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オープンカーの編集履歴

2020-07-31 20:44:22 バージョン

オープンカー

おーぷんかー

屋根が開く、もしくは屋根が無い自動車の総称。

概要

屋根にあたる部分には製やビニール製の幌を使うことが多いが、近年はFRPなどの軽量な素材を使った自動開閉式のハードトップを使用するものもある。

これらはヴァリオルーフ、メタルトップオープンなどと呼ばれる。


ちなみに、「オープンカー」は和製英語であり、欧米では「ロードスター」、「コンバーチブル」、「カブリオレ」、「スパイダー」など、厳密な区別がある。


歴史

自動車の歴史は馬車からの発展であり、元々は屋根が無いか、幌を利用していたケースが主流である。

その為、近代までは寧ろオープンカーが一般的であり、金属製の屋根を持つものは高級な商品であったと言える。また、屋根を持つ車をハードトップと呼んでいたことからも、屋根がある方が特殊であったことが伺える。

ハードトップ式の自動車普及後は、オープンカーは特殊性上に高価である上に、その構造により剛性・安全性・保安性などに問題があり徐々に廃れていき、オープンカーは趣味性の高いクルマという位置づけになっていった。

現代に残るオープンカーは、マツダロードスターのヒットに起因するところが大きい。これを受けメルセデス・ベンツBMWまでもが追随をしており、オープンカーの文化は今日も守られている。


日本では軽自動車のオープンカーが妙に豊富で、この2シーター不遇の時代にコペンS660が現在も発売されている。


劇中車としてのオープンカー

古来より映画に登場する車にはオープンカーが多い。これはアニメでも同様である。

別に格好が良いとかではなく、屋根があいていないと役者の顔が見えなくなってしまう為である。

日本車初のボンドカー007シリーズ)であるトヨタ2000GTも、そうした事情から本来存在しないオープンモデルが劇中に登場している。


レーシングカーとしてのオープンカー

F1をはじめ、レーシングカー(特にフォーミュラカー)にはオープンカーが多々見られる。

これは、一分一秒を争う自動車レースの世界では、屋根などという「サーキットでは無用の長物」は取り付ける必要はないとみなされているためである。ただし空気力学的には不利になることもあり、一長一短ではある。

F1をはじめとするフォーミュラカーの車体が依然として旧来の形態をとどめているのは、伝統的な側面や、事故時にドライバーを救出しやすくするためなどの理由がある。しかし2010年代後半以降は安全意識の高まりから、"HALO"と呼ばれる頭部保護デバイスをつけるのが一般的になっており、救出時のメリットは失われている。


よくある誤解

  • 風が当たりそう

フロントガラスが案外風から守ってくれるため、天候が穏やかなら走っていてもほぼ無風である。

時々風で髪が後ろに靡いているオープンカーのイラストもあるが、リアリティ見地から野暮なことを言えば正しくない。


  • 冬は寒そう

シートヒーターが装備されているのが一般的であるため、これをONにしていれば案外寒くない。


代表的な車種

普通自動車

ロードスターマツダ

エランロータス

SLK/ベンツSSKメルセデス・ベンツ

Z3/Z4/Z8BMW

ボクスターポルシェ

206ccプジョー

バルケッタフィアット

アルファスパイダーアルファロメオ

など


軽自動車

ビートホンダ

コペンダイハツ

カプチーノスズキ

など


関連タグ

 ロードスター

サングラス 指切りグローブ やらないCAR暁生乗り

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