概要
山梨県、青森県、鳥取県の3地域に同名の自治体があるため、ここで説明する。
山梨県
南北に富士川が流れている南巨摩郡に属する町。静岡県に近いこともあり、日本茶の栽培が盛んである。名前の由来は山梨県の南側にあるためでなく、元々清和源氏の流派である南部氏が当地を領したことが由来。南部氏はその後青森側へ移住したが、現在も南部氏の史跡がいくつかある。2003年に(旧)南部町、富沢町が合併して現在に至る。甲府市より富士宮市や富士市のほうが近いため、商圏がそちらに依存している。富士川右岸を身延線が、左岸を中部横断自動車道が通っている。
「ゆるキャン△」の各務原なでしこファミリーが浜松市から当地へ引っ越してきたという設定で、作品内でも南部町の施設や風景が登場する。
青森県
東西に馬淵川が流れている三戸郡に属する町。リンゴやサクランボ、葡萄、洋梨といった果物が多く、全国で唯一の町営青果市場がある。奥州藤原氏滅亡後、山梨県側から南部氏が移住し、その後戦国大名となり周辺を統治していた。2006年に(旧)南部町、名川町、旧福地村が合併して現在に至る。全国で唯一の町営青果市場や競艇外舟券発売場があるなど、特徴的な公共施設が多い。南北を青い森鉄道が通っているほか、駅はないが東北新幹線も通過している。
上述の通り山梨県側と繋がりがあり双方で定期的な交流を行なっているほか、八戸市や盛岡市、身延町など青森・山梨側双方の周辺自治体と共に「平成・南部藩」を設立している。
鳥取県
米子市の南側に位置する西伯郡に属する町。2004年に西伯町と会見町が合併して誕生した。名前の由来は元々米子市の南部地域と称してたためであり、山梨県側と青森県側の由来である南部氏は一切関係はない。そのため山梨県側・青森県側とは交流はないが、代わりに桜の名所繋がりで高知県の佐川町と繋がりがある。