プロフィール
概要
「星間都市山脈オリュンポス」で登場した神霊サーヴァント。
その存在は既にアルテラや『Fate/EXTELLA』で語られていたが、遂に『Fate/GrandOrder』にて姿が明確に判明した。
また、ローマ神話における三神柱の一柱・マルスとは完全な同一人物である。
異聞帯における彼はゼウスによる洗脳を逃れたオリュンポス十二神の「共生派」に属し、リーダー格のゼウスを始めとする支配派の神々に滅ぼされたため未登場。
しかし、破神同盟のヒュージベアー号がゼウスにより破壊された際のエネルギーを利用したカウンター術式により、汎人類史の真体がサーヴァントとして召喚され、カルデアの助太刀に現れた。
ゼウスを倒した後はカルデア一行の奮闘を称えるが、思わぬ乱入者により別れの言葉も告げる間もなく瞬時に消滅してしまう。
何気に英霊としての一側面でも疑似サーヴァントでも無い純粋な神霊が召喚された珍しいケースでもある。
人物
原典の神話においては粗野で残忍な性格とされ、華々しい活躍はあまりない一方で、今回召喚されたアレス=マルスはローマ帝国の礎になったという存在なだけあり、非常に理知的な性格をしている。
これはかつて、アレスがギリシャの人々を脅かし、荒神として疎まれたため。そして経緯は不明ながらローマに流れつき、そこで人に愛され、愛する事を知り、マルスに至ったと本人の口から語られている。
容姿
これまでの機神と比べると異質な、真紅の巨大人型ロボット。
純白のウィングスラスターと赤い大剣を持つまんまスーパーロボという。男の子のロマンがっちりな姿をしている。原典の神話でも200mの巨大な体躯を持っていると伝えられている。
人型のアバターも居るはずだが、未登場なので不明。
彼を奉ずるスパルタ国王レオニダス一世の兜と頭部が酷似している。
よく見てみると召喚した時点で装甲が傷だらけになっており、『白い厄災に敗れた』という経歴を踏まえると、この姿は敗れた後レストア、再構成された機体である可能性が高い。
原典の神話においては槍を持っていると語られているが、槍を持っている気配は無い。息子であるロムルスは国造りの槍を持っているのだが、これが関係あるかは不明。ちなみに、ロボット物ではビーム兵器の事を槍と表現する場合がある。
能力
明確な能力は明らかになっていないが、ヘラクレスの戦闘技術を記録してロムルスに伝えている。
かの巨神が物理的な力しかダメージとして受け付けない事を考えると、白兵戦が得意である可能性が高い。
保有スキル
軍神の剣 | |
---|---|
真紅の一撃 | |
軍神の雄叫 |
関連人物
一騎討ちの果てに奪われた軍神の剣やその生い立ちなど、切っても切れない深い関係がある。
とある世界線では数多の戦神たちと共に怒り続けてるとされ、アルテラの存在を認識した瞬間、衛星軌道上に顕現して攻撃を仕掛ける。しかしそれすらアルテラの敵の迎撃に使われるなど、辛酸を舐め続けている憎たらしい相手。
しかしアルテラは好意を感じているというのだから報われない。
子供達。なのだが明らかに人間な彼らと比べるとアレス本人はあまりにロボである。アバター状態で子孫を残したのだろうか。
史実では子供を殺された怒りで自ら出撃し、仇を討とうとするなど、放置主義な他の神々に比べて過保護な一面が目立つ。
彼に子供を殺され、仇を討とうとしたことがあるが、ゼウスに止められてしまった。
一説ではアレスがヘラクレスにボコボコにされ死にかけてたから止めたともされている。戦神ェ…。
父親。母は正妻ヘラの為、十二神の中ではヘファイストスと共にオリュンポス船団旗艦の中では後継者候補に位置する。(歴代旗艦は全て正妻との子)
自分と同じ母を持つ兄。それも前妻・前々妻との子が全て女神で続いたゼウスの子の中で最初に生まれた男神。父・祖父の例で行けばアレスと共に後継者候補。
実際の権能効果が解っている十二機神の中ではバリバリの生産系。サーヴァントの中には彼謹製の装備と共に召喚している。
神話では、浮気が平常運転の妻に対してある程度は諦めているが、流石にアレスが相手と分かった時はキレている。
彼女の使う竜牙兵は、本来アレスの眷属だった竜の牙だったものである。正式名称はスパルトイ。
竜を退治したカドモスにアテナが撒くよう言って産み出させたのが始まりとされる。
余談
全くの余談だがアレスは原典であるギリシャ神話を始めフィクションでも碌な扱いを受けてこなかった神である。こういった作品でよい出番が与えられることは極めて稀。
ちなみに召喚された場所は星間都市山脈オリュンポスであるが、奇しくもアレスことマルスの名前が冠された惑星には太陽系最高峰のオリンポス山が存在している。
関連タグ
シャア・アズナブル:彼が搭乗して来た機体のデザインに外見が酷似している。もしかしたら他の機神の3倍の性能を持っているのかもしれない。