシーンにおいて必殺シュートを放つ面々に混じってただ一人普通のダイビングヘッドを放つという物悲しい姿も見られた(技名まで叫んでいる)。
「いけェ 隼シュートだ」
「ドライブシュートだ」
「いけェ カミソリシュートだ」
「ダイビングヘッドだァ」
ROAD TO 2002
ワールドユース終了時点では浦和レッズに入団していたが、今作ではヴィッセル神戸に移籍。2ndステージ開幕戦ではぺぺとレオの加入した鹿島アントラーズを相手に、カズのアシストを得て先制ゴールも奪うも、逆転負けを喫している。
「そのアントラーズにひと泡吹かせてやろうぜ なァ 反町」
「はい カズさん!」
GOLDEN-23
吉良監督の掲げる“一人一芸”のチームコンセプトのもと、前線からの積極的な守備を見せる。
吉良監督はDFへのコンバートも考えているようだが、実現には至っていない。
「守るだけではなく必ず点も獲る」と意気込んで臨んだデンマーク戦ではFWにコンバートした若島津と交代させられ、その後もレギュラーを奪われがちになるなど不遇な面も見られるが、それでもベトナム戦ではゴールを決めている。
ちなみにナイジェリア戦では、佐野がトゥキックシュート、三杉がドライブシュート、松山がイーグルショット、早田がカミソリシュートを放つ中、岬の絶妙スルーに反応してまた普通のシュートを放っている。
ライジングサン
なんとここにきて、日向&若島津&タケシ&岬の明和カルテットなるものが結成される。
これまで東邦出身メンバーと連携することの多かった反町が一人だけはぶられる格好になってしまった。
反町の明日はどっちだ。
テクモ版
所属 | 東邦学園高等部(Ⅱ) - 東邦タイガース(Ⅳ) - 東邦(Ⅴ) |
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能力値は来生とどっこいといった感じだが、Ⅳ以降は来生が修哲トリオ絡みの必殺技を会得するため、反町は能力値を少し強く設定されるようになった。
Ⅲでは日向の不在時はスタメンに設定されていたりして、密かに出番がある。また能力値も来生と大きく差別化されており、ドリブルとタックルが高めの来生に対し、反町はダイレクトシュートとパスに優れる。
Ⅴでも日向の合流まではFWのスタメンに設定されているが、ロベルトや三杉から、名指しで言われたわけではないが「FWに中心となる選手がいない」と、ツートップを組む佐野と共に日本の弱点扱いされてしまった。能力値でも井沢に負けてしまっていて、不遇。
テクモ版では若島津も日向と一緒に海外へ移籍してしまうので、彼とタケシの二人だけで「東邦タイガース」を名乗っているのはなんともいえない。(翼も岬も石崎もいない「南葛ウイングス」も同様)
メガCD版では“さわだとのコンビプレイ”を会得。次藤の“さのとのコンピプレイ”と違い、必殺ワンツー。
余談
名前は元日本代表のプロサッカー選手・反町康治氏からとったようである。
(連載開始時に静岡県立清水東高等学校に在籍、第62回全国高等学校サッカー選手権大会で準優勝している。その時、他に何人か名前をとったらしい。)
数多くのキャプテン翼のキャラの中でも、トップクラスに区別が難しいとされる。
似た容姿の岬、松山、三杉には強烈な個性があるので、迷った時は消去法や周りに描かれてる他のキャラから判断するのが無難か。
「優しい顔をしているのが岬、険しい顔をしているのが反町」などといった妙な見分け方を提示されることすらある。
細かな描き分けや設定に定評のある高橋陽一作品の登場人物にしては珍しく、GOLDEN-23のナイジェリア戦において交代出場する前にコーナーキックで姿が描かれている作画ミスが存在する。