木星
もくせい
太陽系の第5惑星。太陽系の惑星のうちで大きさ、質量ともに最大。
概要
基礎データ
太陽からの距離 | 7億7840万㎞ |
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直径 | 142984km |
表面積 | 621億7960万㎞2 |
質量 | 1秭8986垓t |
重力 | 2.37(地球を1とする) |
公転周期 | 11.86日 |
自転周期 | 0.41日 |
表面温度 | -120℃ |
分類 | ガス惑星(木星型) |
衛星の数 | 79 |
※秭は垓の一万倍。
太陽系の8つの惑星のなかで大きさ・質量とも最大で、他の7惑星全てを合わせても、質量にして木星の約40%にしかならない。
外見的には大赤斑とよばれる赤い大きな楕円形の模様が特徴。正体は大気の渦であるが非常に安定しており、現在の形で少なくとも300年以上存在している。
地上からは見えにくいが細い環がある。
巨大で強力な引力を持つ木星は、大量の小惑星を軌道周辺に伴っており(小惑星帯)、遠方から飛来してきた彗星が突入する事も割と多い。木星により捕獲されその輪の一部になった彗星も確認されている。木星や土星のような巨大なガス惑星は、その巨大な質量により、地球などの内惑星に彗星や小惑星が降り注ぐ事態を防いでくれている(グッド・ジュピターという)。
衛星
2018年7月までに79個の衛星が確認されている。
4つの巨大衛星、通称「ガリレオ衛星」は17世紀には既に確認されており、望遠鏡どころか双眼鏡でも視認可能。これら4衛星は2014年までに発見されている全ての準惑星を上回る大きさを誇る天体であり、中でもガニメデは惑星である水星よりも巨大で(質量は劣る)、カリストも水星に匹敵する大きさを有する。4大衛星以外の衛星は小さいものが多く、5番目に大きいアマルテアでも、ガリレオ衛星最少のイオの10分の1程度の大きさしかない。その殆どが木星の引力に引き寄せられたものと推測される。