メットを持ちな!ゴキゲンな旅を始めようじゃねェか、マスター!
プロフィール
「ライダー」の意味を曖昧に解釈した結果、オリジナルデザインのライダーベルトを装備。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するライダークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』の配布サーヴァントを担当。同イベント内のメインシナリオを進める事で期間限定加入し、メインシナリオを完全クリアすることで正式に加入する。
また、2023年4月からは『巡霊の祝祭 第1弾』で恒常的に入手可能となった。
人物
黒と金を基調としたレザージャケット、キメッキメのヘアースタイル、そして腰に輝くヤバめなバックルが外見の主な特徴。総じて以前にもましてヤンキーっぽい見た目になった。
元々「狂化」スキルのランクが低かったのもありバーサーカークラスの時と人物像に大差は無い。強いて言えば、雷神の子という性質が強調された形で召喚され山姥の子という側面も同時に強調されているため、結果としてバーサーカー時よりも「危険な男」となっている可能性がある。
モンスターマシンを駆ることでノリにノッってる――という見方もできる。
それでも相変わらず子供たちのヒーローであろうと心掛けており、正しきを為し悪しきを挫くというスタンスは変わらない。酒呑に対する初心な態度も変わらない。ライダーというクラスを本人が「曖昧」に解釈しているため某ライダーの影響を受けまくっている節がある。具体的には、ライダーキックを披露したり、バーサーカーからの霊基変更がまんま変身シーンのノリだったり。
能力
ライダー時はマサカリは使わず、メリケンサックを装備し徒手空拳で戦う。
愛騎であるバイク『ゴールデンベアー号』は宝具解放の時にのみ使用している。
モーション中では、雷撃を纏ったパンチ(正拳突き、アッパーカット、ボディブロー)や同じく電撃を帯びたキック(飛び蹴り、後ろ中段蹴り)などの徒手空拳による戦闘を行う。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | A+ | B | B+ | C | C | B |
保有スキル
騎乗(−) | ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。ライダーとして現界した瞬間に金時は愛馬と切っても切れぬ仏縁を交わしている為、これ以上の『騎乗』スキルは事実上、封印されている。その分は『千里疾走』に回されていると思しい。 |
---|---|
神性(C) | 神霊適性を持つかどうか。雷神(赤龍)の子という性質が、ライダークラスでの召喚では強調されている。同時に山姥の子という側面も強調されている。 |
千里疾走(A) | 本来は愛馬と共に在る事で齎されるスキル。長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力を有する。また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮可能となる。宝具『夜狼死九・黄金疾走』の性質上、真名解放時の威力にも上昇効果が適用される。 |
動物会話(C) | 言葉を持たない動物との意思疎通が可能。動物側の頭が良くなる訳では無いので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。それでも金時の精神構造が動物に近いせいか、不思議と意気投合してしまう。バーサーカー時と同ランクである。 |
天性の肉体(A) | 生まれながらに生物として完全(ゴールデン)な肉体を持つ。このスキルの所有者は、常に筋力がランクアップしているものとして扱われる。更に、鍛えなくても筋骨隆々の体躯を保つ上、どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。 |
宝具
黄金疾走(ゴールデンドライブ)
- ランク:B
- 種別:疾走宝具
- レンジ:−
- 最大捕捉:−
雷神の力を宿す大型バイク。
金時曰く200万馬力のモンスターマシン。最高時速2500キロメートル(約マッハ2)。金時による命名では「ゴールデンベアー号」ひと吹きで百里を駆け抜け、熊百頭が行く手を阻もうとも問題なく蹴散らせるスペックを有している。ライダーとして召喚された金時が愛騎と定めた移動機械はおのずと変形能力を有することになるが、今回のは真名解放時に超加速突撃形態へと変形する。
「トランスするフォーマーのように変形するクマ公」という言葉通りバイク形態と熊形態の二種類が存在しているが『Fate/Grand Order』ではバイク形態のみ登場している。通常攻撃に使用するナックルはバイクのハンドルとドッキングさせることができる。変形時は車体が沈みハンドルが自動で角度を調整、前輪からブレードが飛び出しマフラーが立ち上がる。沈み込時、ウィリー着地の時、こすれて派手な花火が2、3回でる。ゴールデンベアー号のキーは頭の部分が金太郎の顔になっており差し込む部分は稲妻状になっている。クマの人形のキーホルダーが付いている。
夜狼死九・黄金疾走(ゴールデンドライブ・グッドナイト)
- ランク:B
- 種別:対軍宝具(ゲームマテリアル) / 対人~対軍宝具(書籍マテリアル)
- レンジ:900
- 最大捕捉:1~50人
「OK、振り落とされんなよ?」
「そんじゃあ、かっ飛ばそうか!ベアハウリング!!『夜狼死九・黄金疾走(ゴールデンドラァァァァイブ―――グッドナイト)』!!」
超加速突撃形態へと変形したゴールデンベアー号による突撃。最高時速は通常時の数倍~数百倍。ベアー号のタイヤは雷神の太鼓が変化したものであり、回転するごとに威力が上昇する。
詳細は該当記事を参照。
摂津式大具足・熊野(せっつしきおおぐそく・くまの)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
巨大な敵への奥の手である大宝具。別名「ゴールデン・ヒュージベアー号」。
紅の具足を纏った巨大ロボのような姿で左肩には「源」のエンブレムが刻まれている。『星間都市山脈 オリュンポス』にて既に退去していた金時が破神同盟のために残していた召喚術式によって呼び出された。なお金時の趣味などとまったく無関係に熊にも変形できるらしい。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
カードバランスは「Quick×2、Arts×1、Buster×2」のランサー型となっている。高水準のステータスに加えQuickが沖田などに比肩する破格のNP効率とかなりのスター生産性を持つ。
保有スキルは、3ターン自身のQuick性能とスター発生率を上げる「千里疾走(A)」とNPをチャージ(レベル1で30最大で50)する「動物会話(C)」とHPを回復し攻撃弱体に対する耐性を上げる「天性の肉体(A)」。後者2つの性能はバーサーカーの時と全く同じ。「動物会話(C)」の使い勝手の良さは言わずもがなだが、回復量が微妙でバーサーカーの時ではやや生かしづらかった「天性の肉体(A)」もライダーのクラスになった事で多少は打たれ強さが上がったため、スキルのレベルを上げれば予想以上の粘り強さを見せる事もある。スキル強化については、入手機会の多い素材が並んでいる上に必要量もスキル1つ辺り20個以下と捻出しやすい数なので比較的上げやすい部類なのも嬉しい点。特に「動物会話(C)」がLV10か否かで使い勝手が大きく変わるため、最優先で上げておきたい。
宝具『夜狼死九・黄金疾走』は、カードの種別はQuickで、効果は【1ターン自身のクイックの性能をアップ〈オーバーチャージで効果アップ〉+敵単体に超強力な攻撃】。彼の真価は「千里疾走(A)」と宝具のコンボにある。前述の通りどちらにもクイック性能強化の効果があるため「千里疾走(A)」と宝具を合わせたクイックチェインを出す事により、爆発的な火力とスター生産力を見せてくれる。さらにNP回収率が非常に高い点とスター集中率が高いライダーのクラスである点が噛み合っており、次のターンのカード配分次第ではクリティカル連発からの再装填も十分に狙える。
総じて配布サーヴァントではあるものの☆4サーヴァント全体として見ても完全に頭一つ抜けた性能で、ハマった際の瞬間火力は☆5に勝るとも劣らない。ブレイクシステム実装や特殊ギミックの付加など環境の変化によって地位の変動こそあれど、圧倒的な瞬発力という個性はライダー金時の個性として今なお色褪せず輝いている。強力なQuickサポーターのスカディの存在も追い風で、2020年後期からはアルトリア・キャスターの登場で環境がArts主力サーヴァントに大きく傾いているものの、周回プレイや編成の自由が利きづらいクエストではまだまだ存在感を放ってくれる。
ちなみに、宝具連打やスターとNP回収率に隠れ気味であるが、弱点というよりは盲点としてレアリティとクラスが変わった事と自己バフがQuickアップに特化した事で、Quick以外のカードによる素殴りの火力が控えめである点が挙げられていた。
しかし、2022年水着イベント『アークティック・サマーワールド!』にて実装された新たなQuickサポーターである水着スカディが更なる追い風となり、Quickだけでなく攻撃力アップや二枚あるBusterカードのバフを得られる事で攻撃面においては隙が無くなった。
難点としては守備面の脆さで、バーサーカーほど露骨では無いが、集中砲火を受けると厳しい。そのため、ボス戦や高難易度戦では、最小限の動きでギミックを躱しつつ、速攻で勝負を決めたい。
関連人物
生前
生前、だまし討ちにより討伐した鬼にして幼馴染。イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』での茨木童子によると金時が自分達の所に来るまで待っていた様子(本人はその後、茨木を黙らせたが)。
ちなみに金時は騎乗スキルを持っておらず、バイクの操縦技術はきちんと学習して身に着けたものであるからか、本人は道路交通法を遵守する意識が高い。飲酒運転などもっての外であるため、事あるごとに酒を飲ませてこようとする酒呑はそっちの意味でも苦手になっている。
酒呑童子と同じ日本三大化生の一角。
以前から面識はあったが、イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』で再び遭遇し、太郎属性(主人公属性)を持つ金時に対し酔いの勢いでいつまでもサーヴァント枠があると思うなと苦言を残す。
生前の上司にして親代わり。イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』で再開した。ダイナマイトボディの持ち主である上に、母を自称して自分を甘やかそうとするので苦手にしている。一方、あちらからはバーサーカー時に輪をかけて不良っぽい外見になったので哀しまれている。
Fate/Grand Order
契約したマスター。こちらの霊基では「マスター」呼びが多い。
バーサーカー時と殆ど付き合いのノリは変わらず、対等な相棒関係。
中二的センスのノリが合うもの同士にして同郷の士。
小太郎は金時を神秘殺しの先輩と尊敬し、金時は彼の宝具のネーミングセンス、朝食のチョイス等を高く評価している。そして、小太郎は自身の宝具に「ゴールデン」を入れる改名までしかけた。
バイクに騎乗する鬼の血を引いた平安出身のライダー繋がり。
あちらからはバイク乗り同士、レース勝負を持ちかけられている。
その他
拳や武器の弓・槍に巻きつけて使用しており、正真正銘の馬に乗る。
余談
マスターの度肝を抜いた彼だが、バイクに乗るサーヴァントというのは、彼が初ではない。
前例としては『Fate/Zero』におけるセイバーや『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』のアーチャー、ギャグ作品だが『カーニバルファンタズム』でのギルガメッシュというのもある。
ただし他の例は現界後にそれぞれのマスターが与えたものであり、戦闘にまで用いたのはセイバーのみ。密接に関わっているのは金時が初めてである。因みにZeroセイバーのバイクはモータード・キュイラッシェの名称で概念礼装化した(効果は『装備者にライダークラス特攻状態付与』)。
また第1.5部1章『悪性隔絶魔境 新宿』においてセイバーオルタがバイクに乗っていたことから、機械の操縦程度・或いは経験済みなら騎乗スキルは不要らしい(それはそれでXオルタはどうやって宇宙船を駆ってきたんだというツッコミ所があるが)。これを汲んでか2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』では堂々とライダークラスとしてバイクを乗りこなす姿を披露した。
その強烈なキャラ立ち振りはモチーフの金太郎に加えかっこよく暴れるの大好き・龍神属性・中の人・源氏の家臣・人類の歴史を守る冒険の仲間とすでに弄り所がゴールデンスパーク状態。
また宝具の『ゴールデンドライブ・グッドナイト』、そして変形前のゴールデン1号という名前、そんじゃあかっ飛ばそうか!という台詞などどう見ても狙っているとしか思えない要素ばかりであるが、宝具名に夜と入れている辺り仮面じゃないライダーも混じっていたりする。