瀬呂範太
せろはんた
『まァーー…勝てる気はしねーんだけど…つって負ける気もねーー!!!!』
『俺 84!! 見て すごくね!? 地味に優秀なのよね俺って』
プロフィール
柔軟な発想で相手の意表を突く トリッキーなテープバトラー!!
あだ名付けが大得意 気さくなにぎやかし担当
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
人物
ひょろりとした体つきと大きな口、少し長めに伸ばした髪型の男子生徒。両肘がセロハンテープのロールに似た形になっている。
気さくで明るいクラスのにぎやかし担当。しばしば歯をむき出した表情を見せ、爆豪から「しょうゆ顔」と呼ばれる。
A組男子では比較的年相応に性欲を持つ方だが、タッグを組むことの多い峰田の性欲丸出しな姿を目の当たりにし、自身については自重するようにしている。
物怖じしない性格で、クラス内で孤立しがちな爆豪や轟とも気軽に接している。あだ名を付けるのが好きなのか、時々クラスメイトに変な呼び方を付けて遊んでいる。『8:2坊や』(爆豪)、『初めてのおつかい』(緑谷)、『初期ろき』(轟)などはいずれも彼の命名である。
日頃から対人関係に何かと問題がある爆豪をからかったり窘めたりしている。校内の演習でも爆豪と時折チームを組んでいるが、その度に速攻型の爆豪を器用にサポートしており、爆豪の方からも実力をある程度信頼されている様子であり、劇場版『HEROES:RISING』ではナインの攻撃を受けた際は「瀬呂!!」と声を荒げていた。
雄英体育祭では苛立っていた轟に一撃でやられて観客からドンマイコールを浴びせられたり、期末試験では峰田を助けるもミッドナイトの個性により眠って何もできなかった事で赤点となり補習を受ける羽目になるなど、他の生徒より不運な目に合う事が多い。
更にお部屋披露大会では、ハイツアライアンスの自室をエスニック調にして意外性を狙ったものの、その直後に轟の即日和室改装を披露され、さらに最終的にはケーキを振舞った砂藤に注目を横取りされてしまう。また、仮免試験の救助演習では85点という高得点を得てクラスメイトに自慢していたが、その隣で八百万が94点を獲得していて、ここでもやっぱり目立てなかった。
実力は高いが何かと地味・不運扱いされており、本人も地味なイメージを払拭しようと頑張っているのだが、中々結果が伴わない。
能力を活かしたトリッキーな奇襲戦術が活かせる場に限れば格上相手にも翻弄が可能だが、能力的相性から直接戦闘を伴う真っ向勝負では分が悪い。
機動力を活かしたサポートなどが活躍の場となるため、障害物を伴う移動となれば抜群の突破力を発揮する。戦場を選ばなければならない点が克服すべき課題となる。
コスチューム
ヒーローコスチュームは、フルフェイス型でテープカッターを模した形のヘルメットを被り、戦隊ヒーローっぽいスーツと、ヒーローとしてはわりとオーソドックスに見える。
ヘルメットは正面が濃く色づいているため、装着すると瀬呂だとわかりにくいが、後ろ髪がヘルメットからいくらかはみ出ている。バイザーは開閉式なので素顔を晒すことは出来る。
活躍
雄英体育祭は、第1種目障害物競走では8位でクリアし、第2種目騎馬戦では爆豪、切島、芦戸とチームを組み2位通過する。
最終種目ガチバトルトーナメント、1回戦では轟と戦い敗退する。詳細はこちらへ。
期末試験では峰田と共にミッドナイト先生に挑むが、出口付近で待ち伏せを喰らい、慌てた瀬呂が峰田を逃すも自身は先生に後ろを取られ敢え無く撃沈する。その後先生に出口付近で居座られると詰むと考えた峰田が演技で先生の気質を煽りステージ奥まで誘導、自身の個性で行動不能にして先生の個性を届かないようにしてゴールし*ミッションクリアした。だが、瀬呂はあっさりと撃沈したため瀬呂は失格に…。
ヒーロー仮免試験一次試験では、スタート早々に傑物学園高校の真堂らの攻撃で一度は1年A組皆バラバラになるが、緑谷、麗日と合流でき3人で協力し一次試験通過できた。
二次試験では、個性などを使い救助活動を続け無事ヒーロー仮免許を取得する。
雄英文化祭では、演出班として参加。
A組・B組合同戦闘訓練では、第四試合に登場。出場者は、A組、爆豪・耳郎・瀬呂・砂藤、B組、鎌切・取陰・泡瀬・凡戸。
突っ走る爆豪になんだかんがしっかりついていき、凡戸の攻撃を防いだり、耳郎、瀬呂との連携で泡瀬を撃破した。取陰の位置を見つける策士も発揮。第四試合はA組の勝利になった。
個性
個性は『テープ』。
両肘部からテープのようなものを射出できる。ノーモーションで射出・巻き取りが可能。
高速移動や3次元的な移動、相手に巻き付けて動きを封じたり、トラップ制作などにも利用できる。
地味なイメージとは裏腹に、あのヒーローみたいなことができそうな夢いっぱいの個性である。
林間合宿の個性伸ばし訓練では、『テープの容量、強度、射出速度の強化』ために、ひたすら個性を使い続けた。どんな感覚なのかはちょっと想像しにくいが、本人は非常に苦しそうな表情をしていた。
必殺技
- バリケードテープ
周囲にテープを張り巡らせてトラップを作り、動きを止める。
- テープショット:トライデント