概要
「ロベルト本郷」とは、「キャプテン翼」のキャラクターである。
プロフィール
所属 | サンパウロFC(選手) -南葛小サッカー部監督 - サンパウロFCユースチーム監督 - ブラジルユース監督 - ブラジル五輪代表コーチ |
---|---|
ポジション | FW |
誕生日 | 11月20日 |
血液型 | A型 |
CV | 田中秀幸(昭和版及び各種ゲーム版) / 堀秀行(J版) / 宮本充、三田ゆう子(少年時代)(2001年版) / 小西克幸(2018年版) |
解説
「小学生編」より登場。
かつて元ブラジル代表のセンターフォワードにして「背番号10」であった日系ブラジル人。
しかし網膜剥離を患ってしまい、サッカー選手生命を失うことになる。
その失意の中、海に飛び込んで自殺を図るも、「大空広大」に助けられる。
日本の眼科医を紹介され、診察を兼ねて訪日し、「大空家」に居候する事になる。
その縁で出会ったのが、主人公「大空翼」。
そして「翼の師匠」にして、もっとも尊敬する人物となっていく。
初登場は酒に溺れており「怪しい酔っ払い」として登場。
そのため通報されそうになったり、深夜に大空家を訪問したため、母親に水をぶっかけられたりするなど、かなりのボケキャラであった。
しかし「小学生編」では南葛小サッカー部の「監督役」として、修哲小サッカー部と張り合えるまでに部員たちを成長させ、指導者としての片鱗を見せる。
また大空翼を「日本で出会った恋人」として、鍛え上げる決意をする。
そして翼と「小学校を卒業したらブラジルへと連れて行く」と約束した。
ところが。
全国大会決勝戦終了後、一つの手紙と「ノート」を残して、一人、ブラジルへと帰国してしまう。
手紙には「自分は敗北者であり落伍者。そんなオレが翼を導いていく資格など無い」と記されていた。
そして二度と翼には会うことはないだろう、とも。
そして残された一冊のノート。
この「ロベルト・ノート」を頼りに、そして「それでもブラジルに渡り、そしてロベルトと再会する」決意を胸に、翼は中学時代を戦い抜いていく。
そして時は経ち、
フランスで行われたJr.ユース大会の会場に、一人の男が現れた。
それはブラジルに帰国した後、サンパウロFCユースチームの監督となり、遠征のためフランスを訪れていたロベルト本郷であった。
Jr.ユース大会での「大空翼」の活躍を話を耳にし、思わず会場を訪れたのだ。
その姿を見つけた片桐に「翼の決意とその努力」を諭され説得されるが、一時は正体をはぐらかし、翼に会うことなくブラジルに去ろうとする。
しかし友人であるアルゼンチンJr.ユース監督に「翼をアルゼンチンに連れて行く」と聞かされ、そして大会での翼の奮闘ぶりを見つめ、悩み惑った末に、
「やはり翼をブラジルへ連れて行く」と決意。
決勝戦終了後、ロベルトは翼の前に現れ、二人は再会した。
そして中学卒業後、ブラジルへと渡った翼に再びサッカーを教え、鍛える事になる。
その後。
基本的には大空翼とは、対抗チームで対戦しつつ、つかず離れず、遠くから見守る間柄となる。
「ワールドユース編」ではブラジルユース代表監督に就任し、翼と決別。
決勝戦にて対戦する。
「ROAD TO 2002」ではヨーロッパに挑戦する翼の背中を押し、そして「リーガ・エスパニョーラ」で奮戦する翼の姿に涙した。
そして「GOLDEN-23」と「ライジングサン」での「五輪編」ではブラジル五輪代表のコーチに就任。
再び翼と戦う立場となっている。
またアニメオリジナルとなる劇場版では、南米選抜チームの監督として翼との対戦を心待ちにしており、
舞台版(C翼舞台 超体感ステージ)ではユース選抜チーム「RED STORM」の監督として、これまた翼たちと対戦することになる。
また南米中を歩き、「カルロス・サンターナ」や「ナトゥレーザ」、そして「エイブ・レオン(舞台版オリジナルキャラクター)」などの「大空翼に対抗しうる選手たち」を育てていっている。
ロベルト本郷とは、主人公の師であると同時に「主人公が越えるべき壁」という存在なのである。
そして大空翼も、そんなロベルトとの対戦を楽しみにしているのである。
さて、大空翼とロベルト本郷には、もう一つの「夢」がある。
それは「二人で共に、日本のサッカーを世界一にする」という夢。
その夢が、今後どのようになっていくかは、まだ誰にもわからない。