概要
ゲッターロボシリーズに登場する人物で早乙女博士の娘、作品によって立ち位置が違うので作品ごとに解説していく。
「ゲッターロボ」の早乙女ミチル
17歳。ゲッターチームの一人で、早乙女博士の娘。茶髪の美少女でヘアバンドをしている。
作中ではコマンドマシン、後継機のレディコマンドを操縦してゲッターロボの支援にまわっている。浅間学園のマドンナ的存在で、巴武蔵や大枯文次に好かれていたが、最終的には神隼人といい関係になっていた。(決戦前に、彼から母の形見の十字架のネックレスを託されている)というか、隼人と何事もなく結ばれた唯一の作品だったりする。
特技は水泳で自由競技では校内優勝を果たした。しかし野球は下手。
ゲッターマシンの操縦訓練も行っており、ゲッターロボGの決戦では隼人が行方不明であった際に彼の代わりにライガー号とゲッターライガーを操縦している。
兄に早乙女達人、義姉に早乙女ミユキ(ゴーラ王女)、弟に早乙女元気がいる。
原作漫画版では大の料理好きという設定があるが、『真』の終盤で早乙女研究所崩壊に巻き込まれ行方不明になる。なお、特に隼人と恋愛関係ではないが、そもそもあの隼人と気兼ねなく会話できるだけでも大概である。
OVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」ではEDでモブとして登場したのみ。
賢ちゃん亡き後に豪ちゃんの執筆した『デビルマン対ゲッターロボ』ではフルヌードを披露させられている。
「新ゲッターロボ」の早乙女ミチル
CV:本田貴子
早乙女博士の娘。研究所で鬼の事を調べまわっている若き科学者。髪飾りが無く目つきが鋭い。
他のメディアでのミチルと異なり、父親譲りの毒舌かつ何事においても自らの欲求を優先するエゴイストかつ冷めた性格をしている。また、調べ物をする時は眼鏡を掛けている。流竜馬からは「鬼娘」と呼ばれているが、武蔵坊弁慶からは「観音様」と一目惚れされている。
「真ゲッターロボ 世界最後の日」の早乙女ミチル
CV:長沢美樹
早乙女博士の娘で、早乙女元気(渓)の姉。ヘアバンドではなくカチューシャ派。この世界でも隼人とは恋愛関係だった模様。
かつてゲッターロボのテストパイロットとして研究に協力していたが、ゲッターロボGの合体テスト中に衝突事故で死亡。
この出来事が竜馬と隼人の心に深い傷を残し、インベーダーに侵食された真ドラゴン体内に突入した時に、死んだ彼女の幻を見せられて動揺し、竜馬は「俺は回避しようとした」と怯えながら弁解することしかできず、隼人に至っては悪魔の囁きのように合体を解除するようねだられて言う通りにしようとするまでだった(この時隼人は事故の原因について竜馬に「お前の責任だ」と言っており、心のどこかで竜馬を憎む気持ちもあった模様)。
しかし事故の際にゲッターGに乗っていなかった弁慶には「弁慶に助けを求める武蔵」という現実に起きえなかった(そもそも弁慶は武蔵の死に居合わせていない)幻しか使えなかったことや渓の呼び掛けに応えた號が合体事故の真相を見せたことにより幻から解放された。
合体事故の真相は合体直前にインベーダーの覚醒により、インベーダーに取り込まれかけたため竜馬と隼人を救うため敢えて合体解除レバーを作動させたのだった。
幻から解放され、事故の真相を知った隼人は、インベーダーによって愛するミチルを奪われた事への涙と怒りの叫びを上げるのであった。
彼女の細胞とゲッター線を組み合わせたクローン人間として號が誕生しており、號はミチルから受け継いだ記憶をエネルギーとしている。