CV:金田アキ
概要
ネコ型のヒーリングアニマルの男の子で、キュアスパークル/平光ひなたのパートナー。
一人称は「オレ」。普段は格好つけた口調で喋っており、語尾は使っていない。しかし、焦ったり本気を出したりすると、これまでの妖精同様に語尾に「ニャ」が付く素の口調が出る。どちらにしろ男子らしく、やや荒っぽい口調が目立つ。
ヒーリングアニマルとしての使命こそ忘れてはいないものの、人間界に来た当初は適当に自身とノリの合う相手を探そうとするなど、ラビリンと比べて使命感はそれ程強くはない。結果的にノリがいい性格の平光ひなたをパートナーに決定した。
普通に猫の見た目で猫の大きさをしているので、ラビリンやペギタンと違って街中でも人目を避ける必要性がなく、気の向くままに好きなところに好きな時に出かける自由人気質な日々を過ごしている。
普段は髪の毛に隠れて見えないが、ニャトランの額には魚型の模様がある。
判明したのは第13話。ニャトラン本人はこれについて強烈なコンプレックスを感じているようで、誰にもバレないように髪の毛で隠し続けていた様子。付き合いの長いラビリン達もこの時点まで知らなかった。
(実はそれ以前の第2話でのどかとニャトランが顔面激突してぶっ倒れているシーンで、一瞬だけその模様が確認できる。ただ、当時は単にタンコブ的イメージの作画がたまたま魚の形に見えたのではという解釈も優勢であった)
各話ネタ
本編
■第1話
- ラビリン、ペギタン、ラテと共にすこやか市へ降り立つ。ラビリンとペギタンが「動物園から逃げ出した」と勘違いされた小学生に追いかけられる様子を物陰から見ながら「ラテ様、俺たち猫型と犬型でよかったすね」と、ともすればメタな発言をする。
■第2話
- のどかからの「ラテと同じくペットのふりをしてれば一緒に住めるのに」という提案に対しては「ラテ様さえ大事にしてくれればいい」と彼なりの使命感を示す。
- のどかの初登校には学校がどんなものか興味を持ちカバンに潜り込む。
- その後、学校で暴れまわるメガビョーゲンを前に苛立つ中、ラビリンにパートナー解消を宣告されたのどかから、「変身できないか試してみよう」と提案される。呆れながらも違うパートナーとの変身を試し、数秒ながら変身バンクを流すという前代未聞の展開を見せる。当然変身はできず、プリキュア伝統の「顔面衝突」をすることになった。
■第3話
- ペギタンが人間たちを怖がってパートナー探しにいけないのを尻目に、一人で街中に出て猫のふりをしつつめぼしい相手がいないか見定めるが、収穫はなし。夕方になって灯台の展望スペースにいたラビリンと合流し、「今日も収穫なし」と肩をすくめていうが、そこに沢泉ちゆがいたことにびっくりして今更ながら猫の鳴き真似をする。空中に浮いたままで。
- まあ、ちゆはむしろ前話である程度のことにすでに気づいていたうえ、この日の昼間にペギタンのパートナーとしてプリキュアに選ばれたので、問題はなかったのだが。しかしその事実を知ったニャトランはまさかペギタンに先を越されるとはと大ショックを受ける。
■第4話
- 前話に引き続きパートナーを探して街をうろついていたニャトラン。そんな時、一人の少女がリップクリームを落としたまま走り去っていく様子を目にする。少し考えた後、ニャトランはそのリップクリームをくわえて少女を追いかける。
- 追いつこうとした瞬間、水たまりに足を取られて扱けそうになった際に、その少女平光ひなたがニャトランに気づきダイビングキャッチで助けあげる。口にリップクリームをくわえていることに気づいたひなたは、この子が届けてくれたのかと感動して(半ば強引に)頬ずりしながら可愛がろうとする。だが、その勢いが激しすぎてニャトランは思わず「止めれ!くるちぇ!」と口走ってしまった。猫が喋った事に驚いたひなたは、なんとニャトランを自分の家に持ち帰ってしまう。
- 実は彼女の実家はアニマルクリニックで、動物のことに詳しい兄にとり合えず事情を話そうとしたのだ。だが、たまたまそこにはのどかとちゆがいて、ひなたが「見てみて!しゃべる猫、発見!」とニャトランを抱えて見せびらかそうとしている様子に、それ以上はいけないと即座にひなたを強引に連れ出す。
- とり合えず一緒にジュースを飲みながら、どうやってひなたをごまかそうかと考えあぐねるのどか達。そこにニャトランがあえて飛び出てきて、のどかやちゆに対して初対面であるかのように挨拶する。そして、自分はいつの間にか人間の言葉を喋れるようになったただの野良猫で名前はニャトランだと自己紹介した。全てを隠すことは不可能としたニャトランは、ヒーリングガーデンやプリキュアの事を隠す為にあえて「人の言葉を話す事が出来るネコ」と言う事で押し通し、ひなたを納得させたのだ。
- 「なぁ、ひなた、俺のことは秘密にしといてくれよな」と頼むニャトランに、ひなたは「もちろんだよ!見世物みたいになったらかわいそうじゃん!」と言ってくれた。とりあえずこれ以上の秘密が暴露される危機は去った……と、のどか達は判断し、ニャトランの芝居に乗っかることにした。
- 一連のことで、ひなたがショッピングモールでの友達との待ち合わせをすっぽかした形になってしまう。合流した後どう説明したものかと落ち込むひなたにニャトランは多少の責任を感じたのか「任せとけよ、ひなた。ひなたはオレを助けようとしてくれただけだってちゃんと説明してやるからさ」と慰める。だが当然、そんなことしたらその友達にもバレるわけで、ラビリンやペギタン、のどかやちゆも半ばパニックに。機転が利くかわりに、困ったことになればその場で対応を考えればいいというニャトランの性格がよく現れたシーンでもある。
- 最終的に、ちゆが「待って、説明は私たちがするから」とニャトランの暴挙を自然な態度で止め、みんなでひなたの友達を探すことにした。ひなたは無事友人たちと合流できたが、そこにメガビョーゲンが現れてモールはパニックに。ひなたは別れたのどかとちゆが心配で、今度は二人を探して駆け出す。無謀にも見える行動だが、ニャトランは「これはもしかして…」と何かを感じ取り、わざとひなたをメガビョーゲンが暴れている場所まで誘導する。
- 怪物を目の当たりにして恐怖に硬直するひなた。だがそこに、ニャトランが予想したとおりのどかとちゆが駆けつけてきた。「あ。ひなた、あそこ」とわざとらしい棒読みで叫ぶと、ひなたは二人がプリキュアに変身する様子を目撃してしまう。
- 見られたことに驚く二人。そしてラビリンはひなたをこんな危険なところに連れてきたニャトランに激怒するが、当のニャトランは何処吹く風。「さぁ、ひなたはココからどう出るニャ」と彼女の行動を観察する。
- 当のひなたは最初は驚愕のあまりに何も言えなかったが、数秒後に突然「えぇ~~~~っ!?可愛い~~~~~っ!!」と目を輝かせながら感嘆の声を張り上げてはしゃぎ回る。ニャトランは吹き出して「さっきまであんなビビってたのに、なんだそれ」とつい突っ込んでしまう。そう言われたら怖くなってきたというひなただったが、メガビョーゲンに対する怒りはその恐怖を上回り、キュアグレースとキュアフォンテーヌがメガビョーゲンの触手に捕まれ身動きできなくなった際は、二人を助けようと生身で立ち向かおうとし、そのまま弾き飛ばされてモールの店内の壁に激突する。
- 「ひなた、無事か!?」と店内に入って来るニャトランに対し、「ちょっと飛ばされただけ…これくらいへっちゃらへっちゃら!」と立ち上がりながら返すひなた。それどころかニャトランの無事を気遣う彼女の言葉を受けた為、ニャトランは笑いながら返事をする。「やっぱお前、最高だよ!俺、ひなたの事気に入ったぜ!心の肉球にキュンと来た!」
- 平光ひなたは無謀を通り越して無茶苦茶だ。その場の感情に任せてやりたいことをやってるだけ。だからこそ、ただ思いのままに困っている誰かを助けることができる。それこそが、ニャトランが望んだパートナーとしての素質。「なぁ、ひなた。オレと一緒にプリキュアになんねぇか? お前の中の好きなものや大切なものを、お前に手で守るんだよ! ひなた、お前ならできる!……ていうか、オレはお前と組みたい!」 ニャトランの想いを受け取ったひなたは契約を了承。第三のプリキュア・キュアスパークルが誕生した。
- 戦いでは勢いに乗ってメガビョーゲンを押し倒すが、「さぁ、一気に倒しちゃお!」と勇み足のスパークルに、「倒すんじゃない!浄化するんだ!」とニャトランは訂正を入れる。適当に見えるニャトランも「地球のお医者さん」の意味合いはきちんと理解しているようだ。
■第5話
- プリキュアにはなったものの、ちゆと性格が違いすぎてギクシャクするひなた。プリキュアやめた方がいいかもと落ち込んでしまい、ニャトランは思わず「ニャんだってー! ひ・・・ひなた おま、お前オレとの約束は〜!」と叫び、恋人の別れを告げられた男の様相でパニくる。当のひなたも悟ったような大人の顔で「今まで仲良くしてくれてありがとう・・・」とつぶやく始末。ラビリンは「衝撃の展開ラビ」と昼ドラでも鑑賞しているかのような感想を述べ、のどかはただ呆れていた。(もっとも、ひなた自身の悩みは真剣なものであったが。詳細は本人の項目にて)
■第6話
- のどかの母のやすこが仕事に復帰したため、昼間はラテはひとりぼっちに。ラビリンはラテの寂しさを紛らわせようとニャトランとペギタンを家に連れてくる。ニャトランは「人間がいないってことは伸び伸びし放題じゃん」と軽いノリで語るが、まだまだ幼いラテは優してくれる人間達と一緒にいたいと思っているため、どうしても元気がでない。
- ニャトランは「よ〜しこんな天気だ。庭でひなたぼっこでもすりゃ気も晴れるって」とベランダの窓をいきなり全開。するとラテはものすごい勢いで窓から飛び出てしまう。「ハハッ ほらな、もう元気に…」と愉快に語るニャトランを振り返りもせずラテはやすこを探してそのまま脱走。なんで不用心に窓を開けてるのとラビリンに叱られたニャトランは「お、俺のせいかよ・・・」と不満げにつぶやく。うん、100%お前のせいだ。
■第8話
- 大会前にイップスに陥りながらももがき続けるちゆを応援するため、ちゆ本人には内緒で『空へ、限界突波!』と刺繍された大きな横断幕を作るのどかとひなた。ニャトランもそれのお手伝い。
- ペギタンもそれを知らされていなかったが、それを知らされた時はのどか達のちゆへの思いに思わず涙を浮かべる。ニャトランはそんなペギタンに「ちなみに字は俺が書いたんだぜ、上手いだろ」とドヤ顔で自慢。ペギタンは感動で言葉を詰まらせながら「うん… でも字が間違ってるペエ」とツッコミを入れた。(突波→突破)
- 何やってるのとひなたに叱られたニャトランは「オレか?」と不満げにつぶやくが、流石に今回ばかりは「いや、オレだな!」と納得してしまう。
- ちなみに大急ぎで直したようで、本番の際に掲げられた横断幕は「破」の部分だけ違う色の布をつぎはぎしていた。
■第15話
- ラビリンが『ラベンだるまちゃん』を気に入り、「ダサい」と一蹴するニャトラン。ラビリンは「別に好きじゃない」とはぐらかす。
- 帰り道、ラビリンとのどかと遭遇、ハーブ専門店『ハーブガーデン』で貰った「ラベンだるまちゃん」ぬいぐるみを手に上機嫌なラビリン。「あのダサいだるまか」と一蹴するニャトラン。恥ずかしくなったラビリンは「こんなの好きじゃない!」とぬいぐるみを地面に投げつけてしまう。「何するのよ!」と激昂するのどか、ニャトランのデリカシーのない発言が原因でラビリンとのどかのケンカに発展する結果となった。
演者について
演じる金田アキ氏は過去のプリキュアシリーズではプリキュアオールスターズNewStage3の男の子や魔法つかいプリキュア!のジュンを演じていた。
シリーズ出演は3度目。
前々回はモブで、前回はサブキャラクターでの登場であったが、今回はレギュラーキャラクターでの登板となった。
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